野村 義一
アイヌ民族の地位の向上とアイヌ文化の伝承保存野村 義一(のむら ぎいち)
生没年:1914年〜2008年 / 北海道白老町
1914(大正3)年、北海道白老町に生まれ、地元の学校を卒業後、地元の漁業組合に就職、戦後は白老漁業協働組合の専務理事、白老町議会議員など地域の要職をつとめました。1960(昭和35)年から北海道ウタリ協会(現 北海道アイヌ協会)の常務理事となり、アイヌ民族の社会的地位の向上や歴史・文化の伝承に取り組みます。1964(昭和39)年に同協会理事長に就任、1996(平成8)年の退任まで、「アイヌ新法」制定運動、「アイヌ古式舞踊」の重要無形民俗文化財指定、国連での世界の先住民族との活動などに尽力しました。
しらおいイオル事務所「チキサニ」
- 住所/白老町末広町2丁目6-4
- 電話番号/0144-82-6301
- 営業時期/通年
- 営業時間/9:00〜16:00
- 定休日/月曜日(祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)
- アクセス/JR白老駅から徒歩約10分、道央自動車道白老ICから約5分
- 入館料/無料
チキサニでは、アイヌ文化を楽しみながら学ぶことできる海・川・山のイオル(自然を基本とした伝統的な生活空間)事業やミニ体験のほか、町内の方々が制作されたアイヌ工芸作品などの展示見学、日曜・祝祭日にはアイヌ文様刺しゅうの簡単な体験、そしてアイヌ関連の書籍やDVDの閲覧・貸出が可能となっています。