道では、「コンパクトなまちづくり」「低炭素化・資源循環」「生活を支える取組」を一体的に展開することにより、誰もが安心して心豊かに住み続けられるまち・地域を目指す「北の住まいるタウン」の推進を図っております。
この取組の一環として、「事例見学ツアー」を次のとおり富良野市で開催することといたしました。再開発による富良野市の中心市街地活性化の取組や、ごみの分別による徹底した資源化の取組を行うリサイクルセンターなど幅広い分野の事例見学を行いました。
1 日時
2019年8月28日(水) 11:10~17:30
2 見学場所:コンシェルジュフラノ、富良野市中心街活性化センターふらっと
フラノマルシェ1、ネーブルタウン、富良野市リサイクルセンター
3 主催
北海道(建設部 まちづくり局 都市計画課)※令和3年度より建設政策課へ移管
4 運営
「北の住まいるタウンに係る普及啓発業務」受託事業者
(株)石塚計画デザイン事務所
5 次第
(1)開会挨拶
北海道建設部まちづくり局都市計画課 江端主幹
(2)ガイダンス
・中心市街地の活性化について
ふらのまちづくり(株) 代表取締社長 西本 氏
・オムカレー推進協議会の取組
富良野オムカレー推進協議会 事務局長 北条 氏
(3)コンシェルジュフラノ見学
施設の概要説明
・富良野市経済部中心市街地整備推進課 黒崎課長・中井氏
・ふらのまちづくり(株) 湯浅専務取締役・岩本統括マネージャー
吉田統括マネージャー
(4)富良野市中心街活性化センターふらっと見学
施設の概要説明~富良野市経済部中心市街地整備推進課 黒崎課長
(5)フラノマルシェ1・ネーブルタウン(フラノマルシェ2)見学
施設の概要説明~富良野市経済部中心市街地整備推進課 黒崎課長
(6)富良野市リサイクルセンター見学
施設の概要説明~富良野市環境課 リサイクルセンター 高橋所長
(7)意見交換会
6 開催結果概要
ふらのまちづくり(株)西本代表取締役社長により、富良野市における「ルーバン・フラノ構想」に基づく中心市街地活性化の取組経緯、拠点施設の整備目的や機能など、再開発によるまちづくりの取組をご紹介いただきました。また、「富良野オムカレー推進協議会」の北条事務局長より、地産地消の富良野オムカレーをブランド化し、観光地グルメとして道内外へPRし、食と観光振興で地域経済の活性化や食育にも繋げている取組についてご紹介いただきました。
また、視察結果をワークショップ形式で振り返り、富良野市の取組から学ぶもの等について発表していただきました。様々な意見があったなか、「民間資本で進めている」「行政まかせでない」など、行政主導の再開発が失敗に終わって、市が財政難となった状況から、民間主導に切り替えたところ、経済が右肩上がりになったという、「中心市街地の再開発」についての感想を持った方が多く居たのが印象的です。 そのほかにも「コンパクトシティの取組をしっかり進めている」「資源循環がすばらしい」など様々な感想や「フラノマルシェに子どもの遊び場がほしい」など意見も多く出たことにより、活発な意見交換になりました。