知事コラム
(令和2年6月11日配信分「新型コロナウイルス感染症対策について」)
今週の6月9日、新たな新型コロナウイルス感染症の緊急対策を含む予算案を発表しました。この予算案は来週から始まる第2回道議会定例会に提案を予定しています。
コロナ対策の第3弾として、本道の社会経済を本格的に回復軌道に乗せていくための感染防止対策の徹底や、大きなダメージを受けた本道の社会経済の立て直し、そして、感染リスクを低減させる新しい生活様式「新北海道スタイル」の実践によるコロナに強い社会・北海道づくりの3点を重視して施策を構築し、その予算として総額300億円を計上しました。
具体の取組としては、第3波以降に備え、検査体制をこれまで以上に強化していくため、現在、札幌、苫小牧、函館に設置しているPCR検査センターの他地域への設置や、現場の医療従事者の方々が、状況に応じ、最適な検査手法を採用できるよう、多様なPCR検査手法の導入を進めていきます。
道内では現在、1日当たり1,400人程度の検査が可能となっており、こうした取組によって、1,500人を上回る検査能力の拡充を見込むとともに、よりスピーディーで適切な検査体制に強化していく考えです。
また、「どうみん割」として道民の皆様を対象とした道内旅行商品割引を実施するほか、ふるさと納税を活用したライブ・エンターテインメントなど文化芸術活動の再開への支援、「新北海道スタイル」の浸透に向けたPRや事業者の方々への働きかけといった施策を盛り込んでいます。
状況が落ち着いてきているといっても、当面、新型コロナウイルスがゼロになるわけではありませんので、道民の皆様の安全・安心を確保しながら、本道の社会経済を立て直していくため、こうした対策を速やかに進めていきたいと考えています。
道民の皆様、事業者の皆様には、「新北海道スタイル」を実践していただくなど、引き続き、ご協力をお願いいたします。
◆新型コロナウイルス感染症や道の各種取組に関する情報は以下に掲載しています。
http://www.pref.hokkaido.lg.jp/ss/tkk/singatakoronahaien.htm