中山 久蔵

中山 久蔵

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寒地稲作の祖中山 久蔵(なかやま きゅうぞう)

生没年:1828年~1919年 / 大阪府太子町

久蔵は、島松駅逓所取扱人のほか、篤農家としても名高い人でした。1873(明治6)年、道南の大野村から数種の種を取り寄せ、それらを試験的に栽培し成功したものが「赤毛」です。当時、道南より北の寒地では稲作は不向きとされていましたが、高い志を持ち50坪の水田を開き実践しました。その結果、10a当たりに換算して345kgの収穫を得ました。赤毛は、耐寒性に優れた優良品種として道内各地で普及し稲作の礎を築きました現在の北海道米はこの赤毛の遺伝子を受け継いでいます。

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北広島市エコミュージアムセンター

  • 住所/北広島市広葉町3丁目1番地
  • 電話番号/011-373-0188
  • 営業時期/通年
  • 営業時間/9:00~17:00
  • 定休日/月曜日(祝日の場合はその翌日)、年末年始
  • アクセス/JR北広島駅から徒歩約15分
  • 入館料/無料
  • 施設URL(外部リンク)/http://www.city.kitahiroshima.hokkaido.jp/kyoiku/detail/00125373.html

エコミュージアムとは、ある一定の地域に残された自然や史跡、建造物、産業遺跡などを将来にわたって保存すべき「遺産」ととらえ、その展示や活用を通じて地域全体を「屋根のない博物館」とする、地域づくりにもつながる取り組みです。1960年代にフランスの博物館学者アンリ・リヴィエールによって提唱されたこの考え方は、「エコミュゼ(フランス語」)や「エコミュージアム(英語)」とよばれ、世界中に広がっています。エコミュージアムセンター知新の駅は、北広島市の豊かな自然や歴史、産業についての情報収集や発信、展示などの役割を担う「屋根のない博物館(エコミュージアム)」の拠点施設です。「温故知新」の精神を今に伝え、エコミュージアムを推進するコア施設として、2014年7月に開館しました。施設内では、郷土史(北広島の3偉人等)、自然史(キタヒロシマカイギュウの化石・市内の自然の豊かさ等)を常設展示で紹介しています。また、年に2回程度企画展示を開催し、市内における郷土史、自然史をより掘り下げて展示しています。

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