令和5年4月末の特殊詐欺認知状況

1 件数は41件減少、被害額は約3億3,700万円減少(前年同月比)

 令和5年4月末までにおける特殊詐欺の被害状況は、認知件数が50件で前年に比べ41件減少(-45.1%)し、被害額が約1億400万円で約3億3,700万円減少(-76.5%)しています。
 被害者の8割が高齢者(65歳以上)です。

2 令和5年4月中に認知した主な事件

⑴ 区役所職員をかたる医療費還付名目の還付金詐欺被害

 被害者(80歳代女性)は、区役所職員を名乗る男から「医療費の還付金があります。」、「どこの銀行ですか。」等と電話を受け、「○○銀行です。」と答えて一旦電話を切った。その後、同居の娘が○○銀行の行員を名乗る男から「申請書はありますか。無ければコンビニの端末で再発行が可能なので、コンビニに着いたらコールセンターに電話するように。」との電話を受け、同娘がコンビニエンスストアに行き、電話で指示されるがままにATMを操作して現金約158万円を振り込み、だまし取られた。

⑵ 中央省庁職員をかたる訴訟関係費用等名目の架空料金請求詐欺被害

 被害者(60歳代男性)は、中央省庁の職員を名乗る男から「数千万円の債権があり、3つの裁判をこれから起こされる。」、「手数料はかかるが裁判は止めてやる。」、「裁判を止めるには80万円が必要だ。」等と詐欺電話を受け、男から指定された口座に2回にわたって現金80万円を振り込み、だまし取られた。

3 少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じたら警察相談電話「♯9110」

 官公庁の職員をかたる詐欺が発生しています。
 突然の電話でお金の話が出たら、相手が誰であっても、一度電話を切り、警察相談電話
「♯9110」(しゃーぷ・きゅー・いち・いち・まる)に連絡してください。

4 道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

5 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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