広報紙2022年11月号 特集1 北海道で働こう!

特集1 北海道で働こう!

北海道で、自分らしい働き方を始めませんか。

北海道には、地域に根ざしたさまざまな産業や暮らしがあります。
今回は、北海道で新たに自分らしい働き方を見つけた4人の方をご紹介します。

株式会社ルピシア 執行役員 お茶開発部 兼 ビール工場 良知 博昭(らち ひろあき)さん(ニセコ町)

画像 良知さん

ビール醸造と田舎暮らしの両方を実現しました。

●移住のきっかけは?

道外の食品会社に勤務していましたが、コロナ禍で転職を考え始めました。北海道の大学で発酵を学んだことからビール醸造に憧れがあり、目に留まったのがルピシアの求人募集でした。ルピシアは、2020年に東京からニセコ町に本社機能を移転したばかりで、新しく手がける地ビール事業のスタッフを募集していたのです。

●移住後の暮らしとお仕事は?

2021年春、家族4人でニセコ町に移住し、一戸建ての社宅で暮らす毎日。子どもたちが自然の中でのびのびと遊べる環境が気に入っています。

●今後の目標は?

地元の原料で北海道の皆さんに愛されるビールを造り、ビール工場と一緒に自分も成長していきたいと思います。

漁師 平川 力樹(ひらかわ りき)さん (利尻町)

画像 平川さん

先輩漁師たちに支えられ漁業の道へ。

●移住のきっかけは?

札幌市出身で、大学卒業後、ドイツとスイスでセミプロのサッカー選手をしていましたが、コロナ禍により2020年に帰国。次の道を模索する中で興味を持ったのが、漁師の仕事でした。道の漁業就業体験に参加して思いが強くなり、「漁業就業支援フェア」を通じて翌年に利尻町で就業しました。

●現在のお仕事は?

現在は3年間の長期研修中ですが、受け入れ実績の豊富な利尻町では、新規就業の先輩が多くいて心強いです。親方をはじめ皆さんに助けられ、コンブ養殖とウニ漁などで生計を立てられるようになりました。

●移住して良かったことは?

利尻島は食べ物がおいしくて暮らしやすく、自然遊びの宝庫なので飽きることがありません。自分に合った環境で好きな仕事ができることに喜びを感じています。

新和産業株式会社 室蘭事業所 輸送課環境班 山崎 麻紀(やまざき まき)さん(室蘭市)

画像 山崎さん

新しい仕事を通じて 違う自分に出会いました。

●転職のきっかけは?

約16年間、地元で高齢者介護の仕事をしていましたが、次男の就職をきっかけに自分も心機一転しようと、未経験分野への挑戦を決意しました。

●現在のお仕事は?

縁あって2019年に入社したのは、創業120年を超える老舗企業で、工場構内で荷役作業を行う会社。私はそこで散水車ドライバーの仕事をしています。散水車は、環境対策として構内での粉じんを抑えるために散水を行う特殊車両。もともと運転は好きでしたが、業務に必要な大型免許を、入社後に働きながら取得させてもらえたのがありがたかったです。

●転職して良かったことは?

男性が多い職種ですが、同僚の女性社員も数人いて、一緒に頑張っています。新しい仕事に挑戦したことで、違う自分に出会えた気がします。

阿江牧場 Sunset Farm 阿江 邦彦(あえ くにひこ)さん、阿江 うつき(あえ うつき)さん (せたな町)

画像 阿江さん

地域おこし協力隊を経て念願の牧場主に。

●移住のきっかけは?

兵庫県出身で、道内の大学で酪農を学びました。畜産関連会社で仕事をしていたときに、観光で訪れたのがせたな町。海に近い、小高い丘に建つ牧場の風景に感激しました。

2018年、妻と一緒に町の「移住体験ツアー」に参加し、役場の親身なサポートもあって就農を決意。翌年春に移住し、地域おこし協力隊として酪農ヘルパーの仕事に従事する2年間を過ごしました。その間に得た酪農に必要な知識と技術、先輩酪農家とのつながりが、いまも糧になっています。

●移住して良かったことは?

2021年春に念願の牧場主となり、現在は、乳牛30頭を飼育しています。酪農は、挑戦しがいのあるすばらしい仕事。毎日の仕事と妻や子どもたちとの暮らしが一体の環境は酪農ならではで、この町に来て良かったと思います。

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