森林保護対策

森林保護対策とは

野ねずみは樹皮への食害を及ぼし、森林病害虫は、葉への食害のほか、木の内部へと侵入し卵を産み付けるため、樹木へ甚大な被害を与えます。
北海道では、こうした野ねずみや病害虫による被害状況を調査し、早期に駆除するとともに、その被害とまん延を防止し森林の森林の保全を図るために行う事業に対しては、補助金を交付し支援しています。

病害虫の区分被害状況主な対策
野ねずみ全道各地で10年生以下のカラマツを中心に食害を受けている薬剤散布
ハバチ道東地域を中心に発生がみられるが、減少傾向薬剤散布
マイマイガ数年は、発生情報なし駆除、薬剤散布

いずれも、薬剤散布が基本的な対応策となっていますが、生立木や他の生態系などへ与える影響を考慮し、病害虫の発生サイクルを見極めて、必要最低限の使用に留めるように配慮しています。

●カラマツヤツバキクイムシについて

カラマツヤツバキクイムシは、全道的に分布している森林害虫です。大量発生したカラマツヤツバキクイムシが衰弱したカラマツの幹に侵入することで、カラマツの枯損が発生します。
被害発生を防ぐためには、被害の早期発見と、迅速な被害対応が重要です。

<以下、参考資料>

北海道森林保護事業実績

獣害による森林被害面積

カラマツハラアカハバチ被害分布

カラマツハラアカハバチは葉を食害するため、木が枯れているように見えても枯死することはほとんどありませんが、成長が阻害されるほか、長期にわたって被害を受けた場合は、カラマツヤツバキクイムシなどの穿孔虫等による二次被害で枯損することがあります。

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