北海道新幹線開業後における道内旅客流動調査について
平成29年5月24日
総合政策部交通政策局交通企画課
北海道では、携帯電話の位置情報や情報サービス・アプリの利用実績等のビッグデータ等を活用し、北海道新幹線開業後における来道者及び道民の移動状況を調査しました。
(調査期間:H28.4~H29.1)
〔主な調査結果〕
○ 来道者は、関東からは5割以上を占め、東北からは約1割となっている。来道者が新幹線を利用する割合は東北が高く、青森県、岩手県、秋田県で、それぞれ約4割。一方、東京都、神奈川県、千葉県、茨城県の各県は1割未満。【調査結果3ページ】
○ 渡島、檜山への来道者を開業前後で比較すると、七飯町、北斗市、木古内町で約2割、福島町、八雲町で1割以上の増加。【5ページ】
○ 新幹線を利用した来道者は、函館市周辺での移動が多い。また、函館市から札幌市までの移動も多く、さらに小樽市、旭川市、富良野市のほか、道北(稚内市)、道東(網走市、帯広市、釧路市)などへの移動も見られる。【6ページ】
なお、季節毎では、夏は特に広域移動が見られ、春と秋は札幌圏までの移動が中心となっており、冬は網走市までの移動が見られる。【7ページ】
○ 来道者が市町村を訪問する際に利用した交通拠点について、道南圏では、新函館北斗駅の利用が多い。道央圏では新千歳空港の利用が8割以上で、旭川市、富良野市周辺においても、新千歳空港の利用がトップとなっている。道東、道北では、地元空港がトップとなるが、新千歳空港の割合も約1/4以上を占めている。【9ページ】
○ 新幹線を利用した道民は、約5割が渡島、約3割が石狩管内。行き先は、青森県が約2割、次いで東京都、宮城県、岩手県の順。【11ページ】