滝の上発電所(滝の上発電所施設群)の選奨土木遺産認定について

 2000年(平成12年)から公益社団法人土木学会が行っている選奨土木遺産認定において、当局の滝の上発電所が、同じ北海道の網走橋(北海道開発局網走開発建設部所管)を含む全国22件の施設とともに、2017年度(平成29年度)の土木遺産として認定されました。
 滝の上発電所施設群は、「石炭産業の電力化と高圧送電に応え、落差のある岩盤に堅坑を設けた落水方式を採用し、改修を経て地域に貢献し続ける水力発電所」であり、改修工事後も当初の発電システムを継承し、現役施設として稼働していることが評価されました。

※受賞の名称は、新旧発電所を含む取水堰から放水口までの発電施設全体を対象としていることから「滝の上発電所施設群」となっています。

認定書

銘板

選奨土木遺産とは

 歴史的土木構造物の保存などを目的として、公益社団法人土木学会が、2000年(平成12年)に設立した顕彰制度です。
 推薦および一般公募により、年間20件程度が選出されています。

滝の上発電所の紹介

 滝の上発電所は、北海道炭礦汽船株式会社が炭鉱の自家用発電施設として、夕張市滝の上地点に1925年(大正14年)1月に建設したもので、炭鉱の閉山により自家用発電所としての目的を失ったことなどから、1994年(平成6年)4月に譲渡を受け、以降は道営発電所として運営しています。
譲渡を受けた施設は、定期点検や細かな修繕を重ねて発電を継続していましたが、老朽化が進行したことに伴い、2011年(平成23年)6月から全面的な改修工事を行うこととなり、2016年(平成28年)10月からは、隣接地に建設した新発電所により運転を再開しています。
 近隣には、景観の優れた千鳥ヶ滝や竜仙峡、発電所に隣接して滝の上公園があり、旧発電所建屋は大正時代の香り漂うレンガ造りとなっており、周囲の景観と調和しています。

滝の上発電所 新(左)・旧(右)

写真1

旧発電所建屋内部

写真2

旧発電機

写真3

千鳥ヶ滝

写真4

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