紋別高等看護学院長 挨拶
道立紋別高等看護学院は遠紋地区唯一の3年課程の看護師養成所として、昭和49年(1974)に設立され、令和5年(2023)に開校50周年を迎えました。近年、保健・医療・福祉の現場においては急速な少子高齢化の進展、高齢者疾病の長期化、生活習慣病などの慢性疾患の増加、地方における医療人材の偏在や不足などの課題は年々増加しています。
本学院は「人と人との関係の中で自己を養い、自他ともに価値ある存在として個人を尊重し、道東・道北、とくにオホーツク地域の保健医療福祉に貢献できる人材を育成する。」ことを教育理念とし、看護の対象となる方一人一人の命と尊厳を守り、その生活の充実を目指した看護が提供できる看護師を育成することを目指して、これまでに約1,100名余りの卒業生を各地域に送り出してきました。
また築50年経過し老朽化していた校舎と学生寮については、紋別市が新たに建設し、道が学院を運営する市設道営方式により、令和6年に地域基幹病院である広域紋別病院の隣に新校舎と学生寮が完成し移転しました。校舎は約1.3倍広くなり、最新設備が設置されています。また学生寮は個室で各室毎に冷暖房エアコン・バス・トイレ・洗面所・Wi-Fiが完備されています。さらにフロア分離とセキュリティ強化により男女とも入寮できるようになり、皆さんの学修環境を大幅に向上させることができました。さらに修学資金制度の拡充により、複数の制度を併用することで、学費や生活費を含め保護者の負担なく卒業することが可能となっています。
紋別高等看護学院は皆さんの看護師になるという目標実現に向けて全力で応援しますので、皆様のご入学を心からお待ちしています。
北海道立紋別高等看護学院 学院長