北海道で警報基準を超えた感染症情報

手足口病が流行しています

道では感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律に基づき感染症発生動向調査を実施しております。
道内の小児科定点医療機関からの手足口病患者報告数が、警報基準を超え、大きな流行となっています。
患者の多くは小児であることから、家庭、保育所、幼稚園、学校等においても感染予防策の徹底をお願いします。

手足口病とは

手足口病は、口の中や、手足などに水疱性の発疹が出る、コクサッキーやエンテロウイルスの感染によって起こる感染症です。
子どもを中心に、主に夏に流行します。
ほとんどの発病者は、数日間のうちに治る病気ですが、まれに中枢神経系の合併症が出ることがありますので注意をする必要があります。
感染症発生動向調査によると、例年、報告数の90%前後を5歳以下の乳幼児が占めています。

手足口病の症状と予防のポイント

●口の中、手のひら、足の裏などにできる発疹や水疱が主な症状です。熱を伴う場合もあります。
●ウイルスが含まれた咳やくしゃみを吸い込んだり、手についたウイルスが口に入ったりすることで感染します。
●こまめな手洗いやマスクの着用、咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう等の咳エチケットを心がけましょう。集団生活ではタオルの共用は避けましょう。
●症状がおさまった後も、患者さんの便の中にはウイルスが含まれますので(2~4週間)、トイレの後やおむつ交換の後、食事の前には手洗いを心がけましょう。

定点医療機関からの手足口病患者報告数について

下記リンク先で公開しています。

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