電気工学科 実習状況
〈11月実習〉
【1年生】
太物電線管工事実習の様子です。口径の太い電線管は、人力での加工は厳しいので電動・油圧の力を使います。手での加工とは違い、機械の操作やシビアな加減が求められ、感覚を掴むまでは試行錯誤の日々です。大きな設備や大規模施設では、必須の工事となりますので、この実習で機械操作方法や加減の感覚を掴んで、現場での仕事に活かして欲しいです。
【2年生】
2023年12月10日に行われる第一種電気工事士技能試験に挑む2年生は試験に向けて猛特訓中です。候補問題10問のうち、どれが出題されるか当日まで判らないので、どの問題が出てもミス無く完成出来るように何度も取り組んでいます。第一種電気工事士免状は、電気工事士として仕事の幅を広げる為には必要不可欠となりますので、全員合格して電気工事士としてワンランク上を目指してもらいたいです。
〈10月実習〉
【1年生】
コンクリート造りの建物では欠かせない「可とう電線管工事」の実習を行っています。これは、コンクリートの壁や床に合成樹脂の電線管を配管するというものです。狭い鉄筋の間を縫って管を通して固定していく作業は、地味ですがなかなかに大変な作業です。普段では見えない部分の苦労が建築を、おいては人々の生活を支えているのが実感出来る実習です。
【2年生】
電子基礎実習では、電子基板の作成からスタートし、細かな電子部品を一つ一つ組み上げて完成させていきます。細かな作業の連続となっており、四苦八苦している場面も見られますが、組み上げたものが動かなかった時の対処法、そして正しく動作したときの嬉しさ。これらは、ゼロから何かを作り上げる「ものづくり」の本質が表れる実習になっています。
〈8・9月実習〉
【1年生】
夏休み明けから本格的に始まった模擬家屋での屋内配線工事実習では、住宅1軒使い本格的な配線工事を行います。入校してからずっと訓練したきたケーブル配線ですが、実際の天井裏などに施工するには、狭い箇所だったり、工事全体の流れを考えながら施工するので、実習板でやるのとはまた違った難しさがあります。その分、苦労して電気が点灯した時の感動や達成感を体験してほしいです。
【2年生】
測定実習では、高圧受電設備関係の特性や試験方法などを訓練します。これは、第一種電気工事士試験にも深く関係する部分であるため、実物を見て、触れて、イメージ出来るようになることが重要です。電気機器や試験機の特徴などを実際に操作すると身体で覚えることが出来ます。第一種電気工事士の試験まであと僅かです。悔いの無いように頑張ってほしいです。
〈7月実習〉
【1年生】
金属管工事の実習を行っています。金属製の電線管を切ったり曲げたりと加工し、目的の形に変えていき電線を通し電気を各所へ送っていきます。普段の生活ではなかなか目につかない場所で行われている工事ですが、配管の正確さはもちろんのこと、水平垂直の美しさも求められる大事な工事です。
【2年生】
消防設備士の試験を7月30日に控え、集中特訓中です。基礎的な知識から設計まで、試験の範囲は幅広く、全国的な合格率は20%前後と難易度の高い資格試験となっていますが、訓練生同士で助け合いながら全員合格出来るように一丸となって頑張っています。
〈6月の実習〉
【外線工事実習】
6月26日・27日の2日間。2年生は「外線工事実習」の外部講師として、北海電気工事株式会社の方がお越しくださいました。本格的な外線工事のやり方や、現場のリアルなお話、職人の心構えなどさまざまな事を学びました。高所作業車の乗車・作業体験も行っていただき、訓練生も外線工事とはどのような仕事なのか参考になったかと思います。
【1年生】
4月の入校からケーブルの基礎を学び、広い実習板でのケーブル工事実習です。一つ一つの手順を確認しながら作業となります。初めての作業の繰り返しですが、練習を重ねて少しずつですが、上達していっています。
【2年生】
電柱の上に昇る外線工事実習の真っ最中です。高所作業になるので、細心の注意を払い訓練を行っています。まだまだ恐怖心は拭えませんが、着実に出来る作業は増えています。最後まで気を抜かずに事故無く訓練を終えられるようにお互いに声を掛け合い作業しています。