道有林語録

 

 

道有林語録


 

 

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昔から使われてきた「山の言葉」道有林の専門用語林業の業界用語・・・・・ちょっと変わった言葉や言い回しがあります。
ご存じでしたか?

               

 

INDX : 

  あ行

  か行

  さ行

  た行

  な行

  は行

  ま行

  や行

  ら行

 

 

読 み 方

言 葉

意                         味

あおき

青木

針葉樹の総称とされるが、主に常緑のトドマツ・エゾマツを指す。

あしどり

足取り

主に天然林の調査で、実際に調査員が森林の中を歩いたコースをいう。

あとけん

跡検

木などを売り払った後に行う「跡地検査(あとちけんさ)」の略。売っ た木以外が切られているなどの、違法行為等が無いかどうかの確認の検査。

えだうち

枝打ち

将来の良質材(節のない製材)を生産するため、下方の不用な枝を取り除くこと。

かきおこし 

かき起し

ササ等に覆われた地表面をはがし、地面に落ちた種子等が発芽しやすいようにすること。ブルドーザーや人力で行われる。

がっぽ

ガッポ

空洞木。立木のうろ(腐れて抜け落ちた穴状の部分)、又はそれらがある木

かりだし

刈出し

自然に発生した幼樹の成長を妨げるササ、草、蔓(つる)、不用低木を取り除くこと。

かんばつ

間伐

植えた木が成長してくると、互いに成長を阻むようになるため、間引きが必要となる。このために行われる伐採のことで、切る木を選ぶには、様々な方法がある。

がんび

雁皮

北海道で、シラカンバやダケカンバまたはその樹皮をさす言葉。

かんりく

管理区 一つの森林室で管轄する、まとまった面積の森林を指す。道有林では、13の森林室が、森林の整備管理を行っています。

きょうこうちょっけい

胸高直径

地上から1.3mの高さ(人間の胸の高さ=胸高)の木の直径をいう。ふつう、直径と言えばこの値を指す。(ただし、北海道以外では、地上から1.2mの高さを計測する。)

くうちゅうしょうか

空中消火

森林で火事が起きた場合に、ヘリコプターによって、上空から消火剤などを散布する作業。

こくいん

極印

木など、道有林野の産物の売渡し・調査等を行う場合に打押する印。切った木(丸太)の木口面又は立木の根元に、所有者・所属・売払いの証明などの印。

こていせいそくち

固定生測地

「固定生長量測定地」の略。1経営区10箇所くらい設置されており、5年毎に直径や樹高を測定する。この結果、でた数字は、樹種毎、場所毎の木の生長の、貴重な資料となっている。

しじょう

枝条

木の枝・葉のこと。

しゅうかくちょうさ

収穫調査

伐採する立木の調査。伐採する木を選び、その樹種や直径・樹高品質などを調べる 。

すえ

木または丸太の先端(梢)に近いほうを指す。末口は、丸太の梢の方の切り口を指す。逆は元口(もとくち)

せぎょう

施業

森林を作り、維持していくために行われる様々な作業のこと。伐採、植林、保育など

ぜんかんばっとう

全幹伐倒

チェーンソーにより立木を伐倒し、枝条を除去、整理する作業。

ぞうき

雑木

広葉樹全般を指す。

たっている

立っている

山の傾斜が急であること。急傾斜地

たま

丸太のこと。

たまぎり

玉切り

伐採した木の枝条を取り除き、決められた長さに切断して、丸太をつくる作業。(全幹造材)

てんねんかしゅほせい              

天然下種補整        

天然に散布した種子の発芽や、発生した幼樹の成長を助けるため、林地の雑草や低木を取り除いたりして整理すること。

どば

土場

丸太を運び出すために、一時的に積んでおく箇所。主に林道の脇などに設置される。

なえはた

苗畑

山に植えるための苗木を作るための畑。苗圃(びょうほ)・圃場(ほじょう)などとも言う。

なすびぎり

なすび切り

収入になる大きな木(大径木)ばかりを選んで、抜き切りしていく方法。

ばっく

伐区

立木を収穫(伐採)する箇所の区画

ひょうじゅんちちょうさ

標準地調査    

調査区域内の一部分を標準と見なし、樹種や樹高、直径について調べた結果を、全体の面積に反映させる調査方法。取り出した標準地の面積が大きいほど、誤差は小さくなる。

ふうとうぼく

風倒木

強風によって根元から倒れた木

ふくさんぶつ

副産物

道有林が木や丸太のほかに販売する産物をいう。タケノコ・根曲がり竹(いずれもチシマザサ)、山菜のほか、土石類等がある。

ほいく

保育

木を育てるための行為で、下草刈り・枝打ち・ツル切り・除伐など。

まいぼくちょうさ

毎木調査

調査区域内の全ての木について、樹種や樹高、直径などを調査すること。

まきたて

巻立て

枝払いのすんだ原木、または玉切りした丸太を貯木場や土場に機械等を用いて積み上げる作業。

みんち

民地

道有林の職員は、一般民有地のことを、こう呼ぶ。ちなみに、道有林のことは「うちの山」と呼ぶ人もいる。

めいぼく

銘木

樹木の形状が珍しく観賞価値の高いもの、または材質が優れていて希少価値のある木材。

もと

木または丸太の根元に近い方を指す。元口(もとくち)は、丸太の根元に近い方の切り口のこと。逆は末口(すえくち)

やま

「山へ行く」とは、現場(管轄区域)に行くことをさす。たとえそこが平坦地であろうと、海抜0メートル地点であろうと「山」である。

やまのかみ

山の神

山を支配する神。山の精霊。一般的には、女性とされる。結構怖い存在らしい。

りんじゃく

輪尺

木の直径を測定する大型のノギスのような用具。2cm単位で測定する。山側と直角の2方向で測定する。

りゅうぼく

立木

立ち木のことを、こう呼ぶ。

りんきょうとうさ

林況踏査

調査区域内全体の現況を実際に歩いて調査すること。その結果、同じような種類の林を何通りかにタイプ分けして標準地を設定したりする。

りんれい

林齢

その林の年齢。木が植えられた年が1林齢。 山に植えられるまでの苗木の年齢は数えない。

れいきゅう

齢級

林齢を5年ごとに一括りにした数え方で、植えてから5年以内は、1齢級。38年経っていれば、8齢級と数える。

※ このほかに、意味の分からない言葉など、お気づきの点がありましたら、メールでお寄せください。
 
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