知事定例記者会見記録(平成25年2月6日)

知事定例記者会見

・日時/平成25年2月6日(水)13:40~13:48  
・場所/記者会見室
 ・記者数/23名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

 1 道の新たな融資制度の創設などについて

記者からの質問

 1 北海道新幹線新函館駅(仮称)について
 2 北海道エアシステム(HAC)について
 

知事からの話題

 

道の新たな融資制度の創設などについて

[配付資料:道の新たな融資制度の創設などについて]
 それでは、私から1点、道の新たな融資制度の創設などについてご説明を申し上げたいと思います。昨日も議会(経済委員会)議論もあったようですが、道といたしましては3月末の(中小企業)金融円滑化法の期限到来を見据えまして、2月15日から、道としての新たな貸付融資制度、「経営力強化貸付」というふうにネーミングしておりますが、これを創設することといたしました。この運用にあたりましては、まず企業の方々の負担軽減を図る観点から融資利率は、こういった道の制度の中では最も低い金利に設定をいたしております。また保証料率につきましては、ご承知のとおり国が昨年軽減措置0.2%というものを創設されたわけでありますけれども、これに北海道信用保証協会の独自引き下げ分の0.2%を加えまして、通常よりも最大で0.4%低い水準に設定をしたところです。こういった融資制度に合わせまして、年度内に、道といたしましては、経営改善、あるいは事業再生についての指導・助言を行うコーディネーターの配置、それから機動的に経営相談に応じる経営サポーターの配置、そして地域における金融機関や関係団体などとも一層緊密な連携の下、地域ネットワークを構築をしようと思っておりますので、道内の中小企業の方々のサポートをしっかりやっていきたいと、このように考えております。
 私からは、以上です。

記者からの質問

(HBC)
 今度(2月)8日にですね、道南函館のほうで新幹線に関するフォーラムにも行かれると。

(知事)
 行きますよ。金曜日、明後日ですね。

(HBC)
 それにちなんでというか関連してなのですけれども、木古内のほうは駅名も決まっていて、周辺9町の広域での観光PRなんかもずいぶん積極的にやられているようですけれども、お隣の終着駅の仮称新函館駅の周辺ですね、これは広域観光促進が隣に比べると相当遅れているという状況がございまして、これはひとえに駅名が決まっていないことの弊害も大きいようなのですけれども、この現状をまずどういうふうにご覧になっているかということとですね、今後道として、駅名決めるのはもちろんJRですけれども、道としてこういったところの調整というか、間に入って何らかの調整をされるようなことはあるかどうかというこの2点を伺いたいと思います。

(知事)
 金曜日のフォーラム(北日本交流連携フォーラム)、私も楽しみにしております。そしてこういう形でカウントダウン・プログラムという、道もお金を出し、汗もかき、地元の方々と連携をし、東北ともしっかり連携をしながらこの道南への北海道新幹線の延伸というか、北海道新幹線の初めての実現ということになりますので、これを盛り上げていこうということの一環としての今回のフォーラムであります。そういった中で、今駅名の問題についてご質問がございました。もとよりやはり全国あるいは世界のお客様に対して、新たな北海道新幹線というものをもっともっとPRをして、利用促進を図るためには当面の終着駅である今は仮称となっております新函館駅、この正式の名称が決まるということは大変重要なことであるというふうに認識をいたします。
 ただ一方で地元それぞれ、函館市、それから北斗市、それぞれの市当局の思いもあるでしょうし、またそれぞれの議会議論もあるでしょうし、またそれぞれの市民の皆様方の思いというものもあると思うのですね。函館市も合併されましたけれども、北斗市のほうは大野町と上磯町の合併という経緯のある中で今回の駅というのは旧大野町内にできると。いろいろな複雑な事情がある中で、地元では十分な議論が必要だということをおっしゃっておられますので、私どものスタンスとしてはできる限りこのことが決定されるように道としてもしっかり努力をしていかなければならない、こんなふうに思っているところです。

(HBC)
 2点目の質問に関連するのですが、努力というのはどういうことに、道としての努力というのは。

(知事)
 さまざまな形で調整をしていくという意味です。


(北海道新聞)
 HAC(北海道エアシステム)の関係でちょっと質問させてください。ご存じとは思うんですけど旅客収入がですね、2カ月連続で計画を1割以上下回っております。知事も3カ月連続でですね、1割以上(計画値を)下回った場合、抜本的な改革とかですね、そういったことも検討しなくちゃいけないということを去年の段階でおっしゃってました。この経営がちょっと悪化している状況、これを知事がどうまず受け止めてらっしゃるか、それからそれに対してどのように対処をしていくか、その2点をお願いできますか。

(知事)
 まず受け止めですけれども、おっしゃるような数字の状況になっております。もちろん要因として昨年末から全道的に相当な大雪ということもありまして、そういったことなどによる大量の欠航というなかなかHACにとっては厳しい環境もあったというのは事実ですが、ただおっしゃるように2カ月連続で厳しい状況にあるというのも事実であります。事前に議会からご了解も得ている民間の金融機関からの借入ということを当初予定よりも額を多くやらざるを得ない状況などがあるわけですけれども、私どもとしては今段階では、気候が少しでも良くなることを祈ると同時に、機材関係のトラブルによる欠航というのは、従前のレベルには完全に戻ってきているというふうに報告も受けておりますので、何とか気候、気象の問題もございますでしょうし、またPRということもしっかりやっていく、そしてその先には、三沢線の就航など、増収が想定されるようなこともHACが検討しておられるということも報告を受けておりますので、さまざまな形で注視をしつつ道として見極めて、必要であればいろいろなまた検討をしていきたいと、こんなふうに考えております。

 


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