知事定例記者会見(令和4年10月28日)

知事定例記者会見

  • 日時/令和4年10月28日(金)15:48~16:11
  • 場所/記者会見室
  • 記者数/16名(テレビカメラ1台)

記者会見風景

知事顔写真

会見項目

知事からの話題

  1. 高病原性鳥インフルエンザへの対応について
  2. 原子力防災総合訓練について

記者からの質問

  1. 高病原性鳥インフルエンザへの対応について
  2. 新型コロナウイルス感染症対策について(1)
  3. 新型コロナウイルス感染症対策について(2)
  4. 高レベル放射性廃棄物の最終処分場選定に係る文献調査について
  5. 冬季五輪招致について
  6. 次期知事選について

知事からの話題

高病原性鳥インフルエンザへの対応について

 遅くなって申し訳ございません。私から二点お話しさせていただきます。
 一点目ですけれども、高病原性鳥インフルエンザへの対応についてご説明させていただきます。今回、疑似患畜が確認された農場は、胆振総合振興局管内の厚真町にあります、食肉となる肉用鶏を約17万羽飼養している農場であります。道内の家きん飼養農場では、今シーズン初の発生となりました。道では、本日10時に開催した対策本部会議において防疫計画を決定し、その後、速やかに殺処分等の防疫措置を開始しているところであります。
 また、先ほど、農林水産省の勝俣農林水産副大臣とお会いいたしまして、まん延防止に向けご支援いただけるという旨、お約束いただいたところであります。道職員が、国や関係機関、団体の皆さまと連携、協力して、24時間体制で迅速な防疫措置に取り組んでまいります。
 本道では、野鳥のふん便などから鳥インフルエンザの陽性が確認されているところであります。来年5月中旬ごろまでは、感染リスクが高い状況が続きますことから、全道域において、日々、鶏舎周辺の消毒と防鳥ネットの確認など、農場への本ウイルスの侵入防止の徹底につきまして、養鶏場を経営する皆さまにはあらためてお願い申し上げます。
 そして、道民の皆さまに対してでございますけれども、道民の皆さまには、死んでいる、または弱っている鳥などの野生動物を見つけても、素手で触らないようにお願いいたします。もし触れてしまったという場合につきましては、手洗いを十分に行うなどの冷静な対応をお願いいたします。また、死んだ鳥などの野生動物を見つけた場合につきましては、お住まいの(地域の)振興局環境生活課にご連絡いただければと思います。
 一方、高病原性鳥インフルエンザについてでありますが、通常では人に感染しないと考えられております。流通しております鶏肉や鶏卵を食べても安全であります。道としてもこうした正しい情報の発信に努めてまいります。消費者の皆さまにおかれましても、根拠のないうわさなどで混乱しないようお願いいたします。道産のおいしい鶏肉や卵がございます。農業者の皆さまの応援になりますので、引き続き消費いただければと思います。
 道といたしましては、地域の方々に安心していただくため、厚真町の発生農場における防疫措置を一刻も早く完了することができるように、引き続き全力で対応してまいります。また、私自身、明日現地に向かって、防疫措置の状況などを直接確認したいと考えているところでございます。この点につきましては、詳細が決まり次第、記者の皆さまにお伝えさせていただければと思います。
 これが一点目でございます。

原子力防災総合訓練について

 二点目が原子力防災総合訓練についてでございます。
 来週10月31日に、道と泊発電所の周辺13町村の主催によります原子力防災総合訓練を実施いたします。昨年度は、新型コロナウイルス感染症の拡大を防止するため、住民の方々の避難訓練を見送ったわけでありますが、本年度は、2年ぶりになりますが、住民の皆さまにご参加いただいて避難訓練を実施させていただく予定であります。この訓練では、感染症対策を講じた避難所の運営や、バスによる住民避難のほか、孤立住宅を想定したヘリコプターによります救出訓練などの実働訓練を行いますとともに、オフサイトセンターや災害対策本部での意思決定訓練を実施いたします。
 私は当日、道の災害対策本部長として、本庁で指揮を執る予定であります。来週の訓練にしっかりと取り組んで、原子力防災対策の充実強化に生かしてまいります。なお、先ほどご説明いたしました、胆振管内において高病原性鳥インフルエンザが発生したことによりまして、鳥インフルの対策本部の指揮を執ることも必要なため、予定しておりました現地での視察は行いませんけれども、テレワークシステムや公用スマホを活用するなどいたしまして、視察はかなわないわけですけれども、現地の状況などを把握してまいりたいと考えています。
 私から以上です。

記者からの質問

(NHK)
 三点、鳥インフルに関連して質問させていただきたいのですけれども、去年も結構かなり、去年というか昨シーズンですね、発生しまして、さまざまな会議などが開かれて、厳戒態勢が敷かれている中で、また今年、シーズンで一番早い発生ということですけれども、このような大規模な感染が発生したことについて、率直に知事としてどう受け止められているかということと、先ほど現地に明日向かわれるという話がありましたけれども、今の段階では具体的にどのようなことを確認したいのかというところ。それと今後、シーズンが始まったばかりですけれども、また去年の二の舞にならないようにといいますか、かなり感染が全道で多発するということにならないように、道としてどのように防止策を打っていくかという、その三つについてお答えをお願いします。

(知事)
 一つ目と三つ目が関連するようなお答えになってしまうかもしれませんけれども、これまで、発生の予防はさまざまな対策を講じてきました。9月に本州で野鳥からの高病原性鳥インフルエンザの確認が続きました。北海道として、9月28日、全道の家きん飼養農場に対する注意喚起を促すという形で取り組んでまいりました。それと全道の家畜保健衛生所の職員によります家きん飼養農場への立入調査を実施いたしまして、飼養管理の改善などについて、指導を行ってきたところでございます。
 また、鳥インフルエンザの発生シーズンを迎えるに当たって、9月8日になりますけれども、野鳥や野生動物等の専門家によります検討会を開催し、昨シーズンの検証と今シーズンの効果的な対策の実施について、ご意見をいただいてまいりました。さらに今月17日に開催した「海外悪性伝染病警戒本部幹事会」におきまして、道の関係部局や関係機関、団体に対して、発生防止に向けた対策を共有したほか、全道の各振興局の段階で、万が一発生した場合に備えて、防疫訓練を実施してきたところであります。ちなみに今回、厚真町で発生しましたけれども、胆振総合振興局においても、10月3日に机上にはなりますが、訓練を実施したところであります。今回、速やかな初動対応につながったと考えているところであります。
 今の状況を考えますと、道内で既にカモ類のふん便から高病原性鳥インフルエンザウイルスが確認されています。専門家からは、これは氷山の一角であり、全道的に感染リスクが高まっている状況と考えられると指摘されております。ですので、先ほど申し上げたような対策、そして農場における侵入防止の徹底に向けて、さらなる注意喚起を丁寧に指導していく必要があると考えています。
 そして明日の現地視察でございますが、今、(本庁から)24時間、3交代、延べ360人体制で(派遣し)、この防疫措置を行っているところであります。コロナの感染対策、また寒い中での作業になりますので、職員の体調管理も徹底しながら、速やかに、この措置を24時間継続する体制をとっているところであります。今、この会見が始まる直前の時点においても、何かけがをしただとか、現地でのトラブルが発生したとか、そういった情報はありませんが、やはり私が対策本部の指揮を執るわけですから、現地に入った中で、現地の状況をしっかり確認して、課題などもあったら直接お話をお伺いする。それと、厚真町長とできればお会いして、お話しさせていただいて、今後の道の防疫措置の流れなども双方で確認しながら、感染拡大の防止を図りながら、できるだけ速やかに防疫措置を完了すべく生かしていきたいと考えています。

(北海道新聞)
 新型コロナの関連でお伺いします。道内の感染者数が人口10万人当たりで500人を超えてですね、先週と比べても他の病床使用率の指標ですとか、いずれも悪化してきているのかなと思います。この状態というのを知事として今どのように評価されているのかというのと、病床使用率が上がってきているというところで、確保病床のフェーズの見直しというのを、どういうタイミングで考えていらっしゃるか教えてください。

(知事)
 まず、全道の新規感染者数は、本日4518人という状況になっています。昨日の人口10万人当たりが509.8人となっていますので、先週が396人ですから、比較で28.7パーセントの増加という状況になっています。年代別で見ますと、30代以下の若い世代が約6割を占めるという状況になっていますけれども、特に10代が2割ということで多くなっています。この要因ですけれども、国の専門家の指摘もあるわけですけれども、ワクチン接種と自然感染により獲得した免疫が低下していることや、本道を含む多くの地域において、夜間の滞留人口が増加していることなどが国の専門家から示されております。
 北海道においても、秋の行楽シーズンとなっています。人の動きが活発化していることと、また北海道は全国に比べても早い段階で気温が低くなってきます。気温が低くなってきますと、どうしても換気しにくい時期にもなってまいりますし、また寒くなって、季節が変わってくるときに体調を崩すということ、体調の管理が難しい時期ということで、今申し上げたような複合的な要因が重なっているという可能性があるのではないかと考えています。
 こうした状況の中で、今後、社会経済活動の活発化による接触機会が増加することなど、感染状況に与える影響に注意していく必要があると考えておりますが、国の専門家からも指摘されておりまして、道として今、2問目のご質問にあった病床使用率ですとか、主要な指標の推移を慎重にモニタリングしていく必要があると考えています。感染拡大を抑えるために、道民の皆さまには、繰り返しになるのですけれども、基本的な感染防止行動の実践をしていただくということと、オミクロン株対応のワクチンや、インフルエンザのワクチン接種のご検討をお願いしていきたいと考えています。
 そして病床でございますけれども、病床使用率についても、新規感染者数が先ほど申し上げたように増えていますので、入院患者数も増加に転じています。病床使用率は全道で28.7パーセントと上昇傾向にあります。特に、道央圏や道北圏などの圏域において、急速に上昇していることがございます。地域の医療機関などと協議しながらではありますが、今、速やかなフェーズの引き上げについて検討しているところであります。道としては、地域ごと、医療圏域ごとの状況とかも見ていますので、こういった状況などを慎重にモニタリングしているところであります。引き続き、関係団体、各医療機関などと連携を密にしながら、入院が必要な方々が適切かつ円滑に医療を受けられるように、フェーズなどについても適切に移行していく、医療提供体制の確保に努めていく、このように進めていきたいと考えています。

(産経新聞)
 関連でちょっといくつか教えてください。新型コロナの話がありまして、知事のほうからもインフルエンザの流行のお話がありました。今年は同時流行の可能性が非常に高いというような厚労省の見方もあるのですが、札幌市内のあるクリニックでは、この二つのウイルスを検知できるようなキットを先駆けて導入しているというものがありました。道として、今後増加が懸念されるものに対しての医療機関への支援といいますか、知事がおっしゃられた医療提供体制の安定的な維持の部分についての支援策など、何かお考えがありましたらお聞かせいただけますか。

(知事)
 同時に検出できる検査キットについて、国のほうでも調達を行っていると聞いているところでありますが、今、最大75万人のコロナとインフルエンザの同時流行を想定した中で、コロナかどうかについては検査キットを送って判定する(陽性者登録)センターを運用していくと。また、インフルエンザにおいては、今、ワクチン接種の推進ということで取り組みを進めている。今後の国民の皆さまへの呼び掛けなどの段階の整理も、国で今後さらに詰めていくのだと思います。
 その中で、国として、全体としての確保量がある、コロナとインフルエンザを同時に検査できるものを、どう有効に、全国的に配布するのか。また、流行状況を捉えて、今、インフルエンザが足元で急激に増えているという状況まではいたっていないと思いますけれども、そういった状況をどこのタイミングで捉えて、感染が拡大しているところに優先的に限られたキットを有効活用するのか。こういったところは、われわれとして注視しながら、対応していく必要はあると思います。

(HBC)
 高レベル放射性廃棄物の最終処分場を巡る問題で、文献調査からまもなく2年たつというところで、次のステップに進む際の知事のお考えを教えてください。

(知事)
 繰り返し申し上げてきているところでありますけれども、私といたしましては、寿都町や神恵内村における文献調査が終了した後に、仮に概要調査に移行しようとする場合については、条例制定の趣旨を踏まえまして、現時点で反対の意見を述べる考えです。

(読売新聞)
 五輪招致についてお伺いいたします。昨日、大会の招致スローガンが決まり、また一つ招致の実現に向けて段階が上がったのかなというふうに受け止めております。このスローガンについての受け止めと、あともう一つ、現在、五輪の汚職問題などで、北海道民であったり、日本全体もそうなのですけれども、この大会の招致の是非について考え方が変わってきている部分もあるかと思います。知事としては今後、招致に向けてどのような方針で取り組んでいくのか今一度お伺いいたします。

(知事)
 「世界が驚く、冬にしよう。」ということで、全国的な機運醸成に取り組んでいる(北海道・札幌2030オリンピック・パラリンピック)プロモーション委員会におきまして、招致活動で使う招致スローガンについて、インターネット投票の結果などを踏まえて、今申し上げた「世界が驚く、冬にしよう。」ということで決定されたところであります。道として、新たに策定された招致スローガンを活用した広報を、今後媒体がさまざま作成されてまいりますので、こういったものなどを活用しながら、(札幌)市の招致活動に連携、協力していきたいと考えています。
 そして今、東京大会を巡るさまざまな汚職事件の状況などがあります。事件については現在、捜査中という状況でありまして、今後、事実関係が明らかになった際には、組織委員会に関係する主体において、適切に判断、対応されるべきものであると考えています。われわれとしては、札幌市の招致活動に今後とも連携し、そして協力して対応していきたいと考えています。

(産経新聞)
 来年、知事選を迎えます。知事の心情についてはまだ明らかにされていませんが、いつぐらいのタイミングで、どういう場面で判断されるかということについて、今のお考えをお聞かせください。

(知事)
 それは適切なタイミングで判断したいと考えています。

(産経新聞)
 場所は。

(知事)
 適切な場所で判断したいと思います。

 

この文章については、読みやすいよう、重複した言葉づかい、明らかな言い直しなどを整理し作成しています。(文責:広報広聴課)

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