今年度の「北方四島交流」の実施困難となったことに関する知事談話

 新型コロナウイルス感染症の影響により、「北方四島交流」(いわゆるビザなし交流)が国と実施団体において検討した結果、今年度の実施が困難と判断されました。

 私としては、「北方四島交流」は元島民の方々をはじめとする四島(しま)に対する想いと領土返還交渉において、極めて重要な事業と考えており、事業が見合せとなったことは大変残念であります。

 新型コロナウイルス感染症の影響により、大変厳しい状況にありますが、元島民等の方々による「北方墓参」と「自由訪問」について、感染状況を見極めながら、可能な限り事業が実施できるよう政府及び実施団体と引き続き調整を行うとともに、交流等事業や領土返還交渉が新型ウイルス感染症の影響により後退することがないよう、国に対し外交交渉を一層加速するよう強く求めてまいります。

 また、北海道の新たな取り組みとして、航空機による北海道本島側からの上空慰霊を実施するなど、今後とも元島民等の方々の想いに寄り添った取り組みを展開してまいります。

令和2年8月14日

北海道知事 鈴木 直道

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