冬ならではの楽しみ

 

 

冬ならではの楽しみ


 

冬ならではの楽しみ
 
 北海道の寒さは確かに厳しい。しかし、冬は自然がとりわけ美しく見える季節でもあり、冬だからこそ楽しめるものがいっぱいあります。しっかり防寒して、雪の森や草原を歩いてみましょう。
 野鳥たちは街路樹のナナカマドなどにツグミやキレンジャク、アトリといった北国からの渡り鳥が群がっています。また、夏、高山にいたギンザンマシコなども人里近くに下りてきます。最近はエサ台を置いて野鳥を呼び寄せているところも増えてきました。エサ台で観察すればシジュウカラやキツツキの仲間を間近に見ることが出来ます。
 港や入り江では、シノリガモやコオリガモ、ビロードキンクロなどのカモ類やオオセグロカモメなどのカモメ類を見ることが出来ます。このように冬は野鳥を比較的簡単に、そして珍しい種類も見られます。
 夜行性のほ乳類は、雪のない時期には生息していることさえなかなかわかりませんが、雪が降れば足跡や糞、食べ物跡などの生活痕でその暮らしぶりを知ることが出来ます。スキー場は動物の足跡を観察するには格好のところです。リフトに乗ったら下の雪面を注意深く見てください。きっとキツネやテンなどの足跡が見つかるでしょう。また、人家近くではノネズミやエゾリスなどの足跡も見られます。これらの動物が、同じ時間帯にそこで鉢合わせをしたらどうなるだろうかと想像してみるのもおもしろいでしょう。
 さらに、気温が低いときに空気の密度差によって起きる変形した太陽や空気中に氷の結晶が漂うダイヤモンドダストなどの自然現象も多く発生し、これらは、気を付けているとかなりの確率で見ることができます。
 近頃では、雪の中を歩くスキーやスノーシュー(かんじき)などを自治体やペンションなどの宿泊施設でも貸出ししているところも多くなってきました。ただ雪原を歩くだけでも楽しいものです。
 楽しむことにより心が豊かになります。冬の北海道には楽しめる自然が一杯あります。
 
 
n_kion.gif menutop.gif
 

カテゴリー

cc-by

page top