知事定例記者会見(平成29年3月13日)

知事定例記者会見

・日時/平成29年3月13日(月) 16:50~16:58
・場所/議会知事室前
・記者数/16名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 融雪期における事故の防止について

記者からの質問

1 原子力発電所について
2 JR北海道の事業範囲の見直しについて

知事からの話題

 

融雪期における事故の防止について

  私からは1点、融雪期における事故の防止についてであります。
  この冬の道内は、平年より積雪が少ない地域が多いとのことでありますが、昨年11月から先月末までに雪の事故により13名の方が亡くなられ、けがをされた方も150名に上っているところでございます。先月9日の会見の場でも、雪の事故についてお話をさせていただいたところでありますが、その後も倶知安町におけるバックカントリースキーでの死亡事故、それから上富良野町における屋根の雪下ろし中の転落などによりまして、5名の方が亡くなられているところであります。前年同時期と比較いたしますと、重軽傷者の方は79名減少しているところでありますが、亡くなられた方は2名増加いたしております。
  これから本格的な融雪期を迎えるわけでありますが、気象台によれば、今後は気温が高い日が多くなり、雪解けも早く、地域によっては山間部を中心に多くの雪が残っているところや、屋根に雪が残っている住宅がまだ多くあるということでございます。雪崩や崖崩れ、屋根からの落雪などが発生しやすくなるのかなと懸念するところであります。道民の皆さま方におかれましては、急な気温の変化などに注意をしていただくとともに、危険な場所には近づかず、融雪による河川の増水や土砂崩れなどの事故にも十分注意していただきたいと思います。
  報道機関の皆さま方におかれましては、事故防止の注意喚起をよろしくお願いいたします。
  私からは以上であります。

記者からの質問

(HBC)
  一昨日なのですけれども、小泉元総理が札幌で講演をしまして、脱原発、原発ゼロを訴えたと。その後のぶら下がりにおいて、高橋知事におかれましても原発再稼働については反対というか、そういったような立場で行動すべきではないかと、まあ求めたということなのですが、これについてどんなふうに受け止められますか。

(知事)
  小泉純一郎元総理が北海道にいらっしゃって講演をされたということは、報道を通じて承知しております。私についてもそういう提言があったということは、今初めてお伺いをいたしました。
  原発につきましては何よりも安全性が重要でありまして、全国でいくつかの原発が再稼働したところでありますが、北海道の泊原発につきましては、まだまだ審査を受けなければならない項目が多々あるところでありますので、まずはそれを見守っていかなければならない、そんなふうに思っているところであります。
  そして報道であったかと思いますが、北海道は自然エネルギーの宝庫なので、これを十分活かすべしと。そこはまさにおっしゃるとおりかなということで、ご承知のとおり、私どもも道議会の議決を得た上で、基金(新エネルギー導入加速化基金)を創設し、そういったものも活用しながら、道内の自然エネルギーのポテンシャルをもっともっと高めていくということをしっかりとやっていきたいと、こんなふうに思っております。
  小泉元総理の在任中の後半に私は知事になりまして、いろいろな分野でお話をさせていただきましたが、原発問題については小泉元総理と直接お話しする機会はなかったと思います。

(北海道新聞)
  JR北海道の問題で2点ほど伺いたいと思います。
  一つ目は、今週知事は上京される予定があるとおっしゃたのですが、その際にJR関連の要請活動をされると思うのですが、与党の自民、公明両党の幹部やJR北海道再生推進会議の議長の宮原さんにお会いするというふうに伺ってますが、その狙いというものが一つ。
  もう一つが、今議会で代表質問と一般質問が終わってJR問題の議論が進んできていると思うのですが、道の支援策を早く打ち出してくれという声も出ています。こうした声に対して知事、この会期中に何らかの表明をされるという予定はあるのでしょうか。

(知事)
  一つ目のご質問について、まだ日程調整中でありますが、予算特別委員会の各部審査が行われる今週は、私自身の道議会での出番はございませんので、私と先方の方々との日程の調整がつけば、上京して要請活動をしてきたいと、こんなふうに思っているところでございます。
  まだ、どなたのアポが取れるかということはわかっておりませんので、何とも言えませんけれども、もし、与党の幹部の方々にアポが取ることができれば、道内におけるJR問題についての道民の皆さま方の意識であるとか、あるいはそれぞれの沿線自治体の皆さま方の思いであるとか、鉄道ネットワークワーキングチームでまとめていただいた報告書をスタートラインとして、私ども道庁もいろいろと動いていると、そういう中で国のご支援を検討いただきたいというようなことを要請するのかなというふうに考えているところでありますが、まだ最終的に頭の整理ができているわけではございません。
  それから道の支援そのものについては、道議会でのご議論の進捗状況によるのかなというふうに思っております。

 


この文章については、重複した言葉づかい、明らかな言い直しがあったものなど整理し、作成しています。

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