知事定例記者会見
・日時/平成23年11月11日(金) 17:15~17:22
・場所/議会知事室前
・記者数/22名(テレビカメラ4台)
会見項目
知事からの話題
1 決算特別委員会知事総括質疑を終えて
2 「冬の交通安全運動」について
記者からの質問
1 TPP(環太平洋連携協定)について
2 子どもに対する手当制度について
3 やけどを負ったサハリン州の少年の受入れについて
知事からの話題
決算特別委員会知事総括質疑を終えて
それでは私から2点お話いたします。本日は決算特別委員会知事総括質疑がございました。
冒頭は、道内教職員の不適切な活動に伴う給与返還の問題などもあったわけでありますが、加えてエネルギー政策、道財政の健全化の問題などさまざまな議論が展開されたわけでありまして、委員の皆様方と真摯な議論をさせていただいたというふうに認識をいたしております。
これからは、月末の第4回(北海道議会)定例会に向けて、さまざまなことに身を引き締めていきたいと考えております。
「冬の交通安全運動」について
〔配付資料:交通事故概況等について〕
私からもう1点は、来週16日水曜日から25日金曜日までの10日間の「冬の交通安全運動」の展開についてです。
今年の道内の交通死亡事故の発生状況は、昨年よりも減少傾向になっており、ワーストワン返上を、今現在では達成できる状況でありますが、やはり悲惨な交通事故を1件でも少なくしていくためには、道警察、市町村、関係機関・団体等とともに、道民の方々お一人お一人にしっかりと認識を持っていただくことが必要だと考えているところです。
とりわけこれから年末にかけての時期は、日没時間が一層早まりますので、この冬の交通安全運動にしっかり取り組んでいきたいと考えております。皆様方のご理解、ご協力をよろしくお願いいたします。私からは以上です。
記者からの質問
(HTB)
野田総理はTPPについての会見を1日延期させたものの、参加表明の意思は変わらないと見られていますが、これについてどのように受け止められていますか。
(知事)
これは今日の決算特別委員会知事総括質疑でも議論になったところですが、私どもは道内基幹産業である農林水産業関係の方々ばかりではなく、経済団体、消費者の方々、労働団体、議会も全会派一致という形で、まさにオール北海道で、道民理解のないまま交渉に参加することは、断固反対ということを申し上げているところであり、その気持ちは全く変わっていない状況です。そういった中で、今晩にも総理がこの問題について記者会見をされるとお伺いしているところでありますが、何としても反対ということが総理の発言にも反映されることを期待するものです。そしてそれがかなわなかった場合には、議会でも今ご答弁を申し上げましたとおり、道としては私をヘッドとする対策本部を設置することを検討しなければならない、そして私どもが不十分と承知しております農業の強化対策についての提言であるとか、またそれ以外のさまざまな交渉分野における具体的な懸念に対する答えというものをしっかり求めていかなければならない、そしてそれに伴って具体的な影響がどのような形で出るのかということを道民の方々に分かりやすくご説明をして、われわれの意思というものをしっかりと政府に伝えていかなければならない、そんなことを考えております。
(HTB)
1日延びた点についてはパフォーマンスだと思いますか、それとも熟慮されていると思いますか。
(知事)
いろいろな意見があるようですが、私はやはり昨日の民主党の党内議論の激しさを踏まえて、総理として熟慮をしておられるということではないかと考えております。
(共同通信)
先日、小宮山厚生労働大臣が、子ども手当に代わる拡充児童手当について、その財源を地方の負担増という形で求めていくという考えを示されましたが、その件について、各他の府県の知事からはですね、既に反発の声も上がっていますが、知事はどのように受け止めていらっしゃるか、お伺いしたいと思います。
(知事)
他の知事と全く同じように、断固反対であります。約束が違うのではないかということですよね。もともとは子ども手当、(今回は)子ども手当は廃止して新たな枠組みということのようでありますけれども、民主党政権になられてから国主導でやるということを明言しておられますし、また私ども地方のサイドからは、われわれに裁量の余地のない支出でもありますし、おっしゃっておられる厚生労働大臣からのご提案というのは、私どもとしては、到底容認できるものではないと考えているところであり、知事会の仲間と意思を一つにして、「国と地方の協議の場」でしっかりと協議をしていかなければならない、このように考えております。
(北海道新聞)
明日、サハリンからやけどを負った少年が札幌医大に搬送されるとの発表が先ほどございましたけれども、このような患者の受入れについて、知事としてどのようにお考えでしょうか。
(知事)
私が知事になりましてからも、(北方)四島からの治療の患者の人道的な受入れ、それからサハリンからも一人少年の受入れをした記憶がございます。
人道的な観点からのこうしたお隣同士の国境を越えた支援というのは、やはりしっかり取り組んでいかなければならないのではないか、このように考えているところです。
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