知事コラム220609

6月9日配信:「なおみちカフェ in 留萌・上川」

地域で特色ある取組を実践されている方々から直接お話しを伺い、広く発信させていただく「なおみちカフェ」。
6月6日から8日にかけて、留萌管内と上川管内北部を今回初めて訪問してきました。

留萌市では、昨年結成された「るもい未来観光創生チーム」の皆さんからお話を伺いました。このチームには、企業や留萌市役所などの若手職員の皆さんが参加しており、観光を切り口に、地域の宝を再発見し磨き上げようと挑戦している姿が印象的でした。地域の未来を考える上で、若い力は必要不可欠であり、こうした受け皿となるチームがあることを大変心強く思いました。
また、今年4月にオープンした道の駅るもいの屋内交流・遊戯施設「ちゃいるも」には、子供たちが楽しめるボルダリングなどの遊具があり、カフェやアンテナショップも併設されています。雪の多い北海道で、子どもたちや地域の皆さんが天候に左右されることなく集まり、交流することができる大切な場所だと感じました。

羽幌町では、「るもい農業協同組合」の皆さんからお話を伺いました。るもい農協は、昨年2月に、全道で初めて、振興局管内すべての農協が合併して誕生しました。南北約200キロメートルの広大な地域で、水稲、畑作、果樹、酪農など多様な品目を生産していることは、営農指導などで難しい面もあるそうですが、バラエティ豊かな農産物を単一農協で取り扱うことは、大きな強みとなっています。その強みを活かして留萌地域の農業をPRするとともに、観光や漁業などの魅力も発信して、関係人口の増加を目指して取り組まれていることが印象的でした。

初山別村では、「初山別事業協同組合」の皆さんからお話を伺いました。この組合は、村の慢性的な人手不足を解消するために、村内の建設業者や商工業者、漁業者、社会福祉事業者など、様々な業種の方々が立ち上がり設立されました。今年3月には、地域の仕事を組み合わせて年間を通じた仕事を創出する特定地域づくり事業協同組合に、全道で3例目となる認定を受け、すでに3名の方が組合の派遣事業に従事されています。関係する皆様の想いと行動力が、労働力や担い手不足などの地域課題の解消につながることを期待しています。

このほか、国稀酒造や歴史的建造物群(増毛町)、多目的防災交流施設「群来る(くきる)」(小平町)、苫前町役場や夕陽ヶ丘風力発電所(苫前町)、遠別町移住交流支援センター(遠別町)、宇野牧場(天塩町)、中川町クラフト工房(中川町)、北海道おといねっぷ美術工芸高等学校(音威子府村)、美深白樺ブルワリー(美深町)、ワイナリー「森臥」(名寄市)、一の橋バイオビレッジ(下川町)を訪問しました。その様子はフェイスブックにも掲載しておりますので、是非ご覧ください。

今回、前菜からデザートまで全てが揃う留萌管内、地域創生の特徴ある先進的な取組が進む上川管内北部で、多くの皆様から直接お話を聞かせていただきました。本当にありがとうございました。これからも、どんどん道内各地域を訪問して、地域の声を政策に活かしていきたいと思います。

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