浄化槽に流れ込んだ汚水は、沈殿・浮上といった物理作用と微生物の働きによる生物作用によって浄化されますが、この過程で必ずスカム(水表面にできるスポンジ質の厚い膜状の浮きかす)や汚泥といった泥の固まりが生じます。
これらがたまりすぎると浄化槽の機能に支障をきたし、処理が不十分になったり、悪臭の原因になったりします。
そこで、スカムや汚泥を槽外へ引き抜き、付属装置や機械類を洗浄したり、掃除する作業が必要です。
「清掃」とは、このような作業のことを指していますが、浄化槽の維持管理の上で、とても重要な作業であり、年1回以上の実施が義務付けられています。(清掃の回数は、浄化槽の大きさや種類で異なるので注意が必要です。)
清掃は、浄化槽の所在する市町村長から浄化槽清掃業の許可を受けた業者に委託してください。
浄化槽清掃業者については、浄化槽の所在する市町村へお問い合わせください。