令和5年7月末の特殊詐欺認知状況

1 件数は100件減少、被害額は約5億1,100万円減少(前年同月比)

 令和5年7月末における特殊詐欺の被害状況は、認知件数が85件で前年に比べ100件減少(-54.0%)し、被害額が約2億2,100万円で約5億1,100万円減少(-69.8%)しています。被害者の約78%が高齢者(65歳以上)です。

2 令和5年7月中に認知した主な事件

⑴ ウイルス除去費用名目による架空料金請求詐欺

 被害者(60歳代男性)は、パソコンでインターネットサイトを閲覧中、画面に「ブロックされています。」旨の警告と電話番号が表示され、電話連絡すると、情報・通信会社の社員を名乗る男から「ブロック解除の手数料を電子マネーカードで支払うように。」などと指示され、コンビニエンスストアにおいて、数回にわたり電子マネーカードを購入してその番号を教え、合計43万円相当をだましとられた。

⑵ 投資名目による金融商品詐欺

 被害者(50歳代男性)は、6月上旬から7月上旬にかけて、投資に関するSNSのコミュニティで知り合った投資アドバイザーを介してFX関連のアプリをダウンロードした。その後、投資アドバイザーの指示により投資目的で指定の口座に振り込み、アプリ上では、資産が増加しているように偽装表示されていたが、実際には現金をだまし取られ、合計約1,300万円の被害に遭った。

3 少しでも「変だな」と思ったり、不安を感じたら警察相談電話「♯9110」

  突然の電話でお金の話が出たら、相手が誰であっても、一度電話を切り、警察相談電話「♯9110」に連絡してください。

 また、パソコンのウイルス除去費用名目での架空料金請求詐欺が増加しておりますので、パソコン操作中画面に「ウイルス感染+電話番号」が表示されても焦ること無く、警察相談電話「♯9110」に連絡してください。
 

4 道警察公式防犯アプリ「ほくとポリス」でタイムリーな情報を入手!

 被害に遭わないためには、いつ、どこで、どんな犯罪が起きているかを知ることが大切です。道警察では、防犯アプリ「ほくとポリス」を運用しており、公式Twitterや防犯メールで発信された特殊詐欺の発生状況などをタイムリーに入手することができます。
 また、音と画面表示で危険を知らせる防犯ブザー・痴漢対策機能など様々な機能が盛り込まれています。ぜひご活用ください。

5 家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ごう

 道では、家族や地域の絆を深め、犯罪のない安全で安心な北海道の実現を目指す「安全・安心どさんこ運動」に取り組んでいます。ご家族のあいだで繰り返し話題に出したり、ご近所の高齢者への「声掛け」などにより、相談しやすい関係を作るなど、家族や地域の支え合い、助け合いで特殊詐欺の被害を防ぎましょう。

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