知事定例記者会見(平成28年8月31日)

知事定例記者会見

・日時/平成28年8月31日(水) 14:30~14:40
・場所/記者会見室
・記者数/25名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 台風第10号による被害について

記者からの質問

1 来道外国人観光客数について

知事からの話題

 

台風第10号による被害について

  私からは1点であります。台風10号による被害についてであります。
  本道には今月すでに三つの台風が上陸し、大変な被害が出ているところでございますが、さらに、昨日から台風10号によりまして、広い範囲で大雨や暴風による被害が発生しているところでございます。
  河川の増水や浸水が続いているところでありまして、被害の全容はまだ詳しく把握できないわけでありますが、十勝管内では橋が崩落したことにより車両が転落し、大樹町、清水町、新得町で行方不明者が出ておられるというような情報がございます。また、暴風や大雨などによりまして、住宅の損壊や浸水被害が発生しているところでございます。
  道といたしましては、今日の午前5時30分に北海道災害対策本部を設置し、その後8時から庁内各部長や振興局長のほか、関係機関として、自衛隊や開発局、気象台、道警にもご参加をいただいて、本部員会議を開催したところであります。
  本日、国の機関である内閣府から3名、それから総務省消防庁から2名の職員を連絡員として道に順次ご派遣いただけるというふうに聞いておりますし、また、自衛隊、開発局、第一管区海上保安本部、北海道運輸局、こういった国の機関に加えて札幌市からも職員が連絡員として道に派遣されているところでございます。また、一方で、被災をされた市町村の役場に道から職員を派遣するなど、関係機関が一つの空間にいることにより、情報共有を図りながら一体となって迅速に対応できる体制としているところでございます。
  台風10号は去ったところでございますが、今朝の本部員会議における気象台からのご報告によりますと、引き続き大雨や暴風、高波には注意が必要ということでありまして、道民の皆さま方におかれましては、引き続き河川の増水などには十分に注意をしていただきたいと思います。
  そして先日の羅臼町での土砂災害で、雨が上がった後にも災害が発生するということを経験いたしたところでございますので、道民の皆さま方におかれましては、危険な場所には絶対に近づかないということを徹底するようお願い申し上げたいと思います。
  道といたしましては、引き続き市町村や関係機関と連携しながら、速やかに被害状況の把握に努めるとともに、応急・復旧などを進めていきたいと考えております。何より人命第一に、人命優先で対応するということを本部員会議でも申し上げましたが、特に要配慮者の方々に十分に配慮しながらと、こういった基本的なスタンスで対応していきたいと、このように考えているところでございます。
  今回の台風10号の前にございました三つの台風の被害ということにつきましては、激甚災害の指定をいただくため、国に対して、30日付けで、それぞれ国土交通省、農林水産省に、私どもとして現在把握している被害の状況についてご報告を申し上げたところでございますが、今回の台風10号の被害も連続して起こったところでございますので、まだまだ被害額の暫定的な集約にも数日を要すると思うわけでありますが、この部分も含めて激甚災害の指定ということも視野に入れながら対応をしていかなければならないと、そんなふうに考えております。
  私からは以上です。

記者からの質問

(共同通信)
  災害とはちょっと関係なくて恐縮なのですが、昨日2015(平成27)年度に来道した外国人観光客が208万人になったと発表がありまして、知事は選挙の公約で外国人観光客300万人というのを掲げていたと思うのですが、208万人に到達したということで、その受け止めと公約達成への手応えというのを教えていただけますか。

(知事)
  昨日、来道された外国人観光客、いわゆるインバウンドの数が208万人となったというふうに発表したところでございます。内訳を見ますと、中国からの観光客の方が60パーセント以上増えており、また、台湾からもたくさん来ていただいているのですが、約16パーセント増えているなど、トータルとして35パーセントの増ということで、来道されたインバウンドの方々が初めて200万人を超えたということでございます。このことは、民間の方々と私ども行政が力を合わせてこれまで取り組んできたことの一つの表れかなというふうに評価をさせていただいているところでございます。
  特に、今申しましたとおり、中国からの観光客は前年度との比較において63パーセント増えて、約55万4千人という数字でございます。ご承知のとおり、日中両国政府間では、さまざまな経緯から外交上の課題があると私も理解をしておりますし、また韓国との関係では、今少し歩み寄りもあるようでございますが、こちらもさまざまな課題が両国政府間ではある中で、北海道に限ってみても、これだけ中国本土からのお客さまが増えているということ、あるいは韓国からのお客さまも約5割の48.9パーセント増えているということは、国と国との政府同士の関係はあるものの、やはり、それぞれの国民は相互交流ということについて非常に高い関心を持っているということを実感したところでありまして、それぞれの相互理解の深化のためには、こういった交流を進めていくことが大変重要だと思いますので、そういった意味において北海道が貢献できたということも、私自身は大変うれしく受け止めているところでございます。
  公約との関係では、昨年4月の知事選の際に、2020年をめどに外国人観光客300万人を目指すということを公約に掲げさせていただいて、それを今、道の目標として取り組んでいるところでございますが、インバウンドが伸びている中で、やはり目標値の上積みに向けて検討しなければならないということを道議会でも申し上げておりますので、鋭意その作業に取り組んでいるところでありまして、担当部局において旅行業者をはじめとする観光関係の方々のヒアリングをやらせていただいておりますし、また、北海道観光振興機構とも意見交換なども行いながら、今、検討を進めているところでございます。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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