道職員活躍事例集 行政分野選択職員編(環境生活部)

~ 環境生活部編 ~

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環境局気候変動対策課

主任 濱本 祐愛乃

【採用からの経歴】

  • H19.7.1 網走支庁(オホーツク総合振興局)北見道税事務所納税課納税第一係
  • H22.4.1 北見道税事務所課税課事業税間税係
  • H25.4.1 十勝総合振興局環境生活課地域環境係
  • H27.6.1 十勝総合振興局地域政策課地域政策係
  • H30.4.1 環境生活部文化振興課文化G
  • R2.4.1  環境生活部気候変動対策課計画推進係

制度の活用は、いつ頃から考えはじめましたか?

 行政分野選択について考え始めたのは、入庁して10年が経過し、3つ目の職場である地域政策課での勤務も3年目となった、H29.12月頃です。
 上司との定期面談の際に、翌年度の人事異動候補者になる旨を告げられ、具体的な異動希望等の話をしていく中で、行政分野選択制度(チャレンジ制)の検討を勧められたことがきっかけでした。
 当時は、制度の存在は知っていましたが、詳細を把握しておらず、自分自身が利用することも想定していなかったので、勧められたことに対して戸惑いはありました。
 しかし、所属の人事担当者から制度について丁寧な説明をいただけたこともあり、このタイミングで一度、しっかりと自分のキャリアについて考えてみようと思いました。

なぜ、その行政分野を選択したのですか?

 採用以前より地域環境や住環境に関する分野に興味があり、道の公共性・広域性等を活かした環境保全の業務に携わりたいと考えていました。
 入庁時の配属先は道税事務所であり、採用以前の希望とは違う分野ではありましたが、道民の方々に道税についての理解を深めてもらうために、道の事業について調べる機会が多くあり、結果として環境分野の業務についての知識も深くなりました。
 この経験が、環境分野において貢献したいという希望を、ますます強いものにしました。
 その後、環境分野への異動希望が叶い、環境保全に係る業務を実際に経験できたことに加え、様々な研修等も受講させていただく中で、環境教育や温暖化対策、住環境の向上等に係る業務に携わりたいという思いが、更に強くなりました。
 後に地域政策課に異動し、様々な業務に携わってもなお、環境の業務に携わりたいとの思いに変化がなかったことから、自分の専門性を高める分野として「環境生活部」を選択しました。

制度の活用を決断した経緯は?不安はなかったですか?

 行政分野選択制度を利用する条件を満たす旨、当時の所属長から通知されたことから、制度の把握と、合わせて利用について検討を始めました。
 制度については、人事担当者から丁寧な説明をいただいて理解したものの、創設されたばかりの制度で周囲に利用者もいないことから、「想定通りに制度が運用されていくものだろうか」という漠然とした不安もあり、当初は利用するにあたり若干の抵抗感がありました。
 こうした不安も含め、業務に対する自分の考えや今後のキャリアプラン等を具体的に上司に相談できる場を設けていただけたことで、自分の中での優先順位や考え方などを整理することができましたので、制度の利用を決断しました。

分野選択後の人事配置や、研修・自己啓発の状況を教えてください。

 行政分野の選択後は、希望どおり環境生活部に配置され、部の人事基本方針に沿って育成をしていただいています。また、今後は原則として環境生活分野内での人事配置となりますが、業務を行う上では、分野横断的な視点を持ち、多様な主体と連携して事業を進めていくことが求められます。
 このことから、上司の勧めもあり、北海道と札幌市の若手職員で構成される「北海道・札幌市政策研究みらい会議」というプロジェクトに、平成30年度(第6期)メンバーとして参加させていただきました。
 このような機会を通して、外部的視点を持ち、所属分野の垣根を超えて課題解決に意欲的に取り組む重要性を学ぶことができました。
 今後においても常に視野を広く持つことを意識し、業務に活かしていきたいと考えています。

~イベントでのFCV展示(左)~

~イベントでのFCV展示(左)~

~環境広場さっぽろエコセフブース(右)~

~環境広場さっぽろエコセフブース(右)~

制度の活用を迷っている後輩に向けて、メッセージをお願いします。

 自分の興味のある分野、やりがいを感じられる分野を特定できている方にとっては、部として個人の育成に尽力してくださる本制度は、今後のキャリアプランを考える上でも有用な制度であると思います。
 私個人としては、決断のタイミングは受付期限の直前でしたし、利用することで今後にどのような影響があるのかも未知数だったので不安も多かったのですが、上司や先輩方にこれまでのキャリアや業務に対する考え等について様々なお話を伺う中で、長期的な視点で今後を考え、自分の中で整理がついたことで、決断できたと思います。
 迷いがある方は、周囲の方や制度利用者に話を聞いてみると、また違ったものの見方ができるかもしれないので、まずは、こういったことを行うなどしながら、ご自身の可能性を幅広く考えてみてはいかがでしょうか。

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