2000年世界農林業センサス 調査結果の概要(その2)

(2) 農家人口・就業構造

ア 農家人口 ~農家人口は15.8%の減少~

 農家人口は281,023人で、平成7年に比べ52,602人(15.8%)減少している。

 農家一戸あたりの世帯員数は4.0人となり、全国の4.3人を下回っている。

 また、北海道の総人口に占める農家人口の割合は、5.8%から4.9%に減少している。

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イ 年齢別農家人口 ~農家人口の高齢化が進む~

 農家人口を年齢別にみると、各階層とも農家人口の減少に伴い大きく減少しているが65歳以上では1.4%の減少にとどまっている。

 この結果、65歳以上階層の構成比は29.3%で、4.2ポイント上昇しており、男女別に65歳以上の階層の構成比をみると、男は23.6%から27.5%へ、女は26.5%から31.1%へと上昇している。

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ウ 就業状態(販売農家)

~基幹的農業従事者が58.3%~

 農業従事者は175,392人で、平成7年から12.2%減少しており、農業就業者は152,387人で、12.2%減少、基幹的農業従事者は132,160人で、平成7年から7.9%減少となっている。

 また、農業従事者、農業就業者、基幹的農業従事者のいずれも15歳以上の世帯員に占める割合が上昇して いる。

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~農業労働力の高齢化が進む~

 農業従事者、農業就業者、基幹的農業従事者のいずれも65歳以上の階層が平成7年より増えている。

 また、農業就業者、基幹的農業従事者については40歳から64歳で男性より女性の方が多くなっている。 

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エ 農業後継者(販売農家)の有無別農家数 

~農業後継者のいる農家は34.3%~

 販売農家のうち、農業後継者のいる農家(同居農業後継者及び他出農業後継者のいる農家)は21,468戸で、構成比は34.3%となっている。

 これを経営組織別にみると、稲作単一経営では農業後継者のいる割合は28.6%、酪農単一経営では41.0%となっており、複合経営では42.6%となっている。

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(3) 土地

ア 経営耕地面積 

~農家1戸あたりの規模拡大が進む~

 総経営耕地面積は996,637haで、2.6%減少しており、平成7年から引き続き減少している。

 一方、農家1戸あたりの経営耕地面積は14.3haで、引き続き増加しており、全国(1.2ha)の11.9倍になっており、全国の経営耕地面積に占める北海道の経営耕地面積の割合は25.7%となっている。

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~田の経営耕地がある農家が16.3%減少~

 経営耕地の種類別にみると、田のある農家の戸数は35,462戸で16.3%減少しており、その面積は224,236haで4.5%減少している。

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イ 借入耕地 ~借入耕地面積が30.3%増加~

 借入耕地のある農家の借入耕地面積は157,948haで、平成7年より30.3%増加している。    

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ウ 貸付耕地 ~貸付耕地面積が15.5%増加~

 貸付耕地のある農家の貸付耕地面積は31,292haで、平成7年より15.5%増加している。     

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エ 耕作放棄地 ~耕作放棄地が6.3%増加~

 耕作放棄地のある農家の耕作放棄地面積は9,336haで、平成7年より6.3%増加している。        

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(5) 農業生産(販売農家)

ア 作物(露地)の生産 ~販売目的で作付けた面積の26.9%は稲~

 販売目的で作付けをした農家の実数は49,006戸となっている。

 このうち稲を作付けした農家は26,070戸(作付け農家に占める割合53.2%)で、その作付け面積は136,330ha (作付けた面積に占める割合26.9%)となっている。

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イ 施設園芸 ~1戸あたりの施設面積が拡大~

 施設のある農家数は12,108戸で、平成7年に比べて27.4%減少したが、1戸当たり施設面積をみると、ハウスは23.5aで52%増加、ガラス室は13.6aで74.4%増加となっている。

 また、販売目的で施設に作付けした農家の内訳をみると、農家数、栽培面積とも野菜が最も多い。

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ウ 家畜 ~乳用牛、肉用牛、豚で1戸当たりの規模が拡大~

 家畜の飼養農家数はいずれも畜種も減少しており、豚と農用馬は減少率が40%を超えている。

 1戸あたりの飼養頭数をみると、乳用牛、肉用牛、豚で前回を上回っている。

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