野生鳥獣被害調査

野生鳥獣による被害調査結果について(令和3年度分)

令和3年度の野生鳥獣(海獣類を除く)による農林水産業被害状況について、市町村からの報告を取りまとめました。

概況

  1. 野生鳥獣による被害金額は54億5千万円で、前年度に比べ4億1千万円増加している。(対前年比 8%増加)
  2. 鳥獣別による被害金額は、エゾシカが44億円8千万円(前年40億7千万円)、次いでカラス類が2億7千万円(前年2億7千万円)、ヒグマが2億6千万円(前年2億5千万円)、キツネが1億7千万円(前年1億4千万円)、アライグマが1億5千万円(前年1億4千万円)となった。

エゾシカ関係

  1. 農林業被害では、全体の8割がエゾシカによるものであり、国の交付金等を活用し捕獲活動や侵入防止策の整備など総合的な対策により、被害金額は、平成23年度の64億円をピークに年々減少し、現在は3割程度減少しているが、令和3年度は令和2年度に比べ増加し、44億8千万円となった。
  2. 振興局別の農林業被害金額は、渡島、十勝で減少したものの、他12振興局では増加となった。なお、被害金額の多い上位3振興局は、釧路が12億8千万円、上川が5億3千万円、オホーツクが5億1千万円となっている。
  3. 作物別の農林業被害金額は、牧草が18億7千万円で全体の4割で、次いで水稲、ビート、ばれいしょ、デントコーンの順となった。被害額上位5項目を含め、多くの品目で被害額が増加している。

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