令和2年10月1日:知事コラム
令和2年10月2日:定例記者会見

定例記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症について、新規感染者数が2桁の日が続いており、高い警戒感を持って注視していかなければならない状況であるとお話しました。
指標の中で特に重要と考えている「病床の状況」については、警戒ステージ2の基準を下回っており、10月2日時点では、ただちにステージを上げる段階にはないものと認識していますが、今後、Go Toイベント事業が新たに開始される見込みであることや、留学や家族滞在等を目的とする海外からの入国が順次可能となるなど、国際的な人の往来の再開に伴い、人の動きが活発になることから、より一層警戒感を高めていかなければなりません。
こうした状況を踏まえ、社会経済活動との両立を図り、「次のステージに移行させない」ためにも、道民の皆さまには今一度、その思いを共有していただき、感染拡大防止にご協力をお願いします。
これまでの事例から、(1)飲酒を伴う懇親会、(2)仕事後や休憩時間、(3)集団生活、(4)激しい呼吸を伴う運動、(5)屋外での活動の前後、といった感染リスクが高くなる場面にご留意いただき、新北海道スタイルを実践いただくようお願いします。
道としては、飲食店が多い「すすきの地区」において、店側への注意喚起に加えて、従業員の方々にも改めて気をつけていただくため、道と札幌市の職員が、すすきの地区の飲食店等2,565店舗に注意を促す文書を配付しました。
また、コールセンターにおいて感染確認事例が相次いで発生していることから、全道83ヵ所の事業者に対して、新北海道スタイルの実践など、感染拡大防止に向けた取組への協力を文書でお願いしました。
これからの時期、新型コロナウイルス感染症と季節性インフルエンザとの同時流行に備え、道民の皆さまには、重症化リスクの高い高齢者の方などが優先的に予防接種を受けられるよう、ご理解とご協力をお願いします。
令和2年10月3日:第100回北海道医学大会



第100回北海道医学大会に出席しました。大会の中で、医学研究の優秀な業績者として北海道医師会賞を受賞された方々に対し、道としても北海道知事賞を贈呈させていただきました。
本道の発展にご貢献いただいた受賞者の皆さまに、敬意を表するとともに、今後とも、保健医療の向上や後進の指導・育成にご尽力いただくことを期待しています。
道としては、引き続き、市町村や医療機関、関係団体の皆さまと連携を図りながら、地域に必要な医療機能の確保に取り組んでまいります。
令和2年10月5日:「アグリアクション北海道」キャンペーン!


JAグループ北海道では、北海道農業をPRする「アグリアクション北海道」キャンペーンに取り組まれており、私もCM出演にご協力させていただきました。私がCMで食べているお弁当は、お米や野菜、ホタテや鮭など、すべて道産です。さらにお弁当箱と箸も、オホーツク管内の置戸町産の木材ブランド「オケクラフト」で、まさに地産地消そのものです。
このキャンペーンを通じて、北海道の食と農業の魅力を感じていただければと思います。 「アグリアクション北海道」の特設ウェブサイトにも、CM映像を掲載していますので、ぜひご覧ください。
令和2年10月6日:仁木町産シャインマスカット「ラ・ラ・シャイン(La・La・shine)」のPR



仁木町では、およそ10年前からシャインマスカットの栽培に取り組み、道内の他産地に先駆けて、2017年より、本格的な出荷をしています。
仁木町の佐藤町長、仁木ハウスぶどう生産組合の山田組合長、新おたる農業協同組合の森組合長が、本年10月4日にブランド名が発表された「ラ・ラ・シャイン(La・La・shine)」のPRのため来庁されました。
クリスマスやお正月時期の出荷にも取り組まれているとのことで、付加価値化の更なる向上はもちろん、北海道産ぶどうのブランド力アップにも繋がることを期待しています。ぜひ、多くの皆さまにラ・ラ・シャインを味わっていただきたいと思います。
令和2年10月6日:静内農業高等学校生産馬の競り市の結果報告に係る表敬



軽種馬の競り市「サマーセール」で、静内農業高等学校において過去最高額の2,500万円(税別)で落札された、1歳馬「健叶(けんと)」を生産・育成した生徒の皆さんが来庁されました。生徒の皆さんがこれまで培ってきた技術や経験が評価されたことは、本当にうれしく思います。
日高や胆振など北海道の馬産地はもちろん、馬に携わる方にとって非常に明るいニュースであり、静内農業高等学校の皆さんには、軽種馬産業を支える人材として、また、北海道を支える社会人として活躍されることを心から期待しています。
令和2年10月7日:定例記者会見


定例記者会見を行い、新型コロナウイルス感染症について、新規感染者数はここ数日30名を超える日もあるなど、感染が拡大傾向にあり、指標の中で特に重要と考えている「病床の状況」についても9月中旬から増加傾向にあることについてお話しました。
10月7日時点において、警戒ステージを上げる状況ではありませんが、予断を許しません。シルバーウィークなど、人の動きが活発化したことも影響しているものと考えられ、道民の皆さまには、「次のステージに移行させない」という強い思いを改めて共有していただき、感染拡大防止に向け「新北海道スタイル」の徹底に、今一度のご協力をお願いします。
最近は、繁華街での会食の場などで感染拡大が見られているほか、特に若年層において感染経路不明の事例が増加しています。若い世代は、無症状又は軽症の方が多いことから、感染に気づかないまま普段どおりに行動し、周囲はもとより、他の地域への拡大や、重症化リスクの高い高齢者等に感染させる恐れがあることに注意が必要です。
若者の皆さんが、特に注意が必要な場面として、「飲酒を伴う懇親会」、「仕事後や休憩時間」、「屋外での活動の前後」の3つが挙げられ、いずれも、仕事の後など緊張が切れて「ホッと」した際に、油断して3密となったり、マスクを外したりして、感染リスクが高くなると考えられます。こうした場面では、「人と人との距離をとる」、「大声を控える」など基本的な感染防止対策を常に意識して行動することで、十分にリスクを避けることができます。道としては、特に若者の皆さんに対する情報発信を強化し、これまで以上に感染防止対策に関する普及啓発にしっかりと取り組んでまいります。
令和2年10月7日:高橋神恵内村長との面談


神恵内村の特定放射性廃棄物の最終処分場選定に係る文献調査への応募検討に関し、神恵内村を訪問し、高橋村長と面談しました。
私からは、道の条例の制定趣旨をご理解いただき、遵守いただくとともに慎重にご検討いただくこと、また、道議会において、「本条例の制定趣旨を十分踏まえ、幅広い関係者の間で客観的な根拠に基づく冷静な議論が、透明性の高い形で行われることを求める」とする特定放射性廃棄物の処分に関する決議が全会一致で可決されたことをお伝えするとともに、漁業者の組合の方々をはじめ、様々な方々から不安や心配の声が寄せられているため、村民の皆さまや村内の産業団体の方々はもとより、後志管内の19市町村をはじめ周囲の市町村、漁協の皆さまに対して、応募について結論を出す前に、透明性が高い形で丁寧なご説明を行っていただくようお願いしました。
そして、道としては、仮に神恵内村が文献調査に正式に応募し、調査が実施され、次の概要調査に移行しようとする場合、条例の趣旨を踏まえ、現時点では反対の意見を述べる考えであることをお伝えしました。
高橋村長からは、「村議会において、まだ請願の採決が行われていない状況も踏まえ、現時点で、村長として文献調査について明確に申し上げることはできないことを理解してほしい」という話を伺いました。
今後も神恵内村とは、引き続き対話を重ねてまいります。
令和2年10月8日:寿都町における文献調査への応募について
寿都町においては、10月8日、かねてより検討を進められていた、最終処分法に規定される文献調査に応募する意向を表明されました。
道では、現在、幌延深地層研究という国の原子力行政に協力しているところであり、この受け入れにあたって、「北海道における特定放射性廃棄物に関する条例」を制定しています。この条例は、平成12年に道議会でのご議論を踏まえ、道内に処分場を受け入れる意思がないとの考えに立つものであり、道としては寿都町においても条例を遵守いただきたいと考えており、引き続き対話を重ねてまいります。寿都町におかれては、町民の皆様や町内の関係団体はもとより、周辺市町村など町内外の関係者に対し、丁寧な説明を行っていただくことをお願いする次第であります。
なお、最終処分法では、文献調査について知事の意見は求められませんが、仮に寿都町において文献調査が実施され、さらに概要調査に移行しようとする場合は、私としては、条例の趣旨を踏まえ、現時点では反対の意見を述べる考えであります。
令和2年10月9日:神恵内村における文献調査の申し入れの受諾について
神恵内村においては、10月9日、かねてより検討を進められていた、最終処分法に規定される文献調査に関し、国から申し入れがあり、この申し入れを受諾することを表明されました。道では、現在、幌延深地層研究という国の原子力行政に協力しているところであり、この受け入れにあたって、「北海道における特定放射性廃棄物に関する条例」を制定しています。
この条例は、平成12年に道議会でのご議論を踏まえ、道内に処分場を受け入れる意思がないとの考えに立つものであり、道としては神恵内村においても条例を遵守いただきたいと考えており、引き続き対話を重ねてまいります。神恵内村におかれては、村民の皆様や村内の関係団体はもとより、周辺市町村など村内外の関係者に対し、丁寧な説明を行っていただくことをお願いする次第であります。
なお、最終処分法では、文献調査について知事の意見は求められませんが、仮に神恵内村において文献調査が実施され、さらに概要調査に移行しようとする場合は、私としては、条例の趣旨を踏まえ、現時点では反対の意見を述べる考えであります。
令和2年10月13日:倶知安農業高校の日本酒製造プロジェクト



倶知安農業高校では、地域振興の一貫として「日本酒製造プロジェクト」を開始し、酒米づくりから日本酒醸造、商品の名前やラベルデザインの制作などに関わった生徒の皆さんが活動報告に来てくれました。
商品名は「忠(なかごころ)」。多くの人に真心を届けたいという想いが込められています。栽培が難しい酒米普の生産や試飲ができない中での酒造りなど、多くの試行錯誤があったようですが、地元の杜氏さんの力も借りながら取組を進めていく中で、「作物や水、人など地域の魅力を再発見できた」という報告を受け、晴れやかな笑顔に嬉しさと心強さを感じました。製造した1,800本のお酒は、倶知安町内で販売され、予想を上回る好調ぶりとのことです。
北海道のお酒は、新型コロナウイルス感染症の影響により、現在は、とても厳しい状況となっています。このような、高校生達の素晴らしい取組も含め、道民の皆様にも、道産日本酒の魅力を味わっていただければと思います。
令和2年10月14日:新型コロナウイルス感染症対策に係る札幌市と道との意見交換



新型コロナウイルス感染症について、道内では、新規感染者数や入院者数が増加し、予断を許さない状況であることから、秋元札幌市長と意見交換を行い、道と札幌市の連携を一層密にして、感染防止対策を強化していくことを確認しました。
今後、観光やビジネスなど、人の往来も活発になる中、これ以上の感染拡大を防ぎ、そして社会経済活動との両立をしっかりと進めていくためには、これからの対策が大切となります。また、季節性インフルエンザの流行期を迎え、全国の中でも冬の到来が早い本道の特殊性を踏まえ、スピード感をもって検査体制の整備などを推進していくことも必要となります。
道と札幌市では、診療・検査体制の充実をはじめ、集団感染が発生した際の迅速な対応や、道民の皆さまに対する普及啓発活動を集中的、効果的に実施してまいります。
令和2年10月14日:江別市内の農業関係施設及び「ココルクえべつ」建設地の視察




江別市の農場「株式会社Kalm角山」と「酪農学園大学附属動物医療センター」を視察しました。
(株)Kalm角山では、搾乳ロボットの導入による労働時間の縮減や、農場HACCP(ハサップ)、JGAP認証の取得による生産管理など、特徴的な取組をお伺いしました。
また、酪農学園大学では、日本の大学でも屈指の診療数を誇る動物医療センター内の各施設を視察させていただき、改めて日本の食料供給地域として、北海道の果たす役割の重要性を認識しました。
道としては、将来に夢と希望をもって農業に取り組むことができるよう、本道農業の発展に全力を注いでまいります。
さらに、現在建設が進められている江別市の共生型地域福祉拠点「ココルクえべつ」を視察しました。
「ココルクえべつ」を地域共生社会の実現モデルとして、そのノウハウや仕組み、成果を道内各地域が享受できるよう、北海道、江別市、つしま医療福祉グループの3者による「共生型地域づくりの推進に関する協定」を昨年締結し、人事交流や地域交流プロジェクトチーム会議などを実施しています。
道としては、引き続き、官民協働で住民の方々とともに支え合う共生型のまちづくりであるこのプロジェクトを、成功に結びつけていきたいと思います。
令和2年8月15日:美唄市の農地基盤整備事業の現地視察




美唄市峰延の農地基盤整備事業の現地を視察しました。
この地区では、圃場の大区画化や排水性を改善したことによって、水田に直接種子をまく水稲の直播栽培の導入が可能となり、育苗や田植えの省略化、併せて高収益作物の導入など様々な営農が実現されていました。こうした基盤整備が、スマート農業の導入や高収益作物の導入、6次産業化の取組を進める上で大変重要であると再認識しました。
道としては、意欲溢れる方々が、将来に夢と希望をもって農業を営むことができるよう、取り組んでまいります。
令和2年10月15日:なおみちカフェ(北海道立北の森づくり専門学院)




4月に開校した「北海道立北の森づくり専門学院(略称:北森カレッジ)」を訪問し、生徒の皆さんと懇談をしました。
新型コロナウイルス感染症の影響により、講義や実習のスタートが遅れたものの、皆さんが着実に知識を習得している姿を拝見し、また、将来の抱負などを聞かせていただきました。
生徒の皆さんには、北森カレッジで専門的な知識と実践的な技術を習得し、卒業後には、道内各地で本道の森林づくりを支える人材として活躍していただくことを心から期待しています。
※なおみちカフェ:様々な分野で活躍されている方の仕事場に伺い、その取組や地域の思いなどをお聞きし、広く発信していく取組です
令和2年10月15日:なおみちカフェ(酒づくり関係者の皆さまとの懇談)




男山株式会社を訪問し、男山株式会社の北村杜氏、髙砂酒造株式会社の石倉社長、合同清酒株式会社旭川工場の水口工場長、上川地区酒米生産協議会の今野会長と懇談をしました。
懇談では、新型コロナウイルスの影響による外出自粛や観光客の減少などにより、地酒の消費が減少したため、酒米の今後の生産計画にも影響を与えかねない状況にあるということをお伺いしました。一方、そのような状況の中でも、日本酒の消費拡大を目指す様々な取組についてお伺いでき、大変心強く思っています。
道としても、多くの皆さまに道産日本酒に対する理解を深めていただき、ファンを増やしていきたいと考えており、関係機関の方々と連携しながら、道内百貨店やインターネットでの販売、飲食店でのプロモーションの展開、SNSによる魅力発信、海外へのPR活動などを展開しています。
今後とも、道内外への道産日本酒の消費拡大を推進するとともに、道産酒米の需要拡大に取り組んでまいります。
令和2年10月16日:定例記者会見

新型コロナウイルス感染症の状況について、新規感染者数は、30名を超える日もあり、また、日高や空知管内などにおいて集団感染が発生するなど、道内各地域で散発的に発生しており、感染動向の推移について、引き続き、緊張感を持って注意深くモニタリングしていく必要があります。
これ以上の感染拡大を防ぎ、社会経済活動との両立を進めていくためにも、「次のステージに移行させない」という思いを持って、今できる対策にしっかりと取り組んでまいります。
こうした対策の一環として、先日、秋元札幌市長と意見交換を行い、札幌市とも連携しながら、(1)感染拡大防止対策の拡充・強化、(2)リスクを回避する行動等に関する普及啓発、(3)差別・偏見防止対策といった取組を進めていくことを確認しました。
また、この度、改めて感染症に関する基礎的知識や予防方法などを理解いただくため、様々な勉強会や研修などで活用できる資料を作成しました。学校の教育現場や大学、地域で開かれる健康セミナー、企業での社内研修会等で活用していただくほか、今後、道からの出前講座なども実施し、周知に努めてまいります。
令和2年10月19日:地熱シンポジウムin札幌

独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)主催の「地熱シンポジウムin札幌」に出席しました。
全国有数の地熱発電のポテンシャルを有する本道では現在、昭和57年に運転を開始した森地熱発電所をはじめ、弟子屈町や洞爺湖町、奥尻町の4地域で地熱発電所が稼働しています。このほか、赤井川村や函館市など、18の地域で民間事業者等による開発プロジェクトが進められています。
地熱開発にあたっては、自然との共生や環境との調和が不可欠であり、地域の皆さまの理解が何よりも重要です。シンポジウムを機に、広く地熱利用への理解が深まることで、地熱を活用した特色ある地域づくりの機運が一層高まり、本道においても、地熱をはじめとした新エネルギーの更なる導入拡大につながっていくことを期待します。
令和2年10月19日:キリングループ5社と北海道の包括連携協定調印式




キリンビール株式会社、北海道キリンビバレッジ株式会社、北海道キリンビバレッジサービス株式会社、メルシャン株式会社、協和キリン株式会社との包括連携協定を締結しました。
キリングループの皆さまには、これまでも本道の自然環境保全の取組などに協働して取り組んでいただいており、この度の包括連携協定を契機として、「食」や「健康」分野をはじめ、幅広い領域で協働の取組を進めてまいります。
令和2年10月20日:空知産新米の贈呈



空知町村会の皆さまから、各町自慢の「ゆめぴりか」や「ななつぼし」をいただきました。
空知地域は、道内の4割以上作付けしている全道一の米どころで、今年は天候にも恵まれ、平年以上に作柄も良く、品質面でもとても良いお米が収穫されたと伺いました。
北海道米は、全国的にも高い評価を受けており、10月から新米のテレビCMも放送が開始されていますが、私も、マツコ・デラックスさんやホクレンの篠原会長とともに、テレビCMと連動した北海道米のPR動画に出演し、道民の皆さんや全国の皆さんに北海道の美味しい新米を食べていただけるよう協力させていただきました。
今後とも、美味しい北海道米を生産いただけるよう、道としてもしっかりと取り組んでまいります。
令和2年10月20日:(株)北海道日本ハムファイターズからの寄付目録贈呈式



株式会社北海道日本ハムファイターズ様から、道の「エールを北の医療へ!」や「もうひとつのクライマクス」プロジェクトへ寄附をいただきました。
感染症の影響により、プロ野球も開幕が延期され、厳しいスケジュールや観客数の制限など、選手とファンの皆さんにとって大変な一年となっています。こうした中、ファイターズ基金を通じ、シーズンシートの返金分を寄附いただいたファンの方々の熱い思いに感動しました。
こうした皆さまのお気持ちは、感染症対策の最前線にいらっしゃる医療従事者の方々等へしっかりとお届けさせていただきます。
また、田中賢介さんにアンバサダーを務めていただいている「もうひとつのクライマクス」プロジェクトでは、感染症の影響で集大成の場を失った生徒の方々への「もう一つの晴れ舞台」づくりに活用してまいります。
令和2年10月21日:航空機による北海道本島側からの北方領土上空慰霊




道と千島歯舞諸島居住者連盟の共催により、航空機による北方領土上空慰霊を実施しました。
私も第一便に搭乗し、機内から元島民をはじめとする皆さまと一緒に慰霊をさせていただきました。
また、機内では、元島民の方から直接、ロシア人と共住されていた当時のお話を伺いました。大変なご苦労を重ねて懸命に生き、永久の眠りにつかれた方々に想いを馳せると万感の思いです。
令和2年は、新型コロナウイルス感染症の影響により、北方墓参をはじめとする四島との交流等事業を実施することが叶いませんでしたが、引き続き、北方領土問題の解決に向けて、元島民の皆さまや関係団体等の方々からのご意見などをお聞きしながら、交流等事業や世論啓発に全力で取り組んでまいります。
令和2年10月22日:第23回北海道・北東北知事サミット(WEB会議)


第23回目となる北海道・北東北知事サミットを開催しました。本サミットについては、ウィズコロナに向けた新たな試みとして、視察も含め、ウェブにより実施しました。
会議では、「歴史・文化・自然に関する地域資源の活用」をテーマに、幅広い分野における地域間の連携などについて意見交換を行ったほか、「北海道・北東北行動宣言」について、4道県で合意いたしました。
宣言の中で、「北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた連携の強化」や、「地域の歴史・文化・自然を活用した新しい人の流れの創出」のため、4道県がこれまで以上に連携し、取り組んで行くことを確認しました。
また、国に対して、財政面をはじめとした総合的な支援等を講じることや、ジオパーク活動を支援する体制の整備などについて、要望していくことを決定しました。
今回決定した行動宣言等に鋭意、取り組んでいくとともに、今後、国への働きかけを行ってまいります。
令和2年10月22日:知事コラム
令和2年10月23日:新型コロナウイルス感染症について

新型コロナウイルス感染症について、道内では、シルバーウィーク以降、1か月あまりの短期間で、多くの集団感染が発生しているほか、10月22日に40名、10月23日は51名と過去最多の感染数となりました。このまま感染者数や入院患者数が増加し、医療提供体制の負荷の度合いが増した場合などには、専門家の意見も聞きながら、警戒ステージの引き上げを検討しなければなりません。また、10月からは、各種のGo To キャンペーンが順次開始されるほか、海外からの新規入国者の段階的な拡大や大学の対面授業の段階的な再開なども想定され、社会経済活動はさらに活発になります。
このため、秋元札幌市長と電話でお話をし、感染拡大が続いている現下の厳しい状況に対する認識を共有し、前倒しできる取組は、前倒して実施していくことを確認しました。
道としては、来道された方々に対する感染防止対策の呼びかけに加え、感染リスクを高めやすい場面に注意し、全道で対策を徹底していただくよう、本日、10万枚の啓発チラシを市町村に発送し、注意喚起を行うこととしました。札幌市においては、PCR検査センターの増設や専門家による新たな対策会議の設置など、検査体制等の強化に取り組むとのことであり、お互いに連携を図り、道民や事業者の皆様のご協力もいただきながら、全道一丸となって対策を進めてまいります。
令和2年10月26日:大坂なおみ選手への感謝状贈呈



全米オープンテニス女子シングルスで二度目の優勝を果たされた大坂なおみ選手に、感謝状を贈呈させていただきました。現在、大坂なおみ選手は、けがの治療に専念されているため、祖父の大坂鉄夫様に感謝状をお渡ししました。
今年の大会はコロナ禍の中、無観客で行われるなど、例年とは違う環境でしたが、そうした中での優勝は、多くの道民の皆様に夢と感動を与えていただきました。一昨年の胆振東部地震の際には、テニスラケットを寄贈していただいており、今回の優勝は、被災した胆振東部3町の方々にとっても大きな励みになったことと思います。
大坂なおみ選手のけがの早期回復をお祈り申し上げるとともに、来年の東京オリンピックでのご活躍を期待しています。
令和2年10月26日:ほっかいどう応援セミナー




ウィズコロナを見据えた北海道の官民連携のあり方について、市町村や企業の皆様と一緒に考えていきたいとの思いから、ほっかいどう応援セミナーを開催しました。
冒頭、私から「ほっかいどう応援団会議」についてご紹介させていただいたほか、新型コロナウイルスに対応したライフスタイルなどの変化をプラスに捉えた、北海道での新しい働き方の提案をさせていただきました。
その後、北海道移住交流促進協議会の会長である上士幌町の竹中町長や、楽天株式会社の武田副社長にプレゼンをしていただきました。また、栗山町出身のお笑いタレントのバービーさんに、応援アンバサダーに就任いただき、北海道の魅力をどんどん発信していただくようお願いしました。さらに、北海道大学の山本教授にコーディネーターをしていただき、「テクノロジーを活用した地域創生」、そして「北海道への新しい人の流れの拡大」をテーマに、トークセッションを行いました。
道や市町村では、様々な手法による事業を検討・構築し、企業の皆様との連携を図っており、今後も、真のパートナーとしてWin-Winの関係を築き上げていきたいと考えています。
令和2年10月26日:北海道米のPR


北海道米のPRのため、北海道米販売拡大委員会の串田委員長やミス北海道米の皆様にお越しいただきました。
北海道米は、道内食率が85%の目標値を8年連続で上回るなど、道民の皆さんから愛されています。北海道米に対する高い評価は、生産者の方々の美味しい米づくりに向けたご努力はもちろん、北海道米販売拡大委員会やホクレンなど、関係者の皆様による継続的なPR活動が実を結んでいるものと認識しています。
私も、マツコ・デラックスさんやホクレンの篠原会長とともに、テレビCMと連動した北海道米のPR動画に出演するなど、応援させていただいています。
世界中の皆さんに美味しい北海道米をたくさん食べていただくよう、取り組んでまいります。
令和2年10月27日:令和2年産「らんこし米」のPR


らんこし米のPRのため、蘭越町の金町長や蘭越町農業委員会の中井会長、JAようてい水稲生産組合の大友組合長にお越しいただきました。
蘭越町では、「らんこし米」のブランド化のため、生産者の皆様で、栽培のガイドラインを定めたり、「米―1グランプリinらんこし」を開催されるなど、関係者の方々のお米にかける情熱と努力により、全道の中でも美味しいお米の産地と評価されています。今年は7月頃から天候に恵まれたこともあり、近年の中でも特に良いお米が収穫されたと伺いました。
道としても、より多くの方々に美味しい北海道米を食べていただけるよう、今後もPR等に取り組んでまいります。
令和2年10月28日:北海道新型コロナウイルス感染症対策本部第24回本部会議及び臨時記者会見



本道においては、警戒ステージ2の7つの指標のうち、療養者数やPCR検査陽性率など4つの指標で基準を超え、また、26日には道として重視している病床数が基準に達しました。新規感染者数の増加が続き、世代間や地域での感染の広がりが見られる中、入院患者数も増えていること等を総合的に勘案し、「ステージ2」への移行を決定しました。
「ステージ2」は、感染拡大を早期に抑え込み、社会経済活動との両立を進めるための重要なステージです。これ以上感染が拡大していった場合、道民の皆様に対する不要不急の外出自粛など、さらに強い措置もお願いせざるを得なくなることから、この段階で感染拡大を抑え込んでいくことが極めて重要です。
このため、10月28日から11月10日までの2週間を「集中対策期間」とし、道民の皆様への強力の要請と感染拡大防止対策の強化を進めてまいります。道民の皆様には、発熱や咳があるなど、体調が悪い場合には外出を控えること、また、マスクの着用や手洗いといった感染リスクを回避する行動を徹底いただきますようお願いします。例えば、飲酒を伴う場面などでは、この2週間は、飲酒中は静かに楽しみ、飲酒の前後の会話では必ずマスクをするなど、意識的に心がけて実践いただきますようお願いします。さらに、テレワークや時差出勤のほか、コロナ通知システムなどについて積極的にご活用いただきたいと思います。
道としても、一般相談窓口の体制強化や、かかりつけ医等による検査などの体制の充実、検体採取用車両の導入、集団感染が発生した際に、保健所を中心として振興局ごとに即時に対応できる体制の強化など、先手先手で集中的、効果的な対策に取り組んでまいります。
感染拡大を早期に抑え込み、社会経済活動への影響を最小限にするため、集中的な感染防止対策の徹底について、ご協力をよろしくお願いいたします。
令和2年10月28日:北海道立総合研究機構設立10周年記念フォーラム

北海道立総合研究機構の設立10周年を記念し、フォーラムが開催されました。
道総研は平成22年4月に、22の道立試験研究機関を一つの地方独立行政法人として運営する総合的な研究機関として設立され、農林水産業や工業、環境、建築といった幅広い分野で、様々な試験研究活動を展開し、道民の皆様の生活の向上や道内産業の振興に貢献しています。
現在、北海道は新型コロナウイルス感染症への対応をはじめ、多くの課題や困難に直面していますが、今後ともこれまで培ってきた多様な発想や研究成果を活かして、本道の様々な課題解決に取り組んでいただきたいと考えています。
令和2年10月29日:東日本大震災被災地(福島県新地町)の視察




東日本大震災で被災された福島県新地町を訪れ、当時の被害の状況や復興に関するお話をお伺いしました。
地域の方々のご尽力により、復興に向けて着実に進展が見られる一方で、被災された方々の生活再建や、風評と風化の問題など、いまだ取り組むべき課題が多く残されていることを改めて認識しました。
令和2年10月29日:令和2年度北海道東北地方知事会議


福島県で開催された北海道東北地方知事会議に出席しました。
会議では、「東日本大震災からの復興、災害に強い国づくり」や「新型コロナウイルス感染症対策の充実・強化」について意見交換を行ったほか、国への提言事項について、提案・発言を行いました。
私からは、寒冷地における冬期間の感染防止対策について、国において専門家による知見のもと、効果的で具体的な対策等の早急な提示を求めていくことを提案させていただきました。北海道東北地方知事会や全国知事会とも連携し、国に対して必要な事業への財政措置などを求めながら、オール北海道で新型コロナウイルスに強い地域づくりを進めてまいります。
また、特定放射性廃棄物の最終処分場の建設地選定に関する文献調査について、全国的な課題であることから、北海道の基本的な考え方についてご説明させていただきました。
今後も東北7県の皆様と連携しながら、災害対応や国への提言を行ってまいります。
令和2年10月29日:令和2年度北海道・東北官民トップ会合


今年度は、「新型コロナウイルス感染症を踏まえた東京一極集中の是正」をテーマに、北海道・東北未来戦略会議の皆様と意見交換を行いました。
北海道・東北地方においては、東京圏への人口流出が大きく、全国平均を上回る勢いで人口減少が進行しています。一方で、令和2年6月に内閣府が発表した調査によりますと、東京都23区に住む20歳代の地域移住への関心が高まっています。また、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、企業においては、混雑を避けた働き方の定着が進むとともに、首都圏等の企業を中心に、働く場所や暮らしの拠点を地方に分散させる動きが活発化しています。
今後も北海道・東北未来戦略会議の皆様と連携しながら、コロナ禍におけるピンチをチャンスにかえて、首都圏からの人の流れを確かなものとしていけるよう、取り組んでまいります。
令和2年10月30日:新型コロナウイルス感染症について


新型コロナウイルス感染症について、本道においては、10月28日の対策本部の決定をもって、警戒ステージを「ステージ2」に引き上げましたが、依然、感染の拡大傾向が続いています。
本日の道内の感染者数は、69名となっており、過去最多となりました。これ以上、感染が拡大していった場合には、道民の皆様に対して、不要不急の外出自粛など強い措置もお願いせざるを得なくなることから、集中対策期間として設定した11月10日までの間、道民の皆様には、感染拡大防止の取組の徹底をお願いします。
検査体制の強化として、今後、インフルエンザの流行期を迎え、発熱患者の増加が想定されることから、発熱患者への診療・検査が可能な医療機関を全道で600カ所以上確保しました。
道民の皆様には、発熱された際に医療機関を受診しようとする場合は、医療機関に直接出向くのではなく、事前にかかりつけ医、または健康相談センター〔24時間フリーコール(0800-222-0018)〕にお電話いただくようお願いします。
札幌市との連携による検査体制等の強化については、すすきの地区で行ってきた「店舗単位PCR検査」を、昨日から、「接待を伴わない飲食店」等にも対象を拡大しました。さらに、臨時PCR検査センターについても、11月3日から、検査実施日を週3日に拡大します。
また、北海道コロナ通知システムについて、すすきの地区の1,000以上の導入事業者の皆様に対し、利用客の皆様へ、登録を呼びかけるチラシを配付し、来店時や注文時に積極的な登録の呼びかけを行っていただくようお願いしています。
今週末は、ハロウィンであり、普段よりも多くの人出が想定されます。道民の皆様には、イベントに参加する場合、マスクの着用や手洗いなどの感染防止対策を徹底していただきますようお願いします。なお、主催者等がいない不特定多数の人が密集する場所では、特に慎重に対応していただくようお願いします。
令和2年10月31日:令和2年度北海道原子力防災訓練




国、泊発電所の周辺13町村及び関係機関の皆様と合同で「北海道原子力防災訓練」を実施しました。
新型コロナウイルス感染症が流行する中、地震が起きた後、原子力災害が発生するといった複合災害を想定し、災害対策本部での意思決定訓練を行うとともに、感染症対策を講じた避難所運営やバス避難などの住民避難の訓練を行いました。
訓練での様々な成果や課題をしっかりと検証し、今後の訓練や防災対策に活かし、道民の皆様や関係機関の皆様のご協力をいただきながら、今後とも、防災対策の充実・強化に取り組んでまいります。
令和2年10月31日:「2020 KARATE COMPETITION IN HOKKAIDO」での知事賞贈呈




「2020 KARATE COMPETITION IN HOKKAIDO」が開催され、私も競技を観戦し、北海道知事賞を贈呈させていただきました。
今年は新型コロナウイルス感染症の影響で、中体連やインターハイが中止となり、多くの方が残念な思いをされたと思いますが、今回の代替大会を無事開催することができたことは、北海道空手連盟や北広島市など関係者の皆様のご尽力の賜物であり、心から感謝を申し上げます。
選手の皆さんは、例年とは違う環境に置かれてきたことと思いますが、厳しい状況の中でも、ひたむきに練習を重ねた成果を、本日の白熱した試合で見させていただき、とても感動しました。
空手は、東京オリンピックで採用された注目種目でもあります。将来、国内そして世界で活躍される選手が出てくることを願っています。