風しんについて
【平成30年10月15日更新】
現在、例年と比較し、関東地方(特に東京都、千葉県、神奈川県、埼玉県及び愛知県)で風しんの届出数が大幅に増加しています(多くは30代~50代男性)。
妊婦への感染を防ぐため、特に
・30代~50代の男性
・妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
・10代後半~40代の女性(特に妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
については、過去に予防接種を受けたことがない、または、風しんに対する抗体陽性が確認できていない場合、予防接種を受けましょう。
風しんとは
風しんウイルスによっておこる急性の発疹性感染症で、流行は春先から初夏にかけて多くみられます。
感染経路 | 飛沫(唾液のしぶき)など |
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潜伏期 | 2~3週間 |
主な症状 | 発疹、発熱、リンパ節の腫れ |
風しんは小児の場合、通常あまり重くない病気ですが、妊婦、とくに妊娠初期の女性が風しんにかかると胎児が風しんウイルスに感染し、耳が聞こえにくい、目が見えにくい、生まれつき心臓に病気がある、発達がゆっくりしているなど、まれに「先天性風しん症候群」という病気にかかってしまうことがあります。
予防方法は
ワクチン接種が有効です。
また、集団生活の場で多数に拡がるおそれがあることから、人混みの多いところへの外出は控えましょう。
特に、感染が流行している地域への外出は避けましょう。
麻しん風しんの混合ワクチン(MRワクチン)の定期接種を受けましょう
接種対象者
・1歳児(生後12ヶ月~24ヶ月未満)
・小学校就学前1年間(保育所・幼稚園の最年長クラス)の小児
- 平成18年から定期の予防接種として2回接種を実施しています。
- 道では、定期の予防接種の接種率が95%以上となることを目標としています。
- 接種回数を合計2回ですむようにして子どもの負担を減らすためにも、また、風しんの抗体価が低い人は、麻しんの抗体価も比較的低い傾向が見られることから、麻しんを予防するためにも、MRワクチン(麻しん・風しん混合ワクチン)の接種をお勧めします。(麻しんワクチンは「はしか」を予防するワクチンです。)
- 予防接種の申し込み、実施期間、場所など詳しいことについては、お住まいの市町村にお問い合わせください。
赤ちゃんを守るために
- 妊婦の夫、子ども及びその他の同居家族
- 10代後半から40代の女性(特に、妊娠希望者又は妊娠する可能性の高い方)
- 産褥早期の女性
のうち、抗体価が十分であると確認できた方以外の方は、任意での予防接種を受けることをご検討ください。
★注意!~妊娠中は風しんの予防接種を受けることはできません。★