北海道の牛海綿状脳症(BSE)対策について

 

 

北海道の牛海綿状脳症(BSE)対策について


 

 


牛海綿状脳症(BSE)について

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☆ BSE対策の見直しについて

    牛海綿状脳症(BSE)は、牛の病気の一つで、BSEプリオンと呼ばれる病原体に牛が感染した場合、
   牛の脳の組織がスポンジ状になり、異常行動、運動失調などを示し、死亡するとされています。かつて、
   BSEに感染した牛の脳や脊(せき)髄などを原料とした飼料が、他の牛に与えられたことが原因で、英
   国などを中心に、牛へのBSEの感染が広がり、日本でも平成13年9月以降、平成21年1月までの間に
   36頭の感染牛が発見されました。

    しかし、日本や海外で、牛の脳や脊髄などの組織を家畜の飼料に混ぜないといった規制が行われた
   結果、世界中でBSEの発生は激減しました。日本では、平成14年2月以降に出生した牛からは、BSE
   は確認されていません。

    また、平成25年5月末、国際獣疫事務局(OIE)総会において、我が国は「無視できるBSEリスク」の
   国(BSE清浄国)に認定されました。

    北海道としては、北海道食の安全・安心委員会からの提言を踏まえ、全国一斉の取組として平成25年
   7月1日からと畜牛の全頭検査を廃止し、48か月齢超を対象に検査を実施することとしました。

    今後は、生産者の皆さんや関係団体等と連携し、北海道産牛肉の安全性のPRや消費拡大に一層
       取り組んでいきます。

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お知らせ

  ◎ 北海道におけると畜牛のBSE検査の見直しを行いました。(平成25年6月24日)
 
  1 見直しの内容【平成25年7月1日から】
   〇 北海道が行うと畜牛のBSE検査については、平成25年7月1日から牛海綿状脳症対策特別措置法
      施行規則に定める48か月齢超を対象に実施する。

   〇 この見直しに当たっては、道として、現場レベルでのリスク管理の徹底と消費者の理解の促進を図る
      ため、以下の取組を行う。
   
   (1) 飼料規制の徹底
     ・ 牛由来の肉骨粉が飼料に混入しないよう、飼料販売業者・牛飼養農家に対する巡回・収去検査
       の頻度を高めるなどチェック機能を強化するとともに、適正な取扱について指導を徹底する。

   (2) SRM(特定危険部位)の除去の徹底
     ・ と畜場におけるSRMの除去について、と畜検査員による分別管理の確認を徹底するとともに指
          導を強化する。

   (3) 消費者への情報発信の強化
     ・ 飼料規制、SRM除去の徹底に関する道の取組についての広報活動やと畜場見学会の開催等
        を行う。
     ・ 様々な機会を通じてBSEに関する正しい知識やBSE対策の有効性について積極的に情報発
        信を行う。

  2 北海道食の安全・安心委員会からの提言に示された付帯事項への対応

      (1) 道内の生産者や流通関係者ならびに消費者に無用の混乱をきたさないため、全国同一のリスク
             管理に取り組み、国民の食品に対する信頼の確保に努めること。
          ・ 全国同一のリスク管理が行われるよう、国及び都府県等との情報共有を行う。

   (2) BSE対策の有効性について、道民だけでなく広く消費者に対して丁寧な説明を行うこと。
        ・ BSE対策の有効性について、国に対し説明責任を果たすよう求めるとともに、道主催のパブリ
                  ックコメントや説明会の開催、積極的な広報活動を展開する。

   (3) 安全に係わる新たな問題が確認された場合は、国への対応を求めること。
        ・ BSEのリスクに関して国と情報を共有するとともに、新たな問題が確認された場合には、速やか
                  に国へ対応を求める。

   (4) 国と道は、今後の長期的な展望に立ったリスク管理のあり方について説明すること。
        ・ 国に対し、長期的展望に立ったリスク管理のロードマップの作成を求めるともに、道として、BS
                  E対策の根幹である飼料規制とSRMの除去について、現場レベルでの取組を強化し、その内
                  容について積極的に情報発信していく。

   (5) 非定型BSEを含めた調査研究を推進すること。
        ・ 国に対して調査研究の充実強化を求めるとともに、地方独立行政法人北海道立総合研究機構
                  畜産試験場は引き続き協力を行う。

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現状に関する説明会

  ◇BSE対策の現状に関する説明会
   
(平成26年2月17日:札幌)

    次第     資料1    資料2    資料3    資料4    資料5

    議事録
 

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道民意見の募集(パブリックコメント)

   ◎ 北海道におけると畜牛のBSE検査の見直し(案)に関する道民意見の募集結果(平成25年6月26日)

 

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見直しに関する説明会

   ◇ 北海道におけると畜牛のBSE検査の見直し(案)に関する説明会
  
 (平成25年6月6日:旭川、7日:帯広、11日:札幌、12日:函館)

   次第   資料1   資料2
   次第   資料1   資料2   資料3   資料4  (函館)

   議事録:旭川    議事録:帯広    議事録:札幌    議事録:函館

    ◇ 北海道における牛海綿状脳症(BSE)対策に関する説明会
          (平成25年5月20日:旭川、22日:帯広、23日:札幌)


     次第     資料1     資料2   資料3

   議事録:旭川    議事録:帯広    議事録:札幌


   ◇ 国内におけるBSE対策の見直しに関する説明会(平成25年2月14日)

    次第   資料1   資料2   質疑応答 

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北海道食の安全委員会


   平成25年度 第1回北海道食の安全・安心委員会において、
   
「北海道が行うBSE検査のあり方についての提言」がまとめられました。
 
  (平成25年4月24日)   

   ◎ 北海道食の安全・安心委員会BSE専門部会

 
  〇 第3回BSE専門部会について(平成25年4月24日)

      配布資料   議事録(概要)   議事録(全文)
 
   〇 第2回BSE専門部会について(平成25年2月25日)
 
      配布資料   議事録(概要)   議事録(全文)
              参考資料1   参考資料2 

   〇 第1回BSE専門部会について(平成24年11月19日)

       配布資料   議事録(概要)   議事録(全文)
 

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厚生労働省が募集したパブリックコメントへの意見募集

   〇 「厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改正する省令(案)」に関する意見
      (平成25年5月24日) PDFファイル

   〇 「と畜場法施行規則及び厚生労働省関係牛海綿状脳症対策特別措置法施行規則の一部を改正する
     省令(案)」及び「食品、添加物等の企画基準の一部を改正する件(案)」に関する意見募集
      (平成24年12月18日) PDFファイル 

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(お問い合わせ先)
 農政部生産振興局
 畜産振興課(家畜衛生係)
 内線27-785
 (直通)011-204-5441

 

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