鈴木知事が動く(2021年1月)

令和3年1月4日:令和3年仕事始めの挨拶

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 令和3年の仕事始めを迎えました。今年は感染症への対応が最重要課題であるとともに、ポストコロナを見据えた北海道づくりを進める上で重要な1年となります。
 この度の新型コロナウイルスの世界的な流行により、これまで180万人以上もの方々の命が失われ、世界経済の成長に急ブレーキが掛かりました。こうした中、本道では、食や観光を原動力として、海外の旺盛な需要を取り込むことで活力ある地域の創出を目指してきましたが、この感染拡大がこれまでの戦略に大きな影響を及ぼしています。
 一方、密になりがちな都市一極集中への懸念や感染リスクを避ける行動を心がけようとする意識の広がり、さらには、国際的なサプライチェーンの再編や脱炭素化の動きなど、社会を大きく変革する兆しも見られてきています。
 本年は、こうした国内外における大きな社会変革の動きを確実に捉えるとともに、今こそ「ピンチをチャンスに変える」発想と、北海道こそがポストコロナ時代を切り拓くとの気概をもって、本道を再び成長軌道に乗せていくための政策を展開していきたいと考えています。
 本年も直面する課題にしっかりと向き合い、最善の答えを見出し、実行していく1年としてまいります。

令和3年1月5日:北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けたPRラッピングバスの視察

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 道では、北海道・北東北の縄文遺跡群の世界遺産登録に向けた気運醸成を図ることを目的に、北海道中央バス株式会社様のご協力のもと、縄文ラッピングバスを制作し、お披露目が行われました。バスには、北海道・北東北の縄文遺跡群からの出土品などが描かれ、多くの人々が親しみやすく、かつインパクトのあるデザインとなっています。
 現在運行中のウポポイPRバスとあわせて、多くの人たちの目に触れる、走る広告塔として、世界遺産登録の実現に向けたPR効果を大いに期待しています。

令和3年1月6日:新型コロナウイルス感染症について

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 現在、全国的に感染拡大が続いており、外出自粛など、行動制限を要請している地域が多くなっています。これまでも、感染リスクを回避できない場合は、こうした地域との不要不急の往来を自粛するようお願いしてきたところでありますが、特に、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県では、住民や事業者に対する「緊急事態行動」が、また、国においても、1都3県に対する緊急事態宣言の検討が進められていることを踏まえ、道民の皆様には、1都3県への不要不急の往来を控えていただきますようお願いします。
 新年の集まりが多く催される時期ですが、感染リスクを回避できない場合については、新年会の開催や参加を控えていただくようお願いします。
 成人式に参加される方は、必ずマスクを着用し、会場やその周囲での密集を避け、式典の前後の飲食はできるだけ控えていただくようお願いします。特に若い方は、感染しても軽症の方が多く、また、症状がないために、本人が感染の自覚のないまま、友人等と飲食することで、感染を拡大させてしまう恐れがあります。今は、お一人おひとりの行動が重要であり、新成人の皆様のご協力をお願いします。 

令和3年1月7日:北海道新型コロナウイルス感染症対策本部第31回本部会議

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 政府により東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の1都3県を対象に、特別措置法に基づく「緊急事態宣言」が発令されたことを踏まえ、道としても「緊急事態宣言の対象地域との不要不急の往来を控えること」について、道民の皆様に協力を要請することを決定しました。
 厳しい感染状況や医療提供体制にある首都圏を訪問し、感染した場合、その地域の医療への負荷を増やすことに繋がります。こうしたことを避け、また、国内における感染の伝播を防ぐため、道民の皆様には、首都圏との不要不急の往来を控えていただくよう、ご理解とご協力をお願いします。
 道では、首都圏への出張の見直しをはじめ、庁内外の会議や行事の見直しはもとより、時差出勤やテレワークの推進など、できる対策に率先して取り組み、道民の皆様や事業者の方々にご協力をいただけるよう、市町村や関係団体の皆様との連携を強化し、周知や啓発を積極的に行ってまいります。
 道民の皆様の命と健康を守るため、そして全国の感染拡大を抑制するためにも、この度の緊急事態宣言に対し、総力を挙げて感染の拡大防止に取り組んでまいります。

令和3年1月14日:北海道新型コロナウイルス感染症対策本部第32回本部会議及び定例記者会見

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 既に緊急事態宣言が出ている1都3県に加え、新たに7府県に緊急事態宣言が発出される事態となるなど、全国的に感染が急速に拡大しています。こうした全国的な感染拡大や年末年始の会食機会の増加を背景に、道内でも感染の増加の兆しが見られており、このまま感染が再拡大すれば、北海道も緊急事態宣言の対象となる恐れが生じてきます。
 全国各地の状況をみると、短期間に急激に感染者数が増加するケースがあることから、道としては、新規感染者数が国のステージ4(10万人当たり25人の感染が1週間継続した場合)、すなわち、本道で言えば、1週間で1,327人を超えた場合には、国に対して緊急事態宣言に関する速やかな検討を要請することとします。また、本日、経済的影響が長期化している道内の事業者等に対する支援とともに、地域の取組について、緊急事態宣言の対象地域と同様の支援をいただくよう、国などに対して要請を行いました。
 飲食の場面については、「経路不明の感染の原因の多くは飲食が原因」であるとの指摘や、「飲食する場面が主な感染拡大の要因となり、これが、職場や家庭、院内・施設内の感染に繋がっているものと考えられる」との国の見解が示されています。この集中対策期間では、飲食の場面に最大限の警戒を持って重点的に取り組むことが重要です。こうしたことから、飲食の場面の対策を徹底するため、お酒の提供のあるなしに関わらず、すすきの地区のすべての飲食店等に対し、22時までの時短営業をお願いすることとしました。また、札幌市内の接待を伴う飲食店においても、引き続き、時短営業の要請を継続します。
 新規感染者数が高い水準にある札幌市については、引き続き、市内での不要不急の外出や札幌市との不要不急の往来を控えていただくようお願いします。本道において、都市機能が集積し、社会経済活動の中心である札幌市における対策が、全道のまん延を防ぐために極めて重要となります。
 最近の感染動向は動きが速く、短期間で大きく変化するため、国内に緊急事態宣言が発出されている間、道の対策本部を毎週開催し、感染状況等について情報共有を図りながら、感染拡大が見られる場合には、さらに強い措置を、逆に感染の減少が見られる場合には措置の緩和も含め、機動的に対応していくこととします。  

令和3年1月19日:令和2年 北海道文化賞贈呈式

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 本道の文化活動において、特に輝かしい業績を挙げられた皆さまに対し、北海道文化賞を贈呈しました。
 この度、受賞された方々は、短歌や彫刻、音楽、書道、陶芸そして絵画の分野において、永年にわたりご活躍され、本道の文化や芸術の発展に多大な貢献を果たしてこられました。
 そのご功績に対し、深く敬意を表しますとともに、心から感謝を申し上げます。

令和3年1月21日:令和2年度第1回北海道総合教育会議

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 北海道総合教育会議を開催し、「Withコロナ時代の学びの保障」と題して、教育現場において密を避ける必要性と人と人とのふれあいや交わりをどのように両立していくか、また、地域創生や産業の担い手となる人材の育成という観点から、今後の教育環境の充実に向けて、子どもたちの「学び」をいかに継続し、保障していくかということについて、教育委員の皆さまと意見交換を行いました。
 コロナ禍において、大都市一極集中への不安やテレワーク、ワーケーションといった働き方の変化などから、東京圏からの転出者の増加も見られます。道内の教育環境の充実は、子育て世代の方々の移住の増加にも大きなプラス要因と考えられます。
 委員の皆様からいただいたご意見を参考にしながら、道教委と連携のもと、教育環境の充実に取り組んでまいります。 

令和3年1月21日:北海道新型コロナウイルス感染症対策本部第33回本部会議

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 新型コロナウイルス感染症の道内における新規感染者数は、緊急事態宣言の検討要請を行う人口10万人当たり「25人」に対し、現在、「約20人」と高い水準が続いており、予断を許さない状況にあります。特に、若い世代の割合が多いことや各地で集団感染が発生していることなど、引き続き高い警戒感を共有して対策に取り組んでいく必要があります。
 また、医療提供体制については、入院患者数、療養者数ともに増加しており、もともと医療提供体制が十分ではない地域もあることから、全ての地域で感染が起こりうるという緊張感を持ちながら、地域と連携して対策を進める必要があります。
 道民の皆様や事業者の方々のご理解、ご協力により、すすきの地区の人流が減少するなど、緊急事態宣言の対象地域のように爆発的な感染拡大が起こり、社会経済活動を大幅に制限するという事態にまでは至っていませんが、引き続き、徹底した対策に取り組み、ここで感染をしっかり抑制しなくてはなりません。
 道としては、市町村や関係団体の皆様と緊密に連携を図りながら、地域の実情に応じた対策を進めてまいります。 

令和3年1月22日:新型コロナウイルス感染症について

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 1月22日時点の新型コロナウイルス感染症の道内の新規感染者数は、先週に比べ減少している一方、医療提供体制は、入院患者数と療養者数が増加しています。入院患者数は700床を超える水準で推移しており、また、重症者も増加傾向が見られ、長期にわたり医療への負荷がかかり続けている状態です。
 若年層の感染者の割合が高くなっており、最近も友人同士による自宅での飲食による集団感染が確認されています。
 緊急事態宣言から2週間が経過しましたが、対象地域では、爆発的な感染拡大が起こり、社会経済活動を大幅に制限する事態になっており、こうした事態とならないよう、道としては、道民の皆様や事業者の方々のご理解をいただきながら、感染拡大の抑制に向けて取り組んでまいります。 

令和3年1月23日:北海道の鉄道ネットワークに関する関係者会議(第2回)

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 第2回目となる「北海道の鉄道ネットワークに関する関係者会議」を開催しました。
 昨年、国において、JR北海道の厳しい経営状況を踏まえ、来年度以降3年間で1,300億円を超える規模の支援を行うことが発表されましたが、改めて令和3年度以降の支援策の内容や法改正に向けた検討状況などについてご説明いただきました。
 道では、鉄道の利用促進の取組が着実に成果を挙げられるよう、利用促進に資する新たな取組など来年度当初予算への計上に向けて検討を進めています。
 今後、必要な法改正が関係する皆様方のご理解のもと、早期に行われることを期待するとともに、市町村の皆様のご意見を伺いながら地域一体となって取り組んでまいります。 

令和3年1月27日:新型コロナウイルス感染症に関する要請及び意見交換会

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 道では、昨年11月以降、新規感染者数の増加に伴い、飲食店の営業時間短縮のほか、感染拡大地域への不要不急の往来自粛など、集中対策を継続し、長期間に渡って感染拡大防止に取り組んでいます。
 このため、他地域に比べて経済的な影響も長期に及んでおり、道内の事業者の方々に対する支援の充実や強化が必要となっていることから、自由民主党北海道支部連合会に対し、道と札幌市の連名で緊急要請を行うとともに、関係省庁の方々も含めた意見交換会を実施しました。この度の要請では、「中小企業者に対する一時金の給付」など、道においても緊急事態宣言が発令されている地域と同様の措置を講じていただくことや、地方創生臨時交付金の道への重点配分についてお願いしました。
 今後とも、感染拡大防止と社会経済活動の両立に向けて、国や道内市町村の皆様と連携を図りながら、全力で取り組んでまいります。 

令和3年1月28日:第58回技能五輪全国大会・第40回全国障害者技能競技大会のメダル受賞報告

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 昨年11月に開催された第58回技能五輪全国大会と第40回全国障害者技能競技大会において、メダルを受賞された選手の皆さんから、オンラインで受賞のご報告をいただきました。
 全国大会という大舞台で、たゆまず磨いた技能を十分に発揮され、見事メダルを獲得されたことに心からお祝い申し上げるとともに、これまでの努力に深く敬意を表します。北海道の技能水準が高く評価され、その力が全国に発信されたことを、大変誇らしく思います。
 道としては、将来を担う優れた技能者の育成を図るため、今後とも、「ものづくりの魅力」や「技能の大切さ」を発信する取組を進めてまいります。今大会の素晴らしい結果を契機として、引き続き更なる技能の研さんに励まれ、ますますご活躍されることを心から祈念申し上げます。 

令和3年1月28日:北海道新型コロナウイルス感染症対策本部第34回本部会議

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 1月28日時点の道内における新型コロナウイルス新規感染者数は、道民の皆様、事業者の方々のご理解とご協力により、減少傾向が見られ、緊急事態宣言の検討要請を行う人口10万人当たり「25人」に対し、現在、「約15人」となっています。
 一方で、飲食の場面における集団感染が12月を大きく上回るなど、集団感染の発生が増加しており、全道への広がりが懸念されます。
 現在、小樽市内の感染を抑え込んで行くため、道から、医師や保健師、事務職などの広域支援チームを派遣しているところです。小樽市長とも直接お話をさせていただき、連携して取り組んでいくことを確認しました。その上で、小樽市内においては、感染リスクが回避できない場合の不要不急の外出及び往来について、自粛いただくよう要請することを決定しました。
 道内では、医療提供体制への高い負荷が、長期に渡ってかかり続けている状態となっており、医療従事者の皆様の負担も大きくなる中、再び感染が拡大すれば、医療への影響がより一層深刻化してしまいます。ここでしっかりと感染者数を減少に転じさせ、感染拡大を抑制していけるよう、引き続き取り組んでまいります。 

令和3年1月29日:新型コロナウイルス感染症について

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 道内の新型コロナウイルス新規感染者数は、1月に入り増加した後、減少傾向にありますが、入院患者数は、一時期より減少しているものの、700名程度で推移し、重症患者数も増加しているなど、長期に渡って医療提供体制への負荷がかかり続けている状態です。
 学校では冬休みも終わり、今週に入ってから、高校での集団感染が複数発生しています。各学校においても、感染予防対策の徹底に取り組まれていますが、友人と交流する機会も増え、飲食を共にすることもあると思います。部活動では、休憩中や更衣室など感染が拡大するリスクがある場面も多くなります。
 道本部会議では、小樽市内における感染の拡大を踏まえ、小樽市内において、感染リスクを回避できない場合の不要不急の外出及び不要不急の往来の自粛をお願いすることを決定しました。これ以上の市中における感染拡大を防止するためには、行動変容のさらなる徹底が重要です。
 また、道内の集団感染の発生を見ると、飲食の場面では、1月の件数が12月を大きく上回っており、全道各地で、飲食の場面からの感染拡大が懸念されています。最近の事例としては、「知人同士の会合」や「自宅での会合」、「仕事関係者の集まり)」といった、親しい間柄での飲酒を伴う会合によって感染が拡大しています。また、「大人数のパーティー」により、一気に感染が広がってしまった事例もあります。
 道としては、ここでしっかりと感染を減少に転じさせ、感染拡大を抑制していけるよう、多発する集団感染の早期の封じ込めをはじめ、地域の実情に応じた対策に引き続き取り組んでまいります。 

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