韓国・慶尚南道との交流

交流のはじまり

東アジア地域の著しい経済発展、近年の韓国との関係の密接化を踏まえ、2006年から韓国の慶尚南道との交流を開始することとなりました。韓国では北海道に対する関心が高く、日本でも韓流ブームなど韓国への関心が高まっており、釜山港と北海道の4つの港が定期コンテナ船航路で結ばれているほか、2006年6月には金海空港と新千歳空港に直行便が開設されるなど、両地域の結びつきはますます強くなっています。韓国における南の地域と日本における北の地域というそれぞれの地域の特徴を活かした交流を進めることにより、双方の活性化と発展につながるとの考えで一致したものです。

交流趣意書への調印

交流に向けた事務協議が整ったことを踏まえ、交流趣意書調印のため、慶尚南道から総勢23名の訪問団が2006年6月7日~9日の日程で北海道を訪問しました。友好関係を深め、人的交流、文化交流や経済交流などお互いに有益な分野の交流を推進し、民間分野での交流活動を促進することを確認する「交流趣意書」に調印しました。交流趣意書の調印を契機に、両地域間の相互理解が深まり、経済交流や文化交流をはじめ、様々な分野で交流の輪が広がっていくことが期待されています。

交流趣意書署名

交流趣意書調印式

締結後の主な交流

交流趣意書締結5周年

北海道と慶尚南道の交流趣意書締結5周年を記念して、2011年11月16~17日、道と道議会、北海道観光振興機構からなる代表団が慶尚南道を訪問しました。

交流趣意書締結10周年

北海道と慶尚南道の交流趣意書締結10周年を記念して、2016年8月30日~9月1日、道と道議会、(公社)北海道国際交流・協力総合センター、北海道ミニバレー協会、北翔大学からなる北海道代表団が慶尚南道を訪問しました。
また、2016年12月19~21日には、慶尚南道代表団が北海道を訪問しました。

慶尚南道の概要

位 置 北緯34度29分~35度54分 東経127度35分~129度13分
面 積 10,540㎢
人 口 3,421千人
地 勢 東方に太白山脈の余脈が伸び、中央部には洛東江が流れ、西方は比較的険しい小白山脈が湖南地方との境界になっている。標高100m以下の低地帯が37%、100~500m地帯が49%、500~1,000m地帯が12%、1,000m以上の高地帯は2%。全体に広がっている河岸堆積平野と各河川支流の浸食谷の地域が主要生産地帯を形成。南海岸はリアス式で多島海であり、大小の半島、湾、岬などが多い。
知 事 朴 完洙(パク・ワンス)
道 都 昌原(チャンウォン)市
面積:747.67㎢  
人口:1,035千人
気 候 南方は海に接し、北西方面は高い山脈が横たわり冬の冷たい西北風を防ぐため、韓国で最も温暖な地域。
  ・年平均気温(2020年): 14.6℃   
  ・年間降水量(2020年): 1,110mm
産 業 (農業)パプリカ、きゅうり、トマト、ナス、イチゴ、青唐辛子、スイカ、バラ、キムチ、豚肉を10大輸出戦略品目とする。他に、メロン、タマネギ、柿、リンゴ、ナシなどの生産も盛んに行われている。
(工業)全輸出の94%を重化学製品が占め、鉄鋼製品、自動車、航空機及び 部品、産業用電子製品の輸出が増加している。船舶、航空機、自動車、鉄道車両等の運送装備、機械装備及び電子製品の組立て等で世界的レベルの技術と生産力を有する。サムスンの航空、造船、重工業の工場、LGの家電製品及びエレベーター工場など、韓国大企業が事業を展開している。

 

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