中国・黒竜江省との交流

中国・黒竜江省との交流

北海道と中国・黒竜江省は1986年(昭和61年)6月13日に「友好提携」を締結し、人的交流をはじめ、農林水産技術、医療、教育文化、スポーツなど幅広い分野で息の長い交流を続けています。

交流のはじまり

 昭和47(1972)年の日中国交正常化、昭和53(1978)年の日中平和友好条約調印以降、中国との交流の機運が盛り上がり、北海道では昭和55(1980)年に国内で2番目の中国総領事館が札幌に開設されました。また、同年「北海道黒竜江省科学技術交流協会」が発足し、民間レベルでの農業交流が開始され、黒竜江省との本格的な民間交流が始まりました。
 特に、道内で確立された寒冷地稲作技術を通じた交流は、同省の農業生産増大に大きな効果をもたらしました。

友好提携への調印

 昭和58(1983)年に来道した黒竜江省外事弁公室主任(部長級)から、北海道との友好提携が提案され、中国首脳として初めて来道した胡耀邦総書記からも黒竜江省との交流促進の希望が表明されました。これを受け昭和59(1984)年、北海道知事と北海道議会議長らが黒竜江省を訪問し、民間レベル交流の促進に加えて、研究者・技術者の交流など公的交流を推進することで合意しました。

昭和61(1986)年、道議会において全会一致で両地域の友好促進が決議され、同年6月13日、北海道に省長を迎えて友好提携議定書に調印しました。同年9月には、知事、道議会議長及び道民270名が黒竜江省を訪問し、提携記念行事に参加しました。

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調印後の交流

 友好提携調印後、青年・女性交流、林業専門家交流、スポーツ交流、土木技術者実地建築関連研究者や脳性マヒ療育技術者の交流、医学・医療や歴史研究分野での交流、国際交流や語学指導教員の招聘、環境分野での交流等がはじまり、交流の裾野が着実に広がりました。

 友好提携5周年(1991年)、10周年(1996年)、15周年(2001年)、20周年(2006年)、25周年(2011年)、30周年(2016年)には、相互訪問を行い、両地域の交流の輪を広げました。

そして、35周年(2021年)には、次のことを確認し、覚書を取り交わしました。

〈1〉常に連絡を密にし、自然災害などの困難に直面した場合でも的確な情報伝達に努めるなど、友好の精神に基づき支え合うこと

〈2〉これまで進めてきた文化やスポーツ、大学生同士の交流の拡大に向けて、インターネットによる交流の場を活用するなど、工夫を凝らして新たな形による交流を推進し、両地域の橋渡し役となる人材の育成に努めること

〈3〉経済、農業、観光、環境、科学技術及び医療・福祉分野などでの情報交換や人的交流を促進し、両地域間の積極的かつ実質的な交流の拡大に向けて努力すること

〈4〉大学などの教育機関や企業、民間団体の協力のもと、住民レベルでの交流を一層促進することにより、地域の課題解決や、学術、文化、教育などの充実と発展に向けて努力すること

今後の交流

 2021年(令和3年)の覚書に基づき、大学などの教育機関、企業、民間団体と行政が協働し、両地域の将来を担う若い世代の交流の場づくりや経済、農業、観光、環境、科学技術及び医療・福祉などの諸分野における交流・協力を一層促進していきます。

黒竜江省の概要

位置北緯43度~53度 東経121度~135度
面積473,000㎢
人口3,185万人(2020年現在)
地勢省の北部から中央部まで標高1,000m程度の小興安嶺山脈が連なり、東南部には吉林省に続く長白山山脈が走っている。総面積の53%が山地。南西部には松嫩平原、東北部には三江平原が広がり、主要な農業地帯となっている。
省都ハルビン市
省都面積53,068㎢
省都人口1,000万人
省都概要19世紀末にロシアの鉄道建設が契機となって開発が進み、中国東北地方の交通の要衝として、また、国内有数の重工業都市として発展した。近年、ロシアとの国境貿易の拠点として期待されている。
省長 胡 昌昇(こ・しょうしょう)
気候 寒温帯から温帯に位置し、冬は長く厳しい反面、夏が短い。降水量は西部は少ないが中部は多く、年間降水量の50~70%が6~8月に集中している。
気温・降水量平均気温:
(1月) -19.1℃、(7月) 22.3℃、

年間降水量:569mm
農業中国の最大の食糧生産基地。耕地面積は1,187万ヘクタールで北海道の約11倍。作物は米、大豆、小麦、甜菜、とうもろこし等で、畜産も盛ん。
林業森林面積は2,080万ヘクタールで、中国最大の森林区。種類が多く、良質木材の供給基地となっている。山菜や野生の果実等も豊富で、特産品として有名。
水産業黒竜江、ウスリー江でのサケ、マス、チョウザメなど、河川、湖水を利用した内水面漁業が盛ん。
工業原油の生産をはじめ、製材、発電設備、鉄道貨車等の生産は全国一となっている。

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