令和2年8月4日:民間委託7空港に係るHAP・関係自治体緊急ミーティング


道内7空港を運営する北海道エアポート株式会社(HAP)と空港所在10自治体の皆様と緊急の会議を開催しました。
道内7空港は、2020年1月からHAPにより空港ビルの一体運営がスタートしましたが、その直後から全国的に新型コロナウイルス感染症が拡大しています。
こうした中、旅行者受け入れの最前線となる空港関係の皆様と、「新北海道スタイル」の実践を通じた対策を徹底していくことの重要性について認識を共有し、それぞれの取組などについて意見交換させていただきました。HAPと空港所在自治体一体となって、感染防止対策の取組をより効果的に進めてまいります。
令和2年8月4日:「北海道の水資源を未来につなぐ価値共創プロジェクト」共同記者発表


「北海道の水資源を未来につなぐ価値共創プロジェクト」について、(株)北洋銀行の安田頭取、(株)セコマの丸谷会長、京極町の梅田町長と共同で記者発表を行いました。
道では、「北海道水資源保全条例」を制定し、適正な土地利用を促しているほか、水資源保全地域内の民有地を市町村が買い取る公有地化を促進しています。今回のプロジェクトは、企業版ふるさと納税を活用して、こうした公有地化を一歩前進させる取組です。具体的には、北洋銀行様、セコマ様から各100万円の支援をいただき、京極町で植樹や遊歩道の整備事業を行います。
今後とも、企業版ふるさと納税の支援による事業展開を進め、道内外の皆様から広く応援をいただいて、本道の活性化につなげてまいりたいと考えています。
令和2年8月6日:知事コラム
令和2年8月7日:北海道産花きの贈呈


「花きの振興に関する条例」が制定されてから初めての「北海道花の日(8月7日)」を迎え、北海道花き生産連合会の皆さまから立派な花束を贈呈していただきました。
道としては、条例の制定をきっかけに、関係者が一体となって「北海道の花」を盛り上げるとともに、道民の皆さまが豊かで健康な生活を送るため、「北海道の花」を知り、親しんでいただけるよう、花き業界を応援してまいります。
令和2年8月7日:「ふるさと魅力再発見!キャンペーン」記者発表会


8月7日からスタートする「ふるさと魅力再発見!キャンペーン」について、本道出身のタカアンドトシさんと一緒に記者発表会を行いました。
このキャンペーンは、地域住民の皆さまに地元の振興局管内を周遊していただくことにより、人の流れや地域経済の好循環につなげる取組です。
この機会に、ふるさとの魅力を再発見していただき、その再発見を今後の地域づくりにつなげるため、14振興局でスマホスタンプラリーとSNSに地元の魅力などを投稿するふるさとタイムラインを実施します。
キャンペーンに参加いただいた中から約5,000名の皆さまに、地元の特産品などの景品を用意しています。道民の皆さまには、今回のスタンプラリー参加の際には、感染リスク対策を十分に図り、また、周遊時には「新北海道スタイル」を目印にし、そういった店舗等をご利用いただきながら、楽しんで周遊していただきたいと思います。
令和2年8月7日:北海道新型コロナウイルス感染症対策本部第21回本部会議及び定例記者会見


新型コロナウイルス感染症の動向について、東京、大阪をはじめ、全国的に感染が急激に拡大している中、お盆の時期を迎えて、帰省や旅行などで道内外の往来が活発になることから、感染の拡大が懸念される状況です。
そのため、お盆休みを前に、帰省、旅行、会合などにあたり、道民の皆さま、来道される皆さまには、大切な人を守るためにも、体調が悪い場合には、「出かけない」という、選択をしていただくようお願いしました。その上で、感染リスクを回避できるかどうか事前に十分話し合っていただき、感染リスクを防止することが徹底できない場合には、帰省や旅行、会合などを控えていただくなど慎重にご判断いただくようお願いしました。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会において、統一的な感染状況のステージと指標が示されました。道においても、現在の警戒ステージの見直し作業に速やかに着手し、関係者の皆さまからご意見を伺いながら、本道の状況を踏まえたステージや指標等の設定を行ってまいります。
令和2年8月8日:北海道日本ハムファイターズの試合前激励と民族共生象徴空間「ウポポイ」PR


8月8日の「ファイターズVSライオンズ」の試合は、「北海道シリーズ2020~WE LOVE HOKKAIDO~」として、ファイターズの皆さんが、アイヌ文様の施された限定ユニフォームを着用しました。
また、観客の皆さまには、ウポポイロゴ入りのレプリカユニフォームが配られました。ウポポイは、7月12日に白老町に開業した、アイヌ文化の復興や発展の拠点となる施設で、是非とも多くの方々に訪れていただき、アイヌの方々の歴史や文化に触れていただきたいと思っています。
新型コロナウイルス感染症との闘いは続いていますが、私たち一人ひとりが、感染リスクを減らす生活を心がける中、ウポポイの開業、そしてファイターズの快進撃が、北海道全体の元気につながることを信じています。
ファイターズの皆さんには、ぜひ優勝を目指し羽撃(はたた)いていただくことを心から祈っています。
令和2年8月8日:全国知事会議


WEB会議システムを活用し、全国知事会議に出席しました。
人の往来が活発になるお盆や夏休みを控えるこの時期に、日本全体として感染拡大を抑え込んでいくことが重要です。お盆の帰省にあたっても、特に体調が悪い場合には出かけないということが基本中の基本であり、知事会としてのメッセージを全ての地域で徹底すべきと考えます。
政府の分科会の提言において、感染状況のステージと指標が示されましたが、ステージ1及び2の指標や講ずべき施策は示されませんでした。
感染を効果的に抑え込んでいくためには、感染者が急増する前の段階での施策、すなわちステージ2における対策が極めて重要だと考えています。この段階で全国が共通の認識で対策をとることが、全国へのまん延を防止する観点からも重要です。
ステージ2の指標や対策について、これまでの施策との整合性を図りつつ、ステージ1との区分について示していただくよう国に求めてほしいと思います。
令和2年8月18日:平成30年北海道胆振東部地震被災地の視察




胆振東部地震で被災されたむかわ町、厚真町、安平町の復旧・復興状況を視察し、それぞれの町の関係者の皆さまと意見交換を行いました。
むかわ町では、地震により全壊判定となった集合住宅に代わる恒久的な住まいを確保するため、10月末の完成に向け、公的賃貸住宅の整備が行われていました。また、大きな被害を受け、建て替えが進められている鵡川高校の生徒寮の建設工事は、12月に完成する予定との説明を受けました。
厚真町では、大規模な山腹崩壊の発生により、農地や町道に立木を含んだ土砂が堆積した山地の復旧工事が3月に完成し、地元からも要望のあった緑化が進んでいることを確認できました。また、道も復旧工事の一部を担った富里浄水場は、7月31日から給水が全面的に再開され、特別養護老人ホームや災害公営住宅も着実に復旧が進んでいることを確認しました。
安平町では、安平町復興ボランティアセンターの方々が、震災前よりも元気で魅力的な町づくりに向けて、復興を推進する取組を行っているということを伺いました。今回の訪問により、3町それぞれ復旧が進んでいることを、直接確認することができました。
これからも町民の皆さまが住み慣れた町で安心して暮らし続けられるよう、3町と連携し、全力で取り組んでまいります。
令和2年8月19日:「西蝦夷日誌 七編(自由訳)」の寄贈

井村屋グループ株式会社様から、「西蝦夷日誌 七編(自由訳)」を200冊寄贈いただきました。
西蝦夷日誌は、松浦武四郎が宗谷地方を中心とした日本海沿岸地域を探査した全七編の紀行文であり、井村屋グループ様が、未完であった七編の現代語訳を作成されたものです。北海道の名付け親である松浦武四郎の功績が、道民の皆さまに一層伝わることを期待しています。
令和2年8月20日:島牧村長、黒松内町長、蘭越町長との面談

寿都町の特定放射性廃棄物の最終処分場選定に係る文献調査への応募検討に関し、島牧村の藤澤村長、黒松内町の鎌田町長、蘭越町の金町長がお越しになりました。
島牧村の藤澤村長からは、3町村の思いとして、「あまりにも情報がなさ過ぎるので情報提供してほしい。近隣自治体等の意見も尊重してほしい。時間を十分かけ再考する余地も残しながら検討してほしい」というお話を伺いました。
黒松内町の鎌田町長からは、「黒松内低地断層があり、直下型の地震を想定した避難訓練なども行っているところで、住民も非常に不安で心配している」というお話を伺いました。
蘭越町の金町長からは、「先人の方々がこれまで非常に努力をして、蘭越米というブランド米を作ってきた経過がある。また、ニセコエリアという中で、インバウンドを含めて、通年観光のリゾートを目指して各町村で推進している状況があり、風評被害というものを非常に心配している」というお話を伺いました。この度の面談で伺ったお話については、私も同じ思いであり、慎重に検討いただくよう、取り組んでまいります。
令和2年8月21日:定例記者会見

新型コロナウイルス感染症の状況は、8月21日現在、集団感染の発生を除くと、感染が拡がる他の都府県と比べて、一定程度抑えられていますが、リンクなしの新規感染の割合が高くなっていることや、若い世代から各世代に広がりつつあることなど、注意しなければならない兆候もあることから、道として、高い警戒感を持って対応を進めていく必要があると考えています。
本道が大きな感染拡大に至っていない背景には、医療・福祉等関係者の皆さまの昼夜を問わないご尽力があり、こうした強い使命感を持って対応されている皆さまに対し、国において慰労金制度が創設されたことから、道では、一日も早く慰労金がお手元に届くよう準備を進め、第1回目として、7月の申請受付分を8月28日に支給することとなりました。
また、道ではこれまで、道内各医療機関に病床確保をお願いし、700床を確保してきたところですが、今後は、患者数の増加に応じて、3段階のフェーズを設定し、各フェーズにおける病床数を明らかにすることとしました。感染が比較的落ち着いている状況では、一般の医療を十分に確保していく視点も必要であり、医療関係者の方々のご協力をいただきながら、現在の感染状況を踏まえ、すぐに対応できる病床として628床を確保し、感染が拡大する状況では、段階的に980床に増加させていく考えです。さらに、感染のピーク時にもしっかりと医療を提供できるよう、現時点で最大1767床を確保できる見込みです。
こうした医療提供体制の整備に加え、国の分科会による提言を受けて、新しい警戒ステージの検討を進めています。道としては、感染拡大の防止と社会経済活動の両立を基本として、今後の感染拡大にも対応できるよう、できるだけ早期に新しい警戒ステージを決定してまいります。
令和2年8月21日:第13回全国和牛能力共進会北海道誘致推進協議会



公益社団法人全国和牛登録協会が主催する令和9年度第13回全国和牛能力共進会の北海道開催を誘致するため、推進協議会が設置されました。
北海道の和牛生産は、これまで、安全・安心で良質な道産牛肉を提供するとともに、子牛の供給を通じ、全国の畜産業を支える大きな役割を担ってきました。
道内でも、白老牛やびらとり和牛といったブランド牛の生産に取り組んでいただいておりますが、他府県の著名なブランド牛と比較すると、知名度や価格の面でまだまだ課題も多いのが現状です。
今後、本道で生産される和牛の改良をより一層進めつつ、あわせて和牛の産地として道産牛肉のブランド力向上を推進する上で、そのアピールの場となる全国和牛共進会が本道で開催されることは、またとないチャンスであり、関係者の皆さまとともに、本道初の開催を目指してまいりたいと思います。
令和2年8月24日:北海道新型コロナウイルス感染症対策有識者会議(第3回)



第3回目となる北海道新型コロナウイルス感染症対策有識者会議を開催しました。
これまで、有識者会議では、第1波、第2波を通じた道の対応、経済対策の効果や課題などについて報告をしてまいりましたが、これら一連の対応について、私が会議に出席をし、自ら当時の考えなども含めて説明をさせていただきました。
委員の皆さまからは、道独自の緊急事態宣言や一斉休校の要請などについて一定の評価をいただくとともに、市町村などとの情報共有やその後のモニタリングなどの課題をご指摘いただきました。また、感染症について流れている様々な情報に対する受け止めや、患者情報の公開のあり方などに関しても議論をさせていただきました。
わからないことの多いウイルスとの闘いの難しさを改めて認識し、委員の皆さまと共有させていただきました。一つひとつのご意見を真摯に受け止め、今後の対応に活かしてまいります。
令和2年8月25日:地区漁協組合長会の皆様との面談


道内の地区漁協組合長会の皆様がお越しになり、寿都町の特定放射性廃棄物の最終処分場選定に係る文献調査への応募検討に関し、漁協組合長会として協議された内容について説明を受けました。
道漁連の川崎会長(厚岸漁協組合長)からは、「東日本大震災の原発事故により、未だに20カ国が一部規制を含めて輸入品として扱ってもらえない状況の中、北海道に核のゴミを持ってくるということになると、その影響は計り知れないと思う。本日、地区組合長会としても断固反対することを決議した。全く寝耳に水であり、しっかりと皆さんの意見を聞いていただき、判断をしてもらいたい」という話をお伺いしました。
道としても、引き続き、道の条例の趣旨をご理解いただき、そして慎重に検討いただくよう、取り組んでまいります。
令和2年8月25日:北海道新型コロナウイルス感染症対策本部第22回本部会議


新型コロナウイルス感染症について、8月25日現在、全国的には、一部地域で感染は緩やかに減少しているものの、今後も再拡大に向けた警戒が必要であり、大規模なイベントの開催によって、感染リスクが拡大する可能性が高い状況が続いています。
このため、道としても、イベントの開催制限について、当面9月末まで、人数上限の制限を維持することを決定しましたが、5,000人を超えないイベントであっても、引き続き、感染リスクを低減させるため、イベントの主催者や施設管理者の皆さまには、適切な感染防止策を講ずるようお願いします。
また、感染拡大を効果的に抑え込むため、本道の実情を踏まえた新しい警戒ステージとして、5つのステージに分類し、各ステージごとの指標及び講ずべき施策を設定しました。
各ステージの考え方を皆さまと共有し、地域と一体となって、感染拡大防止と社会経済活動の両立や、その基盤となる新北海道スタイルの定着に向け、全庁をあげて取り組んでまいります。
令和2年8月26日:令和2年度北海道戦没者追悼式


「北海道戦没者追悼式」にて、先の大戦でお亡くなりになったすべての方々の御霊に対し、謹んで哀悼の誠を捧げ、平和への誓いを新たにしました。
戦後生まれの世代が多くを占める今、戦争の悲惨さと平和の尊さを今一度心に刻み、将来にわたって豊かで活力に満ちた北海道を築いていくため、これからも力を尽くしてまいります。
令和2年8月27日:定例記者会見

新型コロナウイルス感染症について、感染状況に応じた警戒ステージを5段階に分類し、(1)医療提供体制等の負荷、(2)監視体制、(3)感染状況の観点から、次のステージへの移行の目安となる指標を決定しました。
本道の現状は、「ステージ1」の段階であり、通常の診療体制は確保されていますが、散発的に感染が発生していることから、注意が必要な状況です。「ステージ2」に進むと、感染者、重症者が徐々に増加することにより、医療機関の負担が増加して、一般の診療体制を縮小または停止される可能性もでてきます。ステージ2に移行させないためにも、「新北海道スタイル」の実践、徹底についてお願いしました。
8月と9月の2ヶ月間は「新北海道スタイル集中対策期間」として、接待を伴う飲食店やその他の事業者の方々を直接訪問し、感染対策の徹底について働きかけを行っています。8月26日までの間、すすきの地区で511店舗を訪問し、「新北海道スタイル」の実践などをお願いしました。その他の地域では、振興局と商工会議所、商工会の方々が連携して巡回訪問を行っています。
全国的には、一部地域で感染は緩やかに減少しているものの、今後も再拡大に対する警戒が必要な状況であり、大規模なイベントの開催に伴い、都道府県をまたぐ全国的な人の移動により、感染リスクが拡大する可能性が高い状況が続いています。
このため、当面9月末まで、収容率50%及び人数制限5,000人を維持することとしました。皆さまには、引き続き、感染拡大防止の取組についてご協力をお願いしました。
令和2年8月27日:知事コラム
令和2年8月28日:ザ・ロイヤルエクスプレス出発セレモニー



広大な北海道を周遊する観光列車「ザ・ロイヤルエクスプレス」の出発セレモニーに出席しました。
今回の運行は、東急株式会社様とJR北海道様との連携のもと、JR東日本様やJR貨物様にもご協力をいただき、北海道胆振東部地震の影響を受けた北海道を応援するため立ち上げられました。
新型コロナウイルス感染症の拡大により、道内の観光は大きな影響を受けていますが、ザ・ロイヤルエクスプレスの運行が、多くの皆さまに道内での鉄道旅行を楽しんでいただく契機となり、観光需要の回復に向けた大きな一歩になることを祈念いたします。
令和2年8月28日:2020北方領土返還要求北海道・東北国民大会



2020北方領土返還要求北海道・東北国民大会を開催するとともに、街頭啓発活動を行いました。
北方領土問題は、戦後75年が経過した今もなお、解決していない私たち国民一人ひとりの問題です。ロシアでは7月に、領土の割譲禁止の条項等を盛り込んだ改正憲法が成立しました。また、北方四島交流については、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて、実施が困難となっています。
このような状況下においても、政府の外交交渉を支え、後押しするためには、国民一丸となった世論の喚起が何より重要となります。今後も引き続き、領土問題の解決に向けた外交交渉を強く求めていくことはもとより、新型コロナウイルスの影響により後退することがないよう、様々な啓発活動を通じて機運の醸成に努めてまいります。
今後も元島民の皆さまや関係者の方々と思いを共にして、一日も早い北方領土返還の実現に向け取り組んでまいりますので、皆さまのご理解とご協力をお願いします。