知事定例記者会見(平成30年6月1日)

知事定例記者会見

・日時/平成30年6月1日(金) 15:00~15:16
・場所/記者会見室
・記者数/24名(テレビカメラ1台)

会見項目

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知事からの話題

1 ロシア連邦サンクトペテルブルク市訪問について
2 北海道150年記念式典について
3 第44回全国育樹祭の会場決定について
4 マダニが媒介する感染症の予防について

記者からの質問

1 本道における太平洋クロマグロの管理について

知事からの話題

 

ロシア連邦サンクトペテルブルク市訪問について

 私からは4点お話をいたします。
 一つ目は、ロシアのサンクトペテルブルク市訪問についてのあらためてのご報告でございます。
 5月24日から27日にかけて、ロシアのサンクトペテルブルク市を訪問してまいりました。地図で見ると分かりますけれども、本当にフィンランドなどヨーロッパ諸国に近いロシアの街でありまして、歴史的にさまざまな経緯がある、景観の大変美しい街でございます。
 今回の訪問は、日ロ政府間の交流拡大の機運を捉え、日ロ交流年である今年、わが国がゲスト国となっている「サンクトペテルブルク国際経済フォーラム2018」に、このフォーラムの組織委員会副委員長でありロシア大統領顧問でもあるコビャコフ氏から、私に対して招待状がまいりまして、これを受けて、私ども道として、北海道の魅力や強みをPRするとともに、欧露部との地域間交流の本格化に向け、参加しようというふうに決意をしたものであります。
 フォーラムの行事は多層的に、さまざまな個別の会議、会合なども並行して進んでいたわけでありまして、また、パビリオンにさまざまな組織ごとの展示、それからディスプレイや見本市のようなしつらえだったと理解をしておりますが、私がその中で参加させていただいた一つは、フォーラムの全体会合というプーチン大統領を中心として安倍総理、それからフランスのマクロン大統領、中国の王岐山(おう・きざん)副主席、IMF(国際通貨基金)のラガルド専務理事などが出席しておられました。そこではパネルディスカッションが開催され、これは大変限られた人しか招待されないものでありましたけれども、これに聴衆として出席いたしました。
 また、分科会もたくさんあり、私自身はロシア連邦院副議長で、カレロワさんという女性でありますが、この方が中心となって展開されました各国の女性リーダーが集まる「女性リーダー達のユーラシア共同体」というラウンドテーブルのパネルディスカッション、これにも参加させていただきました。
 それから、日本国政府がこのフォーラム会場内に設置をしていた「ジャパン・パビリオン」におきましては、今回の日本国政府のアピールの仕方というのは機器やシステムの情報提供を、物を置いて個々に行うということではなく、中央にビジョンを置いて、そこを中心にビジュアル的にさまざまな情報を提供するという形でありましたけれども、私自身も北海道の魅力を紹介するプレゼンテーションを行わせていただきました。また加えて、同じジャパン・パビリオンの中で、札幌医科大学の学長による再生医療技術や(道建設部)建築企画監による寒冷地技術、そういったPRもさせていただいたところであります。
 今申し上げたのがフォーラムへの参加という部分でありますが、このフォーラム出席の機会を活用して、モスクワ州、そして開催市でありますサンクトペテルブルク市の両知事と会談を行いまして、それぞれの知事との間で議事録に署名させていただきました。
 モスクワ州のヴォロビヨフ知事との間では、パートナーシップの樹立に向けての地域間協力を開始するということで一致し、それを書面にしたところであります。また、サンクトペテルブルク市では市長とは言わず、知事というふうに役職をお呼びしておりますが、ポルタフチェンコ知事との会談におきましては、先方のご要望もあって、具体的な分野ごとの10の分野からなる5年間のアクションプラン「ロードマップ」というものも含めて、合意をさせていただいたところでありまして、サンクトペテルブルク市と、私どもとの間では、それぞれ担当副知事を筆頭とするワーキンググループを立ち上げて、しっかりこのロードマップを一つひとつ形にしていこうということで合意をしたところでございまして、欧露部にあるロシア国内で主要な両地域との本格的な交流のスタートを切ることができたと思う次第であります。先方の関心事項というのは、多岐にわたるわけでありますが、安倍総理が提唱しておられます8つの協力プラン、あるいは私自身がロシアとの間で北海道の強みを活かす分野として言っております5つの協力パッケージ、これに本当に沿うような形の関心事項が、先方それぞれの知事から提示されたことは大変印象深いところであります。とりわけ、医療、健康分野については、両地域とも大変深い関心を持ち、北海道の再生医療をはじめとして、道内の技術に対する関心は高かったです。また、観光分野での交流や私どもが強みと思っております寒冷地技術への期待など、本当に広範な関心分野があったということは私自身、あらためて直接確認ができて良かったというふうに考えるところでありまして、これから、今年がキックオフでありますので、この両地域としっかりとした交流の深化というものを図っていきたいと思っております。
 また合わせて、このフォーラムにはサハリン州のコジェミャコ知事もおられて、サハリン州自体は、パビリオンを出しておられなかったのですけれども、わざわざジャパン・パビリオンのところに来てくださり、私のことを立って待っておられまして、立ち話という形ではありましたが、若干、会談というかお話をさせていただいたところであります。たまたまそこに、在京のロシア大使のガルージンさんもおられて、3人でお話をするという形になったわけでありますけれども、今年、予定をしております(北海道・サハリン州友好・経済協力)提携20周年を記念した相互訪問など、それからサハリン州のコルサコフと稚内との間のフェリー再開問題など、立ち話にしてはいろいろと充実した内容の意見交換ができたかなというふうに思う次第であります。これからもしっかりロシアとの交流を深めてまいりたいと、このように思った次第であります。

北海道150年記念式典について

 〔配付資料:北海道150年記念式典について(PDF)〕  
 二つ目でありますが、配付資料がございます。
 8月5日に、北海きたえーるで開催します北海道150年記念式典についてのご紹介であります。  
 記念式典は、「先人に学び、未来につなぐ」をテーマといたしまして、メイン会場で、アイヌの古式舞踊や地域の伝承芸能の演目の披露などを行います。また、観光大使のタカアンドトシさんをはじめとする本道出身の方々から、北海道への応援メッセージをいただくことといたしております。また、歌手の大黒摩季さんも出演します。
 それからメイン会場とは別のサブ会場では、人工知能の研究者、ICTの開発者、工芸デザイナーの方々などをお招きして、北海道の未来を展望するトークを行います。
 そして、10代、20代の若者が、北海道への想いを表現した映像をプレゼンし、競い合うコンテストの決勝戦も実施するなど、盛りだくさんの内容で、多くの道民の皆さま方の心に残るイベントにしたいと考えております。
 配付資料にございますとおり、その参加者と、ボランティアスタッフの募集のご案内をさせていただいたところであります。

第44回全国育樹祭の会場決定について

 〔配付資料:第44回全国育樹祭(2020年)の会場決定について(PDF)〕  
 三つ目でありますが、ちょっと先でありますが、第44回全国育樹祭の会場決定についてであります。2020年、再来年の秋に、皇族殿下をお迎えし、本道で開催する第44回全国育樹祭の会場について、共催者でございます(公益社団法人)国土緑化推進機構と協議の上、決定しましたので紹介させていただきます。
 (枝打ちなどの)お手入れを行っていただく場所につきましては、2007年に全国植樹祭を開催し、天皇皇后両陛下がお手植えをされた苫小牧市とし、屋内で行う記念式典については、先ほど申しました北海道150年記念式典と同じ北海きたえーるで開催することとしております。
 まだ、少し先ではありますが、しっかり準備をしてまいりたいと考えております。

マダニが媒介する感染症の予防について

 四つ目でありますが、マダニが媒介する感染症の予防についてであります。本日、旭川市保健所から道に対し、ダニ媒介脳炎患者の発生の報告があったところであります。旭川市でプレス発表もしておりますので、もうご存じの方もいらっしゃるかと思いますが、この患者の方は、40歳代の女性の方でございまして、現在入院中であり、ご回復を願っております。
 昨年8月に、国内で4例目の患者が発生いたしましたが、今回は、それから1年もたたないうちの5例目でありまして、いずれも道内での発生ということであります。北海道では、脳炎だけではなくライム病や回帰熱など、マダニにかまれることで感染する病気の事例が報告されているところであり、これらの病気には、まれに重症化し、死に至ることもあるということが知られているところであります。予防には、肌の露出を少なくして、マダニにかまれることを予防するということが何よりも重要だと言われておりますが、万が一かまれた場合は、自分で取り除こうとはせずに、速やかに医療機関を受診していただきたいと思う次第であります。
 道といたしましては、保健所を通じて市町村や医療機関等への情報提供、道ホームページでの注意喚起などを行ってきておりますが、あらためて道民の皆さま方には、草むらややぶに入る際は、長袖や長ズボンを着用するなど、予防していただきたいと、このように思います。
 私からは以上です。

記者からの質問

(NHK)
 クロマグロなのですけれども、先日あらためて漁獲枠実質ゼロということと、混獲枠およそ8トンということが水産庁で明らかにされたのですが、それについての知事の受け止めと今後の対応を教えてください。

(知事)
 分かりました。この問題は特に小型のクロマグロについて、これまでの道内の漁業協同組合の方々の対応などについて全国的に厳しいご批判が寄せられた中で、次回の第4管理期間における小型魚の配分量が8.3トンと提示をされたところでありまして、積極的に獲る量はゼロになっております。この量は明らかにやむを得ない状況で網に引っかかった場合に管理するための数量であるというふうに私ども道では認識しておりまして、捕獲された場合にはとにかく速やかに海中に戻すこととし、道が全数量を留保し一括管理をしていきたいと、こんなふうに思っているところでございます。合わせて申し上げますと、大型魚のほうは157トン、こちらもしっかり管理をしなければならないと思っておりまして、配分量の1割を道で留保して残りを漁業種類別、海域別に割り当てすることを考えております。いずれにしても、道において、数量の報告体制あるいは管理措置などを定め、適切な数量管理を行っていかなければならない、そんなふうに思っております。

(NHK)
 8.3トンのほうなのですけれども、やむを得ない数量という中で、もう少し欲しいというような要請をしていく考えはあるのでしょうか。

(知事)
 過去の経緯もありますので、どうでしょうかね。これから状況を把握していく中で、道内の水産業関係の方々の思いなども聞きながら、必要に応じ、またそういう要請もあり得るかとは思いますが、当面はこれまでの経緯を踏まえますと、この枠をしっかり守っていくということが重要かなと、こんなふうに思っています。

 

 

 


この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。
                                                                                                                                                                (文責 広報広聴課)

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