令和5年2月末の特殊詐欺認知状況

1 件数は8件減少、被害額は約1億9,800万円の減少(前年同月比)

 令和5年2月末における特殊詐欺の被害状況は、認知件数が20件で前年同期比8件減少(-28.6%)、被害額が約5,300万円で約1億9,800万円減少(-78.9%)しています。さらに、被害者の65.0%が高齢者(65歳以上)です。

2 令和5年2月中に認知した主な事件

⑴ 警察官をかたる預貯金詐欺

 被害者(80歳代女性)は、警察官を名乗る男から、「あなたの口座のお金が勝手におろされている。その影響でカードが使えないので回収に行く。」との詐欺電話を受け、その後、被害者宅に現れた別の警察官を名乗る男にキャッシュカード数枚を手渡し、だまし取られた。同日、だまし取られたキャッシュカードの口座から現金が引き出されていた。

⑵ NTTファイナンスをかたる有料サイト利用料金名目の架空料金請求詐欺

 被害者(80歳代男性)のスマートフォンに、電話通信会社を名乗り、「ご利用料金についてお話ししたい事が有ります」などと記載されたショートメッセージが届いた。被害者が、同メッセージに記載された電話番号に連絡したところ、NTTファイナンスの社員を名乗る男などから、サイト登録の解除名目で現金を要求され、指定された口座に合計60万円を振り込みだまし取られた。

3 少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じたら警察相談電話「♯9110」

警察官などを名乗る者が自宅に訪れ、キャッシュカードをだまし取るまたは、隙を見て盗む被害が発生しています。絶対にキャッシュカードは『渡さない』暗証番号は『教えない』でください!突然の電話でお金の話が出たら、相手が誰であっても、一度電話を切り、警察相談電話「♯9110」に連絡してください。

4 道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り
込まれています。ぜひご活用ください。

5 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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