北の縄文(緑ヶ岡遺跡(釧路市)) ■遺跡の概要 釧路川河口から3km上流の左岸台地の段丘端、標高20mのところにあります。縄文時代晩期の墓地遺跡で、緑ヶ岡式土器の標式遺跡です。 ▲発掘風景 ▲縄文時代晩期の8体合葬の墓 ■特徴的な遺構 ▲鹿角の副葬された座位屈葬の人骨 1963年の調査では縄文時代晩期の墓が33基発掘されました。うち1号基は直径2.25mもある大きな墓で、壁近くにしゃがんだ姿勢で8人の遺体が合葬されていました。 ■主な遺物 8体合葬の墓には、在地の幣舞式土器とともに、道南の日ノ浜式土器の壷などが出て注目されました。他の墓からは、イノシシの下顎骨、コハク玉、貝玉などが出ました。別な墓では漆塗り櫛を頭部につけたままの状態のものもありました。 ▲道南部から移入された亀ヶ岡式土器▲ ←他の遺跡を見る Copyright(C)2003 Hokkaido Government. All Rights Reserved.