インフルエンザの予防接種について

インフルエンザの予防接種について

ワクチンの効果

インフルエンザワクチンには、発熱やのどの痛み等の「発病」を抑える効果が一定程度認められているほか、肺炎や脳症等の「重症化」を予防する効果も認められています。なお、この重症化については、特に基礎疾患のある方や高齢の方に現れる可能性が高いと考えられています。
また、健康状態等によっては副反応などが生じる場合もありますので、かかりつけ医などと相談しつつ、接種の検討をお願いします。

接種回数

・13歳以上の方は、原則(※)1回接種
・13歳未満の方は、2回接種

※医学的な理由により医師が2回接種を必要と判断した場合は、その限りではありません。

接種費用

インフルエンザワクチンの接種は病気に対する治療ではないため、健康保険が適用されません。原則全額自己負担となり、費用は医療機関によって異なります。
なお、予防接種法により、次の方については一部公費でインフルエンザの予防接種を受けることができます。(予防接種法の対象でない方であっても、市町村によっては、独自の助成事業を行っている場合があります。)

・65歳以上の方
・60~64歳で、心臓、じん臓若しくは呼吸器の機能に障害があり、身の回りの生活を極度に制限される方(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)
・60~64歳で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に障害があり、日常生活がほとんど不可能な方(概ね、身体障害者障害程度等級1級に相当します)

※市町村によって、実施の時期や費用負担の額などが異なりますので、詳しくはお住まいの市町村にお問い合わせください。

今冬のワクチン接種

国内のインフルエンザについては、今年2月中旬以降定点あたりの報告数が直近5年間の同時期と比較して多い状態で推移しており、例年より流行が早まる可能性があります。

副反応等

比較的多くみられる副反応には、接種した場所(局所)の発赤、腫脹、疼痛等があります。接種を受けた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日で消失します。
全身性の反応としては、発熱、頭痛、悪寒、倦怠感等があります。接種を受けられた方の5~10%に起こり、通常2~3日で消失します。
また、ごくまれに、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、発赤、掻痒感、呼吸困難等)が起こることがあります。

健康被害の救済制度

インフルエンザワクチンの接種によって著しい健康被害が発生したときは、予防接種法に基づき接種を受けた方は、予防接種による健康被害であると厚生労働大臣が認定した場合に、健康被害救済制度の対象となります。
救済制度の内容については、下記をご参照ください。

予防接種法によらない任意の接種については、ワクチンを適正に使用したにもかかわらず発生した副反応により、健康被害が生じた場合は、独立行政法人医薬品医療機器総合機構法による医薬品副作用被害救済制度または生物由来製品感染等被害救済制度の対象となります。
救済制度の内容については、下記をご参照ください。

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