知事定例記者会見記録(平成23年12月28日)

知事定例記者会見

・日時/平成23年12月28日(水) 11:30~11:41  
・場所/記者会見室
・記者数/22名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 年末年始の交通安全について
2 今年を振り返って 

記者からの質問

1 冬眠していないヒグマについて

知事からの話題

 

年末年始の交通安全について

〔配付資料:交通事故発生概況等〕  
 それでは私から二つお話をさせていただきます。
 一つ目の話題は年末年始の交通安全についてです。
 昨年、交通事故死全国ワーストワンという状況になった道内でありましたが、今年の昨日(12月27日)現在、道内の交通事故により亡くなられた方々の数は189名ということでございまして、昨年の同時期と比べて25人の減少、そして現状ワーストワンでございます愛知県とは32人の差という状況にあるわけです。
 もとより、われわれは交通事故死者ゼロを目指すと、これを強い決意として思っているところでございまして、年末年始の帰省などいろいろな機会で車を運転される方々も多いかと思います。交通事故に遭わないように十分に気を付けていただければと。そして、お酒を飲まれる機会が多くなる方も多いと思いますが、絶対に飲酒運転はしていただきたくないと思っております。
 年末年始に向けて、道民の皆様方のなお一層のご協力をお願い申し上げると同時に、マスコミの皆様方からの交通安全への呼び掛けをよろしくお願い申し上げたいと思います。今年を振り返って

今年を振り返って

 それから二つ目ですが、今年2011年を振り返りますと、まず、個人的に一番大きな出来事は4月の統一地方選、知事選で、3選目に向けて道民の皆様方のご信任頂いたということが、大きな出来事であったわけですが、道民の皆様方から見れば、むしろそのことよりも3月11日に発生した東日本大震災そして福島原発事故、こういった未曾有の事態に直面をして、道としてのさまざまな対応に揺れた、そういうふうにご覧になっておられる方々が一番多いのではないかなと、このようにも思っております。
 道内も、太平洋沿岸の被災地を私もずっと見て回りました。先ほどもぎょれんの櫻庭会長ともお話をしておりましたが、養殖施設も含めて、今確実に復興が進んでいるといううれしいこともあったわけでありますが、ただ、こういうふうに1年間があっという間に過ぎてしまったなと思っているところです。
 月曜日、火曜日に報道各社からインタビューを受けた中で、公約をどうするのという話もございました。ちょうど民主党政権の八ッ場ダムに関する大きなニュースがあった直後であったということもあろうかと思いますが、私自身はこれまで2期8年、公約として道民の方々にお約束したことは粛々と行ってまいりました。もちろん一部できなかったこともありますけれども、粛々とやっていくと。これは3期目についても何ら変わりはございません。「バックアップ拠点構想」あるいは、この前も上海に行ってまいりましたけれども「北東アジアターミナル構想」など、私がこの3月の選挙の時に道民の方々にお約束を申し上げた公約は、しっかり工程管理をしながら、これからやっていかなければならない、そのように考えているところです。しかしながら、公約だけで満足されないのが、多分この大震災という未曾有の事態が起こった時期に知事としての信任を受けた私への道民の方々の期待ではないかと、このように思っているところでして、来年、こういった公約の推進にしっかりと取り組むと同時に、加えて道民の皆様方の目線に立った道政ということ、そして道内各地域にこだわる道政ということ、それを2012年もしっかりと進めていきたいと考えているところです。
 この1年間、選挙期間も含めまして、報道の最前線の皆様方には大変にお世話になることが多かったと思っております。大変に励まされるようなご指摘、あるいは大変に痛烈なご批判、いろいろなことが明日の道政を切り開いていく上で大変に重要なことだということを真摯に私も認識をさせていただき、また道の幹部職員も認識をさせていただきながら、来年、引き続き、辰年、ドラゴンでありますので、昇り竜になるようにしっかりと道政に取り組んでまいりたいと考えているところです。
 皆様方にとっても来年が良い年になりますように、そして北海道にとって良い年になりますように、来るべき新しい年を迎えたいと思います。本当に1年間ありがとうございました。

記者からの質問

(室蘭民報)
 ちょっと前の話になるのですが、八雲町や小樽市でですね、雪の上でクマの足跡が見つかったという事例があったのですよ。つまりこれは、冬眠していないクマというのが出ているのではないか。だいぶ昔の話になりますけれども、苫前でのヒグマの被害がありましたよね。あれもいわゆる穴持たずというクマの被害が出た事例だったので、あらためて道民に対してそういったクマへの注意喚起と、あと、道がそういったヒグマに対しての対応をどう取るかということを教えてください。

(知事)
 北海道警察において、警察官が殉職をされた歴史上初の事案がヒグマの駆除でのことだったような記憶があります。
 それはさておき、今おっしゃられたとおり、今年はどうも冬眠をしていないヒグマがいるらしいということは私も報告を受けているところです。これは専門家の方々のお話によれば、今年はどんぐりが不作ということもあって冬眠に必要な栄養を蓄えることができない中で、ヒグマが冬眠できなかったのではないかということ。あるいは道東ではエゾシカの残滓などがある場合には冬眠しないということもあるというような話もございます。地球温暖化というのが影響があるのかどうか、それは私もよく分からない部分もありますが、いずれにせよこういった目撃情報等がある中で、やはりこれは秋期と同様に道民の方々に対する注意ということになるわけでありますが、できる限りヒグマが出るようなところに入るときには注意をするということ。それからヒグマの誘引物となります生ゴミなどの管理の徹底、単独では行動しないとか、そういうヒグマ対策を基本的に守らなくてはならないことを、ぜひあらためて道民の方々に注意喚起をしていく必要があるのではないかなと思っているところです。
 この趣旨については、各振興局に伝達をしておりますので、市町村を通じて住民の方々にも注意喚起をさらにお願いしてまいりたいと考えております。


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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