第7回「ディスカバー農山漁村(むら)の宝」の選定について

道内から3団体が選定され、うち1団体が準グランプリを受賞しました!

 今年で7回目となる、内閣官房・農林水産省が選定する「ディスカバー農山漁村の宝」に、全国794件の応募の中から、「北海道美幌高等学校(美幌町)」がコミュニティ部門の準グランプリに、「けねべつ地域子育て支援ネットワーク(中標津町)」「網走ビール株式会社(網走市)」が優良事例に選定されました。

♛「ディスカバー農山漁村の宝」とは・・・
 「強い農林水産業」、「美しく活力ある農山漁村」の実現のため、農山漁村の有するポテンシャルを引き出すことにより地域の活性化、所得向上に取り組んでいる優良な事例を選定し、全国への発信を通じて他地域への横展開を図るものです。 表彰は、部門別(「ビジネス部門」「コミュニティ部門」「個人部門」)に行っています。

北海道美幌高等学校(コミュニティ部門・美幌町) ♛準グランプリ♛

 美幌博物館、東京農業大学を含めた三者で特定外来生物ウチダザリガニ駆除と有効な活用方法の研究を実施。また、駆除活動を通じ、網走川流域の自然環境の改善や地域住民との交流会等により流域環境の保全活動を広く発信。2015年から地域住民を対象として開始した交流会は、2018年からは幼稚園児から高校生までを対象とした活動に発展した。

網走湖環境調査

写真:網走湖環境調査

けねべつ地域子育て支援ネットワーク(コミュニティ部門・中標津町)

 行政機関やJAと連携し、先進地の視察や農家への実態調査を実施。この結果を踏まえて「親子サロン」を開催し、女性農業者が持つ、子育てと酪農を両立することへの悩みや不安について意見交換するほか、JA所有の遊休施を児童館機能と一時預かりを一元的に行う「えみふる」へ改修し、子育て世代の農業者を支援。一時預かりは、農業者が優先利用できる仕組みになっており、令和元年度では約1,000人の実績、地域に欠かせない存在に。

「えみふる」での一時預かりの様子

写真:「えみふる」での一時預かりの様子

網走ビール株式会社(ビジネス部門・網走市)

 監獄や先住民モヨロ人をラベルに採用、「流氷」を仕込水に使った、地域の特性を活かした商品づくりを行う。また、醸造設備に併設した「YAKINIKUビール館」では、地元産和牛「あばしり和牛」や道産素材を使った料理で網走ビールを提供している。年間100万本以上の商品を製造し、道外へ60%を販売、海外輸出にも積極的に取り組み、10%をアジア圏や欧州へ出荷し、網走の認知度向上に貢献。

網走の産品や特徴を活かした商品

写真:網走の産品や特徴を活かした商品

「北海道地区『ディスカバー農山漁村の宝』」選定結果について

趣旨

 農林水産省農村振興局は、「ディスカバー農山漁村の宝」(第7回選定)として応募のあった取り組みの中から、北海道独自の特徴ある優れた取組について、「北海道地区『ディスカバー農山漁村の宝』として選定し、広く発信することにより他地域へ横展開を図ることとしました。

選定団体

受賞者名応募部門市町村
特定非営利活動法人
西興部村猟区管理協会
コミュニティ西興部村
北海道中標津農業高等学校コミュニティ中標津町
当別町亜麻生産組合ビジネス当別町
株式会社農楽ビジネス函館市
瀬戸修一個人札幌市

各受賞者の取組内容はこちら→第7回 北海道地区概要 (PDF 164KB)

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