平成9年「知事道政執行方針」(抜粋)

H9.2.25

(時のアセスメント)

 成熟社会を迎えて、従来の社会システムが様々に問い直されております。
 これまで、行政は、決して間違いを起こさない、あるいは、起こしてはならないということに自らがとらわれてきたと思います。
 「間違いは許されない」といった固定観念が、行政の先送り体質や硬直的なものの考え方をつくりだしてきました。
 しかし、時代の転機にある今日、行政自身もそうした観念から自らを解き放ち、虚心坦懐な姿勢で臨むことが必要であると考えます。
 行政が一度始めた施策は、時の流れの中で、施策の価値や効果が変化しても、なかなか見直しが行われず、突き進んできた面がありました。
 今や変化のテンポはますます速まり、社会情勢や道民の皆さんの意識、価値観も大きく変わり、施策の当初の意義や実効性、事業の優先度や投資効果も変わっているものがあります。
 私は、様々な事情から停滞したり、時間がかかり過ぎている施策に、「時」という客観的な物差しをあて、時代の変化を踏まえて再評価するシステムとして、「時のアセスメント」を実施してまいります。
 立ち止まり、そして考える。
 「時のアセスメント」は、限られた財源の下で、道民の皆さんの多様なニーズの中から、より重要性、緊急性の高い新たな施策を展開していくためのものでもあります。
 時の流れという、過去から現在の検証を通じて、新しい未来を創造していく多面的な政策として、行政自らが、こうした施策の再評価作業をすることによって、私を含め、職員が、時代に即した新たな感覚で行政を進めていきたいと考えております。
 変革の時代の、一つの模索として取組みを重ねつつ、行政自らの新たな仕組みとして成熟させていきたいと考えております。

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