北海道の公衆衛生医師について

1.公衆衛生医師の募集

北海道では、通年で公衆衛生医師を募集しています。
興味のある方は、本ページ下段にある「お問い合わせフォーム」から、お気軽にお問い合わせください。

WEB相談会のご案内

  • WEB形式(zoom)により、道の公衆衛生医師が職務内容等を直接ご説明する「WEB相談会」を随時開催しています。
  • 日程等は、ご都合に合わせて調整させていただきます。
  • ご希望があれば道立保健所の見学も可能です。(交通費が必要な場合は要相談)

2.勤務場所

公衆衛生医師の勤務場所は、本庁と道立保健所になります。

なお、業務内容等については、次のパンフレット等をご覧ください。

本庁

本庁(保健福祉部)では、医療政策、地域保健、感染症対策、精神保健など様々な分野において、医学的な見地から政策立案や事業の実施などに主体的に関わります。

道立保健所

北海道では、地域保健法に基づき、21の二次医療圏に各1か所、人口規模や面積など地域特性に応じた5か所、計26か所の道立保健所を設置しています。

管内の市町村と協力して、医療機関や医師会などと調整を行いつつ、医事、薬事、生活衛生、感染症、精神保健、結核等の専門的な業務を行います。

保健所の設置状況

道立保健所_配置(所管)図※HP用改3 (PNG 220KB)

※道立保健所のほか、札幌市、函館市、小樽市、旭川市では市立保健所を設置しています。

3.勤務条件等

給与

北海道職員の給与に関する条例に基づき支給します。

扶養手当、通勤手当などの諸手当制度は関連する条例の規定により支給されます。

(例)医歴5年:約1,100万円程度、医歴10年:約1,300万円程度(※諸手当を含む総支給額の目安)

勤務時間

午前8時45分から午後5時30分まで(1日7時間45分、週38時間45分)

休日

土・日曜日、祝日及び年末年始(12月29日から1月3日)

ただし、緊急時(災害、感染症・食中毒など健康危機事例発生時)は夜間・休日出勤の場合があります。

休暇

年次有給休暇(年間20日)、夏期(5日)・冬期(2日)休暇、慶弔休暇など

福利厚生

住宅については公宅の貸与(有料)または住居手当の支給(民間賃貸住宅)等があります。

その他の福利厚生については道職員としての規定によります。

4.主な業務(関係分)

本庁

地域医療課

医療計画、地域医療構想、救急医療、医師確保

医務薬務課

医務、薬務、看護政策

地域保健課

道立保健所の運営等、特定疾患、がん対策、健康づくり

国保医療課

国民健康保険、後期高齢者医療

感染症対策課

新型コロナウイルス等の感染症、結核、エイズ

地域福祉課

生活困窮者対策

障がい者保健福祉課

精神保健

高齢者保健福祉課

高齢者保健福祉、介護保険

子ども政策企画課・子ども家庭支援課

少子化対策、母子保健

道立保健所

企画総務課

災害医療、健康危機管理、医療計画等各種計画、介護保険、地域包括ケアシステム

健康推進課

新型コロナウイルス等の感染症、結核、エイズ、精神保健、母子保健

生活衛生課

環境衛生、食品保健

試験検査課

生物検査、理化学検査

5.研修等

各種専門研修

道内での専門分野別研修のほか、厚生労働省や国立保健医療科学院等の主催する研修に参加できます。

北海道社会医学系専門医研修プログラム

北海道では、公衆衛生の分野でリーダーシップを発揮する専門医の養成を目的に、「北海道社会医学系専門医研修プログラム」を作成し、専門医の資格を得るための研修の場を提供しています。採用された職員は原則として全員この研修を受けることができます。

6.キャリアプラン

【参考例①】30歳で新規採用の場合

1年目

  • 比較的規模の大きな保健所で医師として勤務(採用1年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラム(3年間)を開始

2年目

  • 比較的規模の大きな保健所で医師として勤務(2年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラム(2年目)

3年目

  • 比較的規模の大きな保健所で医師として勤務(3年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラム(3年目)

4年目

  • 比較的規模の大きな保健所で主任技師として勤務(異動1年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラムの修了判定[専門医の資格取得]
  • 国立保健医療科学院の研修(保健福祉行政管理分野)の受講試験

5年目

  • 比較的規模の大きな保健所で主任技師として勤務(2年目)
  • 国立保健医療科学院の研修(保健福祉行政管理分野)を受講[所長の認定要件]

6年目

  • 比較的規模の小さな保健所で所長として勤務(異動1年目)

【参考例②】40歳で新規採用の場合

1年目

  • 比較的規模の大きな保健所で主任技師として勤務(採用1年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラム(3年間)を開始
  • 国立保健医療科学院の研修(保健福祉行政管理分野)の受講試験

2年目

  • 比較的規模の大きな保健所で主任技師として勤務(2年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラム(2年目)
  • 国立保健医療科学院の研修(保健福祉行政管理分野)を受講[所長の認定要件]

3年目

  • 比較的規模の小さな保健所で所長として勤務(異動1年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラム(3年目)

4年目

  • 比較的規模の小さな保健所で所長として勤務(2年目)
  • 北海道社会医学系専門医研修プログラムの修了判定[専門医の資格取得]

5年目

  • 比較的規模の小さな保健所で所長として勤務(3年目)

6年目

  • 本庁(保健福祉部)関係課の医療参事として勤務(異動1年目)

7.よくある質問にお答えします

Q:北海道で働く公衆衛生医師は何名いますか?

  • 令和5年10月1日現在、保健所及び本庁等合わせて27名です。(札幌市、旭川市、函館市、小樽市の各保健所を除く)

Q:そのうち、女性の公衆衛生医師はいますか?

  • 令和5年10月1日現在、女性医師は3名です。

Q:業務内容はどのようなものですか?

  • 保健所では、地域における公衆衛生の第一線業務を担っております。具体的には、所管地域の感染症や食中毒等の健康危機管理、市町村への支援、保健・医療提供体制の調整などを行っています。
  • 本庁(北海道庁)では、北海道の各種施策の企画立案を担っています。具体的には、保健・医療・福祉に関わる条例の制定、計画の策定と進行管理、予算の確保、道議会対応、保健所業務の調整などを行っています。
  • いずれにおいても、医師として幅広い医学的知識を背景に、関係者等との折衝などにスキルが求められます。

Q:専門が公衆衛生ではありませんが、大丈夫でしょうか?

  • 臨床での経験は、公衆衛生の場面においても生かすことができます。
  • 業務に必要な知識については、採用後の業務経験や各種研修などを通じて習得することができます。
  • 社会医学系専門医の専攻医となり指導医の元で3年間研修し試験に合格することで専門医資格を取得できます。

Q:ワークライフバランスについて教えてください。

  • 勤務時間は概ね定時かつ規則的であり、ワークライフバランスのとれた生活が可能です。
  • 時間外の勤務は、土日や夜間に会議やイベント等を開催する必要がある場合や、感染症や災害などで緊急に対応を要する場合などにありますが、その場合は代休を取得できます。
  • 年次有給休暇(年20日)や夏期の休暇制度を活用して、計画的な休暇を取得できます。
  • 出産や育児、介護などに関する休暇制度もあります。

Q:もっと詳しく業務内容を聞きたいので、公衆衛生医師から直接話を聞いたり、見学することはできますか?

  • 保健所の見学も大歓迎なので、どのようなことでもお気軽にお問い合わせください。

8.現職道職員公衆衛生医師の声

月刊誌「公衆衛生情報(2013年11月号、日本公衆衛生協会)」 期待の若手シリーズ 私にも言わせて!第17回

月刊誌「公衆衛生情報(2015年1月号、日本公衆衛生協会)」 期待の若手シリーズ 私にも言わせて!第31回

月刊誌「公衆衛生情報(2015年11月号、日本公衆衛生協会)」 期待の若手シリーズ 私にも言わせて!第41回

「保健所長のお仕事紹介~現役公衆衛生医師のホンネに迫る~」(公衆衛生医師の確保と育成に関する調査及び実践事業班)

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