北海道競馬の今後のあり方について(提言)平成19年11月16日

 

 

北海道競馬の今後のあり方について(提言)平成19年11月16日


 

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「北海道競馬の今後のあり方について」(提言)

〔前文〕
 平成19年9月7日に開催された本委員会に、北海道競馬の今後のあり方を示した「北海道競馬改革ビジョン(素案)」が提示されたが、当委員会として、このビジョン素案について、論議・検討した結果、次のとおり意見を集約したので、貴職におかれては、この趣旨に添い、速やかに成案化を進めて頂きたい。

1 運営改革の必要性
 北海道競馬は、これまでの当委員会からの「建議」などを踏まえ、発売の拡大と開催経費の削減による運営改善に取り組んでおり、単年度赤字は平成13年度の28.4億円から平成18年度においては10.9億円までに減少させてきたことは、一定の評価ができる。
 しかしながら、道財政の危機的状況が一層強まる中で、道民の理解を得つつ、北海道競馬の存続を図っていくためには、これまでの運営改善を更に進め、抜本的な改革を行うことにより、可能な限り速やかに単年度収支の均衡を図っていくことが不可欠である。

2 今後のあり方と改革ビジョン(素案)について
 今回、道は、一昨年11月に知事から示された北海道競馬の存続条件を踏まえ、今後の競馬事業の展開方向を具体的に示す「北海道競馬改革ビジョン(素案)」を提示した。

 当委員会としては、「北海道競馬改革ビジョン(素案)」と示された馬産地に立脚した今後の競馬事業の展開方向については、道が強い意思を持って競馬事業の継続と馬産地の活性化を目指して行こうとするものであり、妥当と認める。
 ただし、今後のビジョンの成案化に向けては、次の諸点に留意されたい。

(1)馬産地を主体とした競馬の実施体制への移行や競馬実施場の集約については、その具体的展開方向や効果を明確にするなど、関係者の理解を得ていくこと。
 また、新たな実施体制においては、産地や民間の力を積極的に生かしていくことができる体制を確立すること。

(2)今後の競馬の実施に当たっては、産地としての有利性を最大限生かしていくとともに、観光との連携など地域全体の活性化に向けた取組も検討していくこと。

(3)収支の改善には、運営体制の効率化や経費の削減だけでなく、発売の拡大方策を十分検討していくこと。
 また、収支見通しについては、収支改善へ向けた取組が理解されるよう、具体的な内容とすること。

(4)北海道競馬の永続的な存続に向けては、新たなファン層の開拓が不可欠であることから、未だ取り組まれていない方策があることを念頭に置き、広く道民の意見を生かす体制としていくこと。

(5)北海道競馬や馬産地が、我が国の競馬全体の発展に果たしている役割について、国やJRAの一層の認識・理解を深めるとともに、関係者が一体となって産地及び北海道競馬に対する具体的な支援を強く求めていくこと。

(6)馬産地や北海道競馬の重要性について、道民全体に広くPRし、関心を高めていくこと。

3 今後の検討に当たって
 今後、素案の成案化に向けては、上記2を踏まえつつ、産地や関係者等と十分な協議を進めるとともに、全ての競馬事業に携わる者が共通の意志と認識のもとに北海道競馬の運営改善が図られることを強く期待する。

北海道知事 高橋 はるみ 様

平成19年11月16日
北海道地方競馬運営委員会 
     委員長  小林 好宏

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