発電所の概要
二股発電所は、夕張川総合開発事業の一環として、夕張市南部地点に発電と流域6町(現1市5町)の農業用水を確保するため、北海道開発局が建設した大夕張ダムと並行してダム直下に建設したもので、昭和29年12月に北海道と三菱鉱業株式会社(現三菱マテリアル株式会社)との共同出資で着工し、総工費15億1千万円で昭和35年12月に完成しました。
二股発電所で使用した水は、下流の清水沢発電所、滝の上発電所、滝下発電所、更に川端発電所で発電とかんがい用水に利用されており、一連の水系の中で効率的な水運用が行われてきました。
なお、夕張シューパロダムの完成によって水没するため、代替発電所としてシューパロ発電所を建設し、二股発電所は、平成25年8月30日をもって廃止しました。
運転開始 | 昭和35年12月 |
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出力 | 14,700kW |
水車型式 | カプラン |
発電所型式 | ダム式 |