調達FAQ204

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★★ 質問と回答 ★★

 

第2章 電子入札手続関連
【入札書提出・開札関係】
問204010  入札書受付開始日・入札書受付締切日は、どのようにして入札参加者に通知されるのでしょうか。
 電子入札システムにより競争参加資格確認通知書又は指名通知書により通知されます。
問204020  入札書の提出は、入札書受付開始日から入札書受付締切日までに行えばよいのでしょうか。
 入札書の受付締切は、受付締切日時として定められております。
 通常、締切日は開庁日の午後3時までとなっておりますが、パソコンや電気通信事業者回線の異常により、思いどおりに入札できないこともありますから、締切前日等余裕のある時期までに入札書を提出するようにしてください。
問204030  入札書受付締切の時刻を午後3時に設定することとしたのは、どのような理由によるのでしょうか。
 入札書受付締切日に入札参加希望者のシステムに障害があった場合などに、紙入札への移行手続を行う時間を確保するためです。
問204040  入札書受付締切日時までの間であれば、入札書の再提出(差替え)は可能でしょうか。
 一度提出された入札書を差し替えることはできませんので、入札書提出内容確認画面において慎重に確認を行ってから送信してください。
問204050  入札書の記載金額を間違って入力したような気がするのですが、確認できますか。
 また、開札まで間違いに気づかなかったときにはどうなるのですか。
 提出した入札書は、暗号化して電子入札システムに保存されるため、提出者であっても登録内容を確認することはできません。
 また、記載間違いがあった場合には、紙による入札と同様、大幅に予定価格を下回り、かつ錯誤のおそれがあると認められるときには、落札決定を保留して、入札書の提出者に確認させていただきます。
 これ以外の場合には、仮に入札金額が誤って入力されたものであっても、入札書に記載された金額により他の入札書と比較し、落札者となったときには、その入札金額に消費税等を加えた金額で契約を締結していただくこととなります。
 入札書への入力に当たっては、十分に確認してください。
問204060  電子くじ番号として3けたの数字を入力することとされていますが、これは何ですか。
 また、入力しないとどうなるのでしょうか。
 落札者となるべき同価の入札者が複数いた場合に、システムによるくじ引きで落札者決定することとしておりますが、この際に使用する数字です。
 同価入札者の数、入札書の提出順、電子くじ番号の数字の合計などを要素とした演算結果により、落札者が決定される仕組みですが、参加者にも電子くじに参加していただく要素として任意の数字を入力いただきます。
 任意の数字を入れなければ、初期値の111が入力されたこととなりますが、仮に該当者全員が111であった場合であっても、他の不確定要素が影響するため、くじの結果に恣意性は反映されません。(問204140参照)
 なお、111を消去して何も入力しない、空欄の状態では次の操作に移れません。
問204070  工事(委託)費内訳書の提出が必要な場合については、どの時点で指示があるのでしょうか。
 入札書を提出する際に、分かったのでは間に合わないことも考えられます。
 工事(委託)費内訳書提出入札日の案件は、すべて添付していただきます。
 工事(委託)費内訳書提出入札は、公告又は指名通知の段階でお知らせしますので、案件公告等をよく確認してください。
 なお、実際に添付ファイルの内容を確認する案件の範囲については従前の紙入札の場合と同様です。
問204080  工事(委託)費内訳書を入札書と別に提出することはできますか。
 工事(委託)費内訳書等を提出することを条件としている入札にあっては、工事(委託)費内訳書を入札書に添付して提出してください。別に提出することは認められません。
 なお、紙で入札書を提出する場合(紙参加が認められた場合)には、同時に工事(委託)費内訳書も紙で持参することになります。
問204090  工事(委託)費内訳書を入札書に添付する際、間違ったファイルを添付したような気がするのですが、確認できますか。
 工事(委託)費内訳書ファイルも入札書と一体化して暗号化されることから、入札書同様、差し替えることは勿論、内容を確認することもできなくなります。
 添付操作時には十分に確認を行ってください。
 仮に、添付するファイルを取り違えたり、添付し忘れたりした場合などには、入札への参加要件を満たさないこととなるため、無効入札となります。
問204100  競争参加資格確認申請と入札書の提出を異なるICカードで行うことはできますか。
 競争参加資格確認申請時点で利用者登録が完了しているICカードであれば、どのカードでも任意に手続を行うことが可能です。ただし、競争参加資 格確認申請のほか、指名競争入札における指名通知など、当該案件における最初のアプローチがあった時点で未登録だったICカードの場合、後日、追加登録し ても入札書の提出操作は行えません。
問204110  北海道開発局は、1工事毎に開札して落札者を決定しているようです。
 北海道の開札は、開発局と同じく順次決定するのでしょうか、それとも一括して決定するのでしょうか。
 道では、紙入札において複数の発注案件を同時に入札及び開札する「一括開札」方式を採用することにより、入札執行の効率化を図っています。
  電子入札においては、電子による入札書の提出は複数案件分を同時に並行して受け付けることができますが、開札については、同時に行える案件数は作業に用い ることのできるパソコンの数までに限定されますので、開札に必要な入札執行者等の電子署名を複数案件分同時に行う機能を取り入れるなど、時間短縮の工夫を しております。
問204120  開札が完了するまで、会社に待機している必要があるのでしょうか。
 予定価格を事前公表している場合等、再度入札を執行しない案件のときには、開札時に事後に開札結果を確認しても特に問題はありません。
  一方、再度入札対象の案件で、実際に再度入札を執行することとなった場合には、例えば30分後を指定して入札書を提出していただくこととなり、この通知は 電子入札システムからの電子メールにより行うため、パソコンで情報を入手できる体制で待機していないと再度入札への参加機会を逃してしまいます。
 再度入札対象の案件については、開札の完了まで待機していることをお勧めします。
問204130  くじによる落札者の決定は、どのように抽選するのでしょうか。
 他の入札とともに一斉に結果発表される時に、電子くじの結果も一緒に発表されるのでしょうか。
 電子くじは、入札書提出時にあらかじめ電子くじ番号として3桁の任意の数値を入力していただき、落札となるべき同価の入札をした参加者が2名以上いる場合に、これまで入札会場で実施していたくじ引き抽選を電子的に実施するものです。
 これまでの入札では同価の参加者が入札会場へ赴き、実際のくじを引いていただく必要がありましたが、電子くじではこの手間はありません。
 電子くじを実施することとなった場合、電子メールでお知らせします。
 なお、電子くじにより落札者が決定した場合であっても、決定通知書にはその旨の記載がありませんので、同価で入札したのに落札できなかった場合など、電子くじが実施されたと思われるときには、電子メールを確認してください。
問204140  同額開札が電子的に抽選されると聞きましたが、信頼できる仕組みなのでしょうか。
 その仕組みを知りたいです。
 電子くじの仕組みを説明します。
  1. 落札候補となる同価の入札者が複数いた場合、該当入札者に対して入札書提出順に0から始まる順序番号(0,1,2,…)を割り振ります。
  2. 該当入札者が入札書に入力したそれぞれの電子くじ番号を取り出します
  3. 以下の数式で余り番号を計算します。
    該当入札者の「電子くじ番号」の総計 ÷ 該当入札者数
    (割り算は整数までの値を求め、割り切れなかった余りの数値が余り番号です。)
  4. 余り番号と順序番号とが合致した入札者を落札者とします
(計算例)
  2者で同価
電子くじ番号相違
3者で同価
電子くじ番号相違
社名 A社 B社 C社 D社 E社
電子くじ番号 122 691 662 445 568
順序番号 0 1 0 1 2
総計 813 1675
余り番号 1 1
落札者      
 
  2者で同価
電子くじ番号同一
3者で同価
電子くじ番号同一
社名 F社 G社 H社 I社 J社
電子くじ番号 705 705 880 880 880
順序番号 0 1 0 1 2
総計 1410 2640
余り番号 0 0
落札者      

 電子くじの信頼性については、 
  1. 同価の入札者数は事前に予測できない。
  2. 電子くじ番号は、入札参加者自身が決定して入力するものであり、執行者が関与することはできない。
  3. 電子くじ番号は、入札書に記載されるものであり、入札額と同時に暗号化され、開札までだれも知ることができない。
などから、事前に結果を予測すること、あるいは、くじの結果を任意に制御することも不可能です。
 この方式は、全国的に多くの自治体で採用されている仕組みです。
 なお、電子くじ番号は、同価の入札以外には利用することはありません。
問204150  開札当日の全体の進行状況を知ることはできますか。
 開札日における複数案件全般の開札進行状況を確認いただくことはできません。
 入札に参加いただいている個別の案件については、開札が完了した時点でメールにより通知されるので、電子入札システムにログインいただいて結果を確認いただくことになります。
 また、入札執行者が入札参加者に作業の状況を通知する必要があると判断した場合には「作業状況」を登録しますので、入札参加者は電子入札システムにログインしていれば、適宜作業状況を表示させて確認することにより、最新の情報を入手できます。
問204160  過去の通知書等はいつまで見ることができますか。
 現時点では5年間システム内に保存することを予定しております。
問204170  入札保証金の取扱いはどうなるのでしょうか。
 電子入札であっても従前の紙による入札と取扱いは同じです。

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