閉院のご挨拶

閉院のご挨拶

 本学院は、昭和30年代からの医療の高度化・専門化に伴い、医師とともに、それぞれ専門分野を担当する保健医療技術者の育成と質的向上が求められるようになったことから、昭和36年8月に道立の保健婦、助産婦、看護婦、歯科衛生士のそれぞれの養成施設を統合し、翌年に衛生検査技師科を加え、北海道初の保健医療技術者の総合養成施設として設立されました。
 以来、豊かな人間性とともに保健医療の専門職として地域社会の要請に応えられる人材を養成することに努め、51年余りにわたり、保健・医療・福祉の現場で活躍する12,383名の卒業生を道内外に送り出して参りました。
 この間、北海道の地域医療のために優秀な人材を育成しようという理念のもと、これまで学院を支えてくださいました講師の先生方、実習施設とそのスタッフの皆様をはじめとする多くの方々の多大なご支援、ご協力に対しまして、心から厚くお礼申し上げます。
 学院はこれまで、本道の保健・医療・福祉サービスの向上に大きな役割を果たして参りましたが、近年の医療技術者を取り巻く環境の変化を踏まえ、道において本学院の在り方を検討した結果、各学科の学生募集を順次停止し、平成25年3月をもって閉院することになりました。
 これまでのご配慮に心から感謝申し上げますとともに、今後とも本学院卒業生に対する変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。


    平成25年3月31日
                         北海道立衛生学院
                          学院長 林  光 彦

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