発電所の概要
滝の上発電所は、北海道炭礦汽船株式会社が炭鉱の自家用発電施設として夕張市滝の上地点に大正14年1月に建設したものです。
清水沢発電所と同様に、炭鉱の閉山により自家用発電所としての目的を失ったこと等から、平成6年4月に譲渡を受け、道営発電所として運営をしています。
近郊には景観の優れた千鳥ヶ滝や竜仙峡、また発電所に隣接して滝の上公園もあり、旧発電所建屋は大正時代の香り漂うレンガ造りとなっており、周囲の景観にマッチしています。
滝の上発電所 新(左)・旧(右)建屋
滝の上発電所 新水車・発電機
運転開始 | 大正14年1月(平成28年10月改修) |
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出力 | 1,900kW |
年間発電電力量 | 6,719,300kWh(令和3年度実績) (一般家庭約2,400戸分) 注:1戸2,760kWh/年で換算 |
水車型式 | S形チューブラ |
発電所型式 | 水路式 |
滝の上取水堰の概要
滝の上取水堰は、発電専用施設として沼の沢取水堰下流約17kmの夕張市滝の上地点に建設され、最大毎秒12立方メートルを取水し、約390mの導水路トンネル等を経て、滝の上発電所に導水しています。