令和4年7月末の特殊詐欺認知状況

1 件数・被害額が増加(前年同月比)

 令和4年7月末までにおける特殊詐欺の被害状況は、認知件数が183件で前年に比べ92件増加(+101.1%)し、被害額が約7億2,900万円で約5億3,400万円増加(+272.6%)しています。さらに、被害者の86.7%が高齢者(65歳以上)です。

2 令和4年7月中に認知した主な事件

⑴ 電子マネー型によるサービス利用料金等名目の架空料金請求詐欺

 被害者(70歳代男性)は、ウイルス対策ソフト会社職員を名乗る女から「パソコンのウイルス対策ソフトが更新時期になったが更新するか」との電話を受けて、これを了承したが、その後、「パソコンを遠隔操作で見たところウイルスに侵されている」「ソフトの購入代金や関税の支払いが必要」などと言われて、都度、電子マネーでの支払いを指示され、約2か月にわたり、江別市内、北広島市内及び札幌市内のコンビニエンスストアにおいて数百回にわたり、合計約3,100万円の電子マネーを購入し、だまし取られた。

⑵ 送付型による高齢者施設入居権にかかる架空料金請求詐欺

 被害者(80歳代女性)は、保険会社社員を名乗る男から「あなたは介護ケア入居の優先枠を持っており、優先枠を譲って欲しい方がいる」「譲ってくれないか」などとの電話を受け、これを了承したが、その後、「手続きに間違えがあり、損害が発生した」「あなたにも責任があるから一部を支払うように」と迫られ、2回にわたり、計550万円を宅配便で送付し、だまし取られた。

3 突然の電話でお金の話が出たら、一度電話を切り、警察相談電話「♯9110」

 宅配便で現金を送付させる架空料金請求詐欺が多く発生しています。宅配便で現金を送ることは出来ません。『宅配便で現金を送れ』は詐欺です。絶対に送ってはいけません。突然の電話でお金の話が出たら、相手が誰であっても、一度電話を切り、警察相談電話「♯9110」に連絡してください。
 

4 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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