平成28年5月22日「地域医療シンポジウム」

平成28年5月22日「地域医療シンポジウム」

今後、高齢化が進む中で、医療のあり方も、これまでの「治すことを重視した医療」から、治すだけではなく、生活の質を重視しながら、患者の方々が住みなれた地域で暮らしていくことを「支える医療」に変わっていく必要があります。

 本シンポジウムは、このような変化を見据え、積雪寒冷で広域分散型の地域特性を持つ本道において、どのように患者の方々がその状態に即した医療を受けられる体制としていくか、また、現在策定中の地域医療構想についての議論を通じて、住民の皆さまから幅広くご意見を伺い、本道の地域医療の未来について考えることを目的に開催しました。

 お忙しいところ、多くの方にお集まりいただき、感謝申し上げます。

1 日時 平成28年5月22日(日)13:30~16:30

2 会場 ホテルポールスター札幌 2階ポールスターホール

3 参加者 医療関係者、行政関係者、一般住民の方々など 280人

4 概要

(1)行政報告 『北海道の地域医療の現状と地域医療構想の策定について』

 北海道保健福祉部から、本道の医療の特徴と現状、地域医療構想における医療機関間の役割分担の推進、地域包括ケアの構築、及び医療・介護人材の確保等について説明を行いました。

(2)講演 『医師会の立場から』

 北海道医師会副会長の小熊豊氏から、北海道の医療を取り巻く状況、砂川市立病院を取り巻く状況、及び住民の方へのメッセージ等について、講演が行われました。

(3)講演 『病院経営者の立場から』

 北海道病院協会理事長の徳田禎久氏から、北海道の医療介護に関する課題、札幌圏及び宗谷圏における「地域医療構想」について、講演が行われました。

(4)講演 『総合診療医の立場から』

 更別村国民健康保険診療所所長の山田康介氏から、総合診療医についての説明、地域医療構想への期待、及び十勝圏域における課題について、講演が行われました。

(5)講演 『自治体の立場から』

 奈井江町長の北良治氏から、奈井江町における病診連携の取り組みや病棟再編の取り組み、及び奈井江版CCRC(生涯活躍のまち)構想について、講演が行われました。

(6)総合討論・質疑 【座長】石井吉春氏

 行政報告及び講演を踏まえ、各講師と行政担当者で総合討論が行われました。

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