97年9月2日両知事共同声明


97年9月2日両知事共同声明



1997年9月2日にユジノサハリンスク市において開催された
北海道知事堀達也とサハリン州知事ファルフトジノフI.P.の
会談結果に関する共同声明
 
 北海道知事堀達也とサハリン州知事ファルフトジノフI.P.(以下「双方」という。)は、1997年9月2日、ユジノサハリンスク市において北海道とサハリン州の相互関係の現状及び将来に関する協議を行った。 
 双方は、北海道とサハリン州の地理的な近接性を考慮し、両地域の善隣関係の強化及び経済交流の促進の重要性を認識し、以下を声明する。

1.双方は、北海道とサハリン州の友好的な関係が、近年新たな発展を遂げていることを満足の意を持って確認する。
  双方は、隣人が相互に信頼しあって生活することが必要であり、また可能であるとの深い信念に立脚し、1993年に日ロ両国の首脳間で署名された「東京宣言」の精神を尊重し、今後とも、北海道とサハリン州間に存在する諸問題の解決に向けて努めるとともに、両地域間における平和と安定が強まるよう、かつ、様々な分野における交流が深まるよう努力する。

2.双方は、堀知事とファルフトジノフ知事を委員長とする北海道とロシア連邦極東地域との経済協力に関する常設合同委員会の枠組みにおいて実施されている経済協力プログラムが、北海道とサハリン州の互恵的な協力関係の推進に果たしている重要な役割を確認する。

3.双方は、互恵的で平等な協力を実現するため、以下の意図を有する。北海道とサハリン州の企業間のビジネスパートナーシップの発展にとって好ましい条件整備を目的として、法律、経済、金融その他互いに関心のある分野での恒常的な情報交換システムを構築する。
 「サハリンⅠ」及び「サハリンⅡ」両プロジェクトの条件に応じて、サハリン大陸棚石油・天然ガス開発に関連する事業に、北海道とサハリン州の企業が協力して参入するためのパートナーシップ確立を目的として活動を行う機関を両地域において設置する。 北海道とサハリン州の水産資源の利用や貿易に関する管理を充実するよう、それぞれが日本及びロシアの国の関係機関に働きかけを行う。

4.双方は、択捉島、国後島、色丹島及び歯舞群島での双方の立場を害さない共同経済開発の可能性についての研究に着手する用意のあることを表明する。

5.双方は、北海道とサハリン州の多年にわたる交流の積み重ねにより培われてきた友好と信頼関係を基礎とし、来るべき21世紀を展望しつつ、各界各層に協力を呼びかけ、友好・経済協力に関する提携に向けた取組に着手することが適切であると認識する。

 本声明は、1997年9月2日にユジノサハリンスク市において署名された。

 本声明は、日本語及びロシア語で2通作成され、いずれも同等の効力を有する。


   北海道知事                 サハリン州知事
          堀 達也           ファルフトジノフ イーゴリ・パヴロヴィチ
 

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