知事定例記者会見記録(平成26年6月3日)

知事定例記者会見

・日時/平成26年6月3日(火)14:15~14:25  
・場所/記者会見室
・記者数/22名(テレビカメラ1台)

会見項目 

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知事からの話題

1 沿海地方ウラジオストク市訪問について

記者からの質問

1 アイヌ政策推進会議について
2 反原発に係る抗議活動について 

知事からの話題

 

沿海地方ウラジオストク市訪問について

〔配付資料:ロシア沿海地方・北海道経済ミッション訪問について 〕
 それでは、私から1件。ウラジオストク訪問の件であります。明日こちらを出発いたしまして、厳密にはトランジットの関係もございますので、明後日から二日間、(ロシア)沿海地方のウラジオストク市を訪問させていただくことといたしております。今回は、北海道と沿海地方との経済分野での協力関係をより強化するために行うものでありまして、道議会の加藤議長、それから北海道銀行の堰八頭取をはじめとする道内経済界の方々とともに総勢約80名のミッション(訪問団)を組みまして、訪問させていただきます。
 ウラジオストクへの私の訪問は、これで3回目でございます。今回の訪問では、食や寒冷地技術、観光などの北海道の魅力を知っていただくための「北海道ショールーム」でのPR、それから沿海地方政府との意見交換、それから北海道銀行主催のビジネス交流会などを予定しているところでございます。加えて、1992年以来、北海道とロシア極東3地域(沿海地方、ハバロフスク地方、サハリン州)とともに毎年開催してきております「経済協力に関する常設合同委員会」を、15年ぶりにウラジオストクで開催することとしております。また、北海道銀行の行事として(北海道銀行ウラジオストク)駐在員事務所開設を記念したレセプションなども予定されているところでございます。
 日ロ関係では、ウクライナ情勢等もあるわけでありますが、以前にこの記者会見(3月20日)の場でも申し上げたと思いますが、私どもとしては、国レベルの動きというものを十分注視していくと、これは当然なわけでありますが、こういう時期だからこそしっかりと地域レベルでの経済交流、そして人的交流、こういったものは進めていかなければならない、そのような思いの中で、今回の訪問を成功裏に収めたいと、このように思っているところであります。
 私からは以上であります。   

記者からの質問

(共同通信)
 昨日、アイヌ政策推進会議で象徴空間の基本方針が近く閣議決定されるということで官房長官から表明がありました。そのことに対する知事の受け止めをまずお願いします。 

(知事)
 昨日夕方、(総理大臣)官邸でアイヌ政策推進会議に出席してまいりました。その中で官房長官のほうから、前回のこの会議(平成25年9月11日の第5回アイヌ政策推進会議)、札幌での会議でありましたが、その時言及のございました「民族共生の象徴となる空間」を、白老町に整備をすると、そしてその公開については、2020年の東京オリンピック・パラリンピックに合わせて一般公開すると、そういう表明があり、そのことを閣議決定するという話がございまして、これは私どもを含めて各委員もそれぞれ意見を出したわけでありますが、こういう形で一歩一歩、この推進会議として提言されていることが形になっていくことを大変に評価するということを申し上げたところであります。具体的な閣議決定の日時はまだということのようでありますが、できる限り早くということで、政府のほうで差配されるのではないかなと推察いたします。 
 合わせて、私から、その会議において二つ申しました。一つは、この「民族共生の象徴となる空間」の整備よりも前倒しで、(アイヌの人たちの)遺骨の慰霊施設についてできる限り早期に整備していただきたいということをですね、去年の秋に、加藤(北海道アイヌ協会)理事長、白老町長、それから道議会のアイヌ議員連盟を代表して本間道議と一緒に官房長官に要請をした経緯があるのですが、あらためてそのことを、これは加藤委員も言っておられましたが、私からも申し上げたところであります。そしてもう一つは、2020年の東京オリンピック・パラリンピックのオープニングセレモニーにおいて、先住民族としてのアイヌ文化の発信をやっていただきたいということもあらためて要請させていただきました。私は例示としてですね、2000年のシドニー夏季オリンピックでのオーストラリアにおける先住民族の方々の文化の発信、それから2010年バンクーバー冬季オリンピックにおけるカナダの先住民族の方々のアピールなども例示に出しながらですね、2020年といったらもう時間もないのでぜひお願いをしたいと、そのために私どもとしてもしっかり協力をしたいというようなことを申し上げたところでござます。


(北海道新聞)
 毎週金曜日にですね、道庁(道本庁舎)の北門前で行われている脱原発のデモというのが今週100回を迎えるのですが、そのデモの中では、高橋知事に対してですね、泊原発の再稼働を認めないでほしいということをずっと求め続けています。こうしたデモが100回続いている、続いたということを知事としてどう受け止められているかということと、あと、デモの主催者がですね、知事に直接お会いして、面会していただいてですね、直接訴えを届けたいということを常々言っているんですが、そういうふうに面会を受ける可能性が今後あるかどうか、そのあたりを教えてください。
 
(知事)
 (毎週)金曜日、関係の皆さま方が集まられて、デモをやっておられるという状況、それから皆さんのご主張など、事務的にすべて報告を受けているところでございます。この原子力発電所につきましては、このデモの皆さま方のご主張は再稼働反対という立場のご主張だと思うわけでありますが、同様の考え方のご意見もありますし、また、他方、(電気)料金値上げ反対、あるいは再稼働容認というふうなご意見の方もおられますし、本当にさまざまなご意見が道民の中にあるわけでありまして、そういったことがですね、いろいろな形で道庁に寄せられている、そういったことを私も報告を受けているところでございます。そういった道民の皆さまのご意見というものをしっかり一つ一つ受け止めながら、私としてやはり臨んでいく必要があるんだろうなと、このように思っております。
 いずれにいたしましても、原子力発電所というのは、何よりも安全を最優先に考えていかなければならない、取り組んでいかなければならない、このように考えておりますので、こうした姿勢で対応してまいる考えであります。

(北海道新聞)
 もし、今後面会される可能性とかいかがですか。

(知事)
 さまざまなご意見をさまざまに受け止めていきたい思っております。

(北海道新聞)
 さきほど事務的にすべて報告を受けているとおっしゃられましたけれども、直接、例えば知事室なんかでですね、声が聞こえてきたりということは、実際に聞かれたことはいかがですか。

(知事)
 私は、道庁だけで仕事をしているわけではないので、記憶の範囲では、ちょっと記憶にありませんが。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなどを整理し、作成しています。

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